山の風、海の風に誘われて・・。 -Since 2006.6.13-

自然の風が好きな「ささやん」です。

爽やかな風にのって、これから
健康で、楽しく過せますように・・・。

京都の景観づくり審議会

2006年11月07日 | 自然環境

京都の歴史的な風景を保全するため、

鴨川沿いや有名社寺の周辺で建物の高さやデザイン規制を

強化する規制を導入する。

遅い!

京都も他の町も、どこも同じようなビル・広告塔が氾濫しているではないか。

京都らしい景観に、既に遠慮なく割り込んでしまっている。

京都は「場所」では、古くから風致地区の規制があった。

でも、「眺望」では、規制がなかった。

比叡山の借景の庭で有名な「園通寺」。

縁側からの庭をとおして遠くの比叡山が美しい。

その昔、円通寺を建てる場所の選定時に、

比叡山が一番美しく見える所(高さ・場所)を選んだそうだ。

(えらい~!お坊さん)

何年も前に、住職が嘆いていた。

「借景の竹やぶの向こうにマンションが建築され、借景に入る予定。」

  なんと、興ざめ~。

でも、それを規制するものが無かった。

建築の法律でOKなら、どんな建物でも、どんな色でも、OK。

どの都市へ行っても、同じようなビルに同じ広告、駅前サラ金ラッシュ。

一方、ヨーロッパの古い町は、中世からそのまま保存、規制されている。

スイスの村は、町内の自治会の規制までが厳しい。

窓辺のゼラニュウムの花の色まで町内で、規制されるそうだ。

自分の土地だからといって、窓に洗濯物を干したり、

周りを汚くしたり、勝手に色を使う事はご法度。

ツエルマットのマクドナルドのお店も、

丸太小屋風、色もこげ茶で、町に、同化していた。

自分達の町を愛するゆえんだ。

京都らしい、

景観・眺望を後世に残したいものだ