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全県で防災キャンプを!

2013-11-10 | 精確!?な政策提案
 私の娘達も通う中田小学校で、この週末、2泊3日の通学合宿「心むすび合宿」が行なわれ、私も中田小の「親父の会」の1人として、参加者の「もらい湯(地元の方のお風呂を利用させてもらう)」の送迎を手伝いました。

 ※平成25年11月10日 静岡新聞記事

 中田小の場合、小4~小6の子供達30名が、地元の神社の社務所に寝泊りしながら、通学したり地域の歴史を勉強したりと様々な体験を行ないます。少し様子を拝見しましたが、テレビやゲームがないことを愚痴にしながらも、アカペラで学年別カラオケ大会を即席で開いたりと、みんなそれぞれ学年を超えた交流を楽しんでいました。

 通学合宿は、運営する方々、特に中心的な役割を担うPTA役員の方々の大変な努力により成り立っています。有休をとって手伝っている方もいました。通学合宿は大変意義のある行事ですので、もっと多くの小学生を対象にすべきと思いますが(実際、今年の場合も募集人数30名に対し、50名以上の申し込みがあったとのこと)、PTA役員の方々の負担等を考えれば、今の規模が限度のようです。

 そこで是非とも同様の取り組みをしてみたいと思うのが、以前も紹介した千葉県習志野市立秋津小学校における防災キャンプです。秋津小の場合は土日に行なわれており通学合宿ではありませんが、100名を超える参加者が学校内に張ったテントに泊まりながら、非常時の炊き出しの訓練も兼ねた夕食作り等を行なっています。秋津小ではコミュニティルームの運営が地域の方々によって行なわれたりするなど普段から地域の方々が学校の運営に直接関わったりや学校を拠点とした活動を行なっているので、そうした大規模のキャンプが可能となっているのです。

 実は静岡県内でも文部科学省の委託事業として防災キャンプが3地区で実施されています。そこで私が提案したいのは、防災キャンプを組み合わせた通学合宿を全県で実施できるよう、支援策を充実させると共に、全県で取り組む災害対策として、市町や自治会等の関係団体に協力を要請するというものです。

 地震等の大災害が発生すれば小学校は地域の避難所になるのですから、平時から学校の校庭や体育館等に泊まる体験をしておくことは、子供達だけでなく大人にとっても大変意味のあることでしょう。地域には、キャンプやバーベキューが好きな方やボーイスカウト等の方もいるのですから、そうした方々を巻き込む仕掛けを作ることが出来れば、いずれは秋津小のように、地域だけで自主的に防災キャンプも出来るようになるのではないかと思います。

 12月議会で行なう予定の一般質問でこの点を採り上げようと準備していたところ、偶然にも他会派の先輩議員が同様の主旨の質問をするということで直接の質問はしないことにしました。しかし、秋津小等で行われているコミュニティ・スクールの推進についても質問する予定ですので、その中で、通学合宿・防災キャンプについても触れたいと考えています。

 お読み下さり、ありがとうございます。


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