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静岡空港新駅を2020年までに!

2013-10-11 | 精確!?な政策提案
 10月9日の建設委員会での私の質疑の一部が、翌10日の静岡新聞で紹介されました。


※平成25年10月10日静岡新聞記事

 東京オリンピック招致は静岡空港新駅にとって絶好のチャンスであり、関係自治体と連携して実現に向けて取り組むべきという私の意見・質問に対し、担当者は、関係自治体と連携し国に働きかけていくが、まずはJR東海の理解を得ることが必要という回答でした。

 日頃から「人口減少社会を前提とした政策の実現が不可欠」と考えています。ですから、新規のインフラ整備は必要最小限、極力抑えるべきと常々訴えていますが、空港新駅は、その必要最小限のインフラだと考えています。なぜなら、静岡空港の魅力や利便性に加え、東京や首都圏のサポート・バックアップ機能の向上につながるからです。

 例えば、前月、川勝知事が国土交通大臣に空港新駅整備を要請した際にあげたメリットに、東京オリンピック開催時の航空需要等に応えるために羽田空港に新たな滑走路を整備(7千億円程度)するよりも、空港新駅整備(2百~4百億円程度)の方が格段に低コストという点があります。羽田空港は大空港ですから、着陸から空港を出るまでにも結構な時間が掛かりますが、小さい静岡空港の真下に新幹線新駅ができれば、東京や品川に出る時間は羽田と比べても大して変わらなくなるでしょう。

 また、活火山である富士山が万が一にも噴火した際、噴煙は基本的に東側に流れますから、羽田、成田等の空港が使えなくなる可能性がありますが、その際、富士山の西側にある静岡空港によるバックアップは大変重要となるでしょう。発生が危惧される首都直下型地震、あるいは関東大震災のような相模湾を震源地とする巨大地震により羽田空港が使えなくなった場合も同様です。

 このように空港新駅整備のメリットは静岡県だけのものではありません。ですから堂々と整備の必要性を更に声を大きくして訴えるべきと思いますし、早速、川勝知事は、同じく10日、国土交通大臣に再要請に行っています。流石は行動派の知事です。

 一つ配慮すべきは、東京オリンピック前に新駅を完成させるということは、隣駅、特に掛川駅に停車する新幹線の減便につながる可能性が高い点です。ですから、委員会でも指摘しましたが、掛川駅周辺の自治体や利用者にも十分に配慮しながら、全県を挙げてJR東海や国に働きかけていくことが新駅実現に欠かせないはずです。

 お読み下さり、ありがとうございます。

 


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