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マックスーゲルソン博士の抗ガン食について 栄養医学ブログ 日本ビタミンC研究会 藤井毅彦

2024-08-14 10:21:38 | 健康・病気

ガン予防では、食習慣が重要と言われています。近年、日本では欧米食が広まり、従来の和食は影を潜め、さらに、超加工食品やファーストフード、さらに添加物まみれのの食品が追い打ちをかけ、これらがガンの発症と関係あると、欧米の研究で報告されています。

マックスーゲルソン博士によると、彼の考案した抗ガン食は、無塩で、動物性脂肪を含みません。また、その抗ガン食にミネラルのカリウムが強化され、ガン患者は、果物や野菜のジュースと特性のスープを飲み、カリウムを補給しています。なお、特性のスープは、パセリの根、セロリーの茎、それに西洋ネギ、トマト、ニンジン、タマネギ、ジャガイモなどで作ります。なお、ガン患者には、栄養素のヨードを摂取するため、ビール酵母も与えます。また、アルコール飲料、タバコ、肉類、メリケン粉などは禁じられ、燻製類、缶詰、その他の保存食品、チョコレート、コーヒー、紅茶、スパイス類も禁止され、制限が厳しいものであった。

また、ガン患者の体が、ゲルソン博士の抗ガン食によって敏感になるため、麻酔は禁止しています。大量排便が有益なため、毎日、頻回に潅腸を実施します。このような治療により、絶望的な症例では3割、初期のガン患者では、ほとんど全例を治癒せしめた。症例数は50名であった。このゲルソン博士の食事療法は、現在、米国、カナダで普及しています。

米国で発表されたガン予防食品の代表的なものは、食物線維、ニンニク、生姜、ウコン、玉ねぎ、ビール酵母、マッシュルームなど茸類、ヨーグルト(砂糖、人工甘味料無添加),アスパラガス、蜂蜜、海藻、リンゴなど果物類、高麗人参などです。そして、さらにガンを予防するには、食品添加物、保存剤、安定剤、動物性脂肪、超加工食品、ファーストフード、インスタント食品などの摂取を出来るだけ避けることです。また、農薬やカビ類に汚染された食品も避けるべきです。また、、生活が便利になった反面、ガンの発症リスクが高まっているのが現実です。

References

Conrad Dancan. Ultra-processed foods may be linked to increased risk of cancer. Imperial News. Feb2023

Common US food additives may cause cancer. NeesWeek.Feb240, 2024

Gerson ,M. (1958)A cancer therapy:Results of fifty  cases. Totality Books.

 

 

 


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