ビタミンCと体質については、体質的に脳機能が繊細な人は、ビタミンCやビタミンB群の必要量が、繊細でない人に比べ多く、その人が、これらビタミン類を十分接摂取していない場合と持続的ストレスに晒されている場合、うつ病や統合失調症、それに強迫性障害の発症の危険性が生じる、とHoffer博士などは研究・報告しています。
また、アスピリンなどの医薬品の頻回摂取は、アスピリンなどが体内のビタミンCを多くを破壊するので、医薬品などを摂取する場合、同時にビタミンCを多く摂取して、体内のビタミンC値を正常値に維持できるようにすることが、健康保持面で必要、と報告されています。
アスピリン以外の鎮痛薬、抗生物質、消炎剤、トランキライザーなども体内のビタミンCを破壊する、と報告されています。したがって、これらの医薬品を摂取する場合、ビタミンCの粉末の摂取が推奨されています。
次に、ビタミンCには、体内のインターフェロン産生促進作用、アナフィラキシイーの原因のヒスタミンを抑制する作用などもあります。なお、体外からインターフェロンを投与すると、強い副反応が生じますが、ビタミンCによる体内インターフェロンは、副反応は報告されていません。
ガン治療の補助療法として、ビタミンCとビタミンA、ビタミンDの併用療法が米国やカナダで実施され、効果を高めるだけでなく、ビタミンAやビタミンDなどの副作用を緩和する、との報告もあります。さらに、抗がん剤の副作用を軽減するとの臨床研究もあります。また、ビタミンCナトリウムやビタミンC粉末と、手術、免疫療法、インターフェロン療法との併用は、さらに効果的、と報告されています。ナトリウムイオンが良くない腎臓病患者や動脈硬化症患者には、ビタミンCナトリウム点滴には医師との相談が必要で、逆に、ビタミンCの経口投与が腎臓病や糖脈硬化症を併発しているガン患者には、適切かもしれない。ガンの食事療法にこれらビタミン類を加えることは、ガン患者のの免疫能を高める点で、補助的因子として重要である、と考えられます。
References
Stone, I. (1972)The healing Factor: VitaminC against Disease. Grosset and Dunlap
George E. Berkley. Cancer: How to prevent it &How to help your doctor fight it. 1978 by Prentice-Hall, Inc
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