森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

三分一湧水

2011年07月03日 | 空色の休日 2011 

こんな7月の蒸暑い時は、甲斐小泉駅のすぐ西にある「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)公園」が涼しいぞ・・・・と、いうことで一休みに行ってみました。


木道を進み森の中を行くと八ヶ岳の湧水の音が聞こえてきます。


名前の由来は、その昔、湧水の利用をめぐり長年続いた水争いを治めるため、三方の村々に三分の一づつ平等に分配できるよう工夫したことからきています。湧水は、利水権を持つ地区住民で組織する管理組合や地元住民によって管理され、農業用水として重要な役割を果たしています。湧水量は1日8,500トン、水温は年間を通して摂氏10度前後を保っています。
三分一湧水は女取湧水とともに八ヶ岳南麓高原湧水群として日本名水百選に数えられています。八ヶ岳の峯々に降り積もった雪は伏流水となり、長い年月をかけ麓に清らかな泉となって湧き出します。八ヶ岳南麓にはこのような湧き水がいくつか知られています。


何だか深い歴史を持ったような「三分一湧水」でした。




■森の中の恍惚:北杜市へ行こう! 2011
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