ASUKのババは日々元気に暮らしたい。

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日々の出来事に愚痴も出てきます。

今話題の「風立ちぬ 」見てきました。

2013-09-06 12:25:00 | 映画
原作・脚本・監督/宮崎 駿
音楽/久石 譲(サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)
主題歌/「ひこうき雲」荒井由美(EMI Records Japan) スタジオジブリ・日本テレビ・

日本テレビでこれでもかというように宣伝していたので 興味あり
感想と言えば ウン  私から言えば可もなく不可もなく、、

実在の人物と当時を生きた作家の話を2時間の放映時間 良くまとめているし
 画像もきれいで 細かいとこまで描かれているけど 
 今までの宮崎監督の作品と違って 実在の人物が登場 これをアニメにしたところは
やはり描ききれない部分が多数あると思う。
多少物足りないところが出てくるのは仕方がないのかと
下のメッセージを読むと納得です。

そして宮崎監督のメッセージが

大正から昭和前期にかけて、みどりの多い日本の風土を最大限美しく描きたい。
空はまだ濁らず白雲生じ、水は澄み、田園にはゴミひとつ落ちていなかった。
一方、町はまずしかった。建築物についてセピアにくすませたくない、モダニズムの東アジア的色彩の氾濫をあえてする。道はでこぼこ、看板は無秩序に立ちならび、木の電柱が乱立している。
 少年期から青年期、そして中年期へと一種評伝としてのフィルムを作らなければならないが、設計者の日常は地味そのものであろう。観客の混乱を最小限にとどめつつ、大胆な時間のカットはやむを得ない。三つのタイプの映像がおりなす映画になると思う。
 日常生活は、地味な描写の積みかさねになる。
 夢の中は、もっとも自由な空間であり、官能的である。時刻も天候もゆらぎ、大地は波立ち、飛行する物体はゆったりと浮遊する。カプローニと二郎の狂的な偏執をあらわすだろう。
 技術的な解説や会議のカリカチュア化。航空技術のうんちくを描きたくはないが、やむを得ない時はおもいっきり漫画にする。この種の映画に会議のシーンが多いのは日本映画の宿痾である。個人の運命が会議によって決められるのだ。この作品に会議のシーンはない。やむを得ない時はおもいきってマンガにして、セリフなども省略する。描かねばならないのは個人である。
リアルに、幻想的に時にマンガに全体には美しい映画をつくろうと思う。

2011.1.10
宮崎 駿