1636年 ホンタイジは国号を清に改め 自らを皇帝と称した
また 漢族の制度に倣い法規を整え 民の暮らしを重んじ
中原へ入るための基盤を固めたのである。
ホンタイジは「漢族は皇帝を天子と崇めるため 暗君が続いても明朝は倒れない
彼らの説く道も一理ある 明朝の制度を取り入れるつもりだと
まずは国を治める前に 皇后妃を冊封することで皇家を治めたい」として
哲哲を皇后に立てることにしたと言う。
哲哲は喜び「陛下が政務に専念できるよう しっかりと後宮を治めたいと思います」
ひざまづく哲哲
后妃を冊封することで 福晋の宮女達がご機嫌取りに我先にとホンタイジの所へ押しかけている。
玉児の宮女スマを見かけたホンタイジは「なぜ黙って立っている?」と声をかけると
玉福晋からは何も仰せつかっていないが 焦って独断でやってきたというとホンタイジは
「他の福晋と違って玉福晋は優雅なものだな」皮肉る
哲哲の宮女は福晋達が躍起になっているから陛下は不機嫌の様子だと報告すると
哲哲は福晋達が躍起になるほど男は喜ぶ 陛下も心ではご満悦のはず
妃争いなんて好きにさせればいい 皇后は私一人だけだから」とほくそ笑む。
ホンタイジのとこへホーゲが山中で明に包囲されているのに
呉克善は出兵していないとの報告が入る。
ホンタイジの兄はドルゴンとドドに遣わせてはと言うが 出征が重なり疲れているから
他の者を遣わせろと命令
玉児とスマ
玉児は叔母上のお祝にと梅の絵を描いている。
それを見てスマは「悠長な事をしている場合か 妃は4名 みな躍起になっている。」
とやきもきするが
玉児は「結果がどうなろうが運命よ 愛されなければ皇后の位でさえ意味はない
私が求めているのは真心よ それ以外はどうでもいい」
スマは「大福晋が良く言われているように 後宮では真心なんて望めません
だから努力しないと 御母上に叱られますよ」
玉児は母サイチーヤーが上京していると知って喜ぶ
サイチーヤーとホンタイジ
ホンタイジに
「天下統一は目前 この玉の龍こそ陛下にふさわしいかと
呉克善が不調ゆえ出兵できないと心を痛めているゆえ
こうして私を謝罪に遣わせたのだとこの龍に免じて愚息を許してください」
「許すも何も呉克善は朕の戦友である。呉克善はどんな病を患っているのだ」と聞く
サイチーヤーは
「気の病で、、 溺愛の妹が何者かに陥れられ陛下のご不興を買い
妃に封じられる望みもなく 憂いた結果 病を患ったのです」
それを聞いたホンタイジは
「呉克善は心配が過ぎる 玉児が悪事などを働こうか
誤解なのは分かっておる 」
「玉児が入宮し 清は連戦連勝し前途は開けております。
宿敵 袁崇煥も排除させました 娘一人の手柄ではないのですが
玉児は“幸運の星”ゆえ陛下に
天・地・人の利を呼びこんだのかと」
「もちろんだ 玉児を悪いようにはせん 彼女には皇后と共に後宮を管理させる
后妃の中では 哲哲に続く地位を与えるだろう」その言葉に満足なサイチーヤー
すぐに呉克善に病を治し出兵させると言う。
そして玉児が妃になるまで滞在を願い出る。
(ホーゲを救うために玉児の地位を約束させたわけですね)
玉児に会うなりサイチーヤーは
「悠長だ、わずかの事で勝者と敗者になる なぜ母の言うことが聞けない?」と怒る。
哲哲がサイチーヤーの歓迎に宴を開くと言う
集まった福晋達にお世話になっているお礼だと「使用人に取らせた血燕の巣」だと渡すと
海欄珠は母タナを思い出し 具合が悪くなる。
それを見たサイチーヤーは
「血燕の巣は妊婦の滋養にも役立つ でも不吉な者が食したところで
せっかくの効能を打ち消すだけだわ」
「子がお腹を蹴るものでね」睨む海欄珠
「そんなに元気ならきっと男の子だわ」ナムチョンが言う
「陛下も占わせたら男の子だと」自慢気な海欄珠
「子の性別は生まれてから分かるものよ 思い通りに出産できるかしら」
サイチーヤーが言うと 海欄珠はあざ笑うような口元
玉児はあわてて取り繕う 「すみません 母に悪気はないんです」
「分かっているわ 母上に悪気はない あなたは男の子を身ごもるも流産してしまった
あなたを傷つけるような話を母君がわざとするわけがない」ナムチョンの言葉に
顏色が変わるサイチーヤー。
黙って聞いている哲哲
お腹をさすりながら「赤ちゃん 早く会いたいわ 陛下のように
威風堂々とした男の人になるのよ」と余裕を見せる海欄珠
福晋たちで范殿に絵を描いてもらうことに・・・
(そして負けず劣らず 女達の戦いは続きますが 書ききれませんので省略)
玉児はヤーチュンの見舞いに行く 母サイチーヤーも一緒にくる。
色々気遣う玉児を横目で見ながら サイチーヤーは化粧品に目をとめた。
あわてて食べるヤーチュンに
「妃と違って包子は奪われないわ」冷やかに言うサイチーヤー
「私は妃より包子のほうがいい」と無心に食べる姿を睨むように見るサイチーヤー
冷宮を後にする玉児と母
サイチーヤーは哲哲に話があるからと 再びヤーチュンの所へ行く。
ヤーチュンは正気に戻っていたことをサイチーヤーは見抜いていた。
「バカを装いながら 心の中で玉児をあざ笑っていたのだろ?」怒る
その言葉に「いいえ違う 陥れる為ではない 生きていくためよ」
「後宮では 寵愛を争ってばかりで 友はいなかった 一番つらかった時
私を救ったのは友だった 友を失いたくないから黙っていた」
涙ながらにいうヤーチュン
「実に感動的だこと でも私は玉児ではない 騙されないわよ
流産させた罪の追求を恐れて 玉児の前で芝居し同情を買っているのね?」
ヤーチュンは首を横に振り「私はやっていない 哲哲が手をまわしたのだわ」
「もう一度言って 哲哲の仕業だと言う証拠はあるの?」
「証拠があればとっくに訴えている 哲哲から届けられる米汁を飲まないようにしたら
正気に戻ったの 米汁に薬を入れていたのだ」
「なぜ 玉児に告げなかったの?」
「哲哲は彼女の叔母 玉児が信じなければ私は友を失う 友を失いたくないの
それに私が正気だと知ったら 哲哲は私を始末するはずだわ」
「私が手出しできないようにすると言ったら?」
サイチーヤーは相手の胸に突き刺すような様な目をしていう。
哲哲は皇后の衣装を前に喜びを隠せずにいた。
そこへサイチーヤーが
「冊封前から皇后娘娘だなんて ずいぶん気が早いのね」入ってくる。
「兄上の希望にようやく応えられた 喜んでくれないの?」
「当然喜んでいるわ 素敵な衣装だこと 玉児の流した涙と
叔母への情も詰まっている 価値はつけられないわ」
「玉児を皇后にしたいのね?だけど運がないなら諦めるしかない
それに后妃の中で 私に次ぐ妃なら満足なはず」哲哲は言う。
「もし皇后になりたいがあまり 卑劣な手で玉児の子を害したのなら
明日それを着るのはあなたではないわね」睨みあう2人
「あなたに敬意を表す玉児に よくも残酷な真似をしたわね」とサイチーヤー
「あなたも大福晋になるため 残酷な手を使ったはず 私など足元にも及ばないわ
経験も豊富でしょうに 焦っているの?」ひるむことなく言葉を返す哲哲
「よくも無礼な態度を、 私と呉克善の後ろ盾がなくてもホンタイジは
あなたを皇后に封じる?」
「だったら 阿古拉や海欄珠を利用するまでよ 変わりはいるわ 私は清の皇后よ!
言葉を慎んでほしいわ どちらの立場が上か考えて」
「皇后の座に就くまでは どうなるかわからないわ 皇后娘娘」
意味ありげに言うサイチーヤー
皇后冊封の儀の日
皇子や着飾っている福晋達が集まっているに大福晋がこない
ホンタイジ 哲哲を待ちかねているところへ宮女が駆け付けてくる
皇后の衣装を着たヤーチュンが死んでいた。
鋏で心臓を刺し甕に落ちたようだと なぜ死ぬのだ?ホンタイジの言葉に
哲哲は「どうかお許しください 淳福晋は私が皇后に封じられると聞き
自分こそが皇后だとわめいていたそうです
儀式の準備で宮女の目が届かぬすきを狙い
私の寝宮の衣装を盗み自害に及んだのでしょう。
淳福晋を死なせたのは私の落ち度でした 」
ホンタイジは「淳福晋は何度も自害を図った 哲哲の責任ではない」
ヤーチュンの亡きがらにすがって泣く玉児 それを冷ややかにみる
サイチーヤー
「冊封の儀に自害など 不吉すぎますね」哲哲に向かってナムチョンは言う
海欄珠もまた「おめでたい日なのに」
「天意は計りがたいものだわ」サイチーヤーの言葉に哲哲は睨む
ホンタイジは「冊封の儀は別の吉日に行おう」
「陛下に任せます。」
庭で阿古拉を見かけるサイチーヤー 「なぜ 宮殿に?」不思議に思い
後をつけようとするとナムチョンの姿も見かける。
サイチーヤーの姿に気がついたナムチョンは猫を探す振りをするが
「玉児が猫騒動で流産してから 宮殿で猫を飼うことは禁じられているはず
私通している猫なら見かけたけどね」サイチーヤーの言葉に
「だから何?」開き直るナムチョン
「あなたは切れ者よ そのことは誰もが知っている
もう少し身の程をわきまえたらどう?せっかく ホンタイジに嫁げたのに
一族が安住の地を得たことに満足するべきよ
だけど 余計な欲を出してしまえば悲惨な末路が待つだけだわ」
「大福晋の忠告は実に奥深いですね でもその忠告は愛娘に伝えるべきでは?
ドルゴンと玉福晋の件は私も教訓にしますわ 私とあなたは草原でも
最も聡明と言われている でも交流する機会もなかったわ
海欄珠が目障りなんでしょう?排除したいなら 協力しましょうか?」
ナムチョンの言葉に
「変わり身が早いこと 協力すると言いながら背後で刀を抜きはしない?
恐れ多くて厚意は受け取れないわ」言い残して立ち去るサイチーヤー
その後ろ姿を見送るナムチョンと阿古拉
「どこまでも侮れない女だ 面倒な事になるぞ」阿古拉
「友になれぬのなら 敵になるかしかないわね」ナムチョン
(ヤーチュンを殺したのはサイチーヤーか哲哲か意外とナムチョンだったりして
ナムチョンとサイチーヤーが現れてから女達の戦いは益々激しくなってきました。
また 漢族の制度に倣い法規を整え 民の暮らしを重んじ
中原へ入るための基盤を固めたのである。
ホンタイジは「漢族は皇帝を天子と崇めるため 暗君が続いても明朝は倒れない
彼らの説く道も一理ある 明朝の制度を取り入れるつもりだと
まずは国を治める前に 皇后妃を冊封することで皇家を治めたい」として
哲哲を皇后に立てることにしたと言う。
哲哲は喜び「陛下が政務に専念できるよう しっかりと後宮を治めたいと思います」
ひざまづく哲哲
后妃を冊封することで 福晋の宮女達がご機嫌取りに我先にとホンタイジの所へ押しかけている。
玉児の宮女スマを見かけたホンタイジは「なぜ黙って立っている?」と声をかけると
玉福晋からは何も仰せつかっていないが 焦って独断でやってきたというとホンタイジは
「他の福晋と違って玉福晋は優雅なものだな」皮肉る
哲哲の宮女は福晋達が躍起になっているから陛下は不機嫌の様子だと報告すると
哲哲は福晋達が躍起になるほど男は喜ぶ 陛下も心ではご満悦のはず
妃争いなんて好きにさせればいい 皇后は私一人だけだから」とほくそ笑む。
ホンタイジのとこへホーゲが山中で明に包囲されているのに
呉克善は出兵していないとの報告が入る。
ホンタイジの兄はドルゴンとドドに遣わせてはと言うが 出征が重なり疲れているから
他の者を遣わせろと命令
玉児とスマ
玉児は叔母上のお祝にと梅の絵を描いている。
それを見てスマは「悠長な事をしている場合か 妃は4名 みな躍起になっている。」
とやきもきするが
玉児は「結果がどうなろうが運命よ 愛されなければ皇后の位でさえ意味はない
私が求めているのは真心よ それ以外はどうでもいい」
スマは「大福晋が良く言われているように 後宮では真心なんて望めません
だから努力しないと 御母上に叱られますよ」
玉児は母サイチーヤーが上京していると知って喜ぶ
サイチーヤーとホンタイジ
ホンタイジに
「天下統一は目前 この玉の龍こそ陛下にふさわしいかと
呉克善が不調ゆえ出兵できないと心を痛めているゆえ
こうして私を謝罪に遣わせたのだとこの龍に免じて愚息を許してください」
「許すも何も呉克善は朕の戦友である。呉克善はどんな病を患っているのだ」と聞く
サイチーヤーは
「気の病で、、 溺愛の妹が何者かに陥れられ陛下のご不興を買い
妃に封じられる望みもなく 憂いた結果 病を患ったのです」
それを聞いたホンタイジは
「呉克善は心配が過ぎる 玉児が悪事などを働こうか
誤解なのは分かっておる 」
「玉児が入宮し 清は連戦連勝し前途は開けております。
宿敵 袁崇煥も排除させました 娘一人の手柄ではないのですが
玉児は“幸運の星”ゆえ陛下に
天・地・人の利を呼びこんだのかと」
「もちろんだ 玉児を悪いようにはせん 彼女には皇后と共に後宮を管理させる
后妃の中では 哲哲に続く地位を与えるだろう」その言葉に満足なサイチーヤー
すぐに呉克善に病を治し出兵させると言う。
そして玉児が妃になるまで滞在を願い出る。
(ホーゲを救うために玉児の地位を約束させたわけですね)
玉児に会うなりサイチーヤーは
「悠長だ、わずかの事で勝者と敗者になる なぜ母の言うことが聞けない?」と怒る。
哲哲がサイチーヤーの歓迎に宴を開くと言う
集まった福晋達にお世話になっているお礼だと「使用人に取らせた血燕の巣」だと渡すと
海欄珠は母タナを思い出し 具合が悪くなる。
それを見たサイチーヤーは
「血燕の巣は妊婦の滋養にも役立つ でも不吉な者が食したところで
せっかくの効能を打ち消すだけだわ」
「子がお腹を蹴るものでね」睨む海欄珠
「そんなに元気ならきっと男の子だわ」ナムチョンが言う
「陛下も占わせたら男の子だと」自慢気な海欄珠
「子の性別は生まれてから分かるものよ 思い通りに出産できるかしら」
サイチーヤーが言うと 海欄珠はあざ笑うような口元
玉児はあわてて取り繕う 「すみません 母に悪気はないんです」
「分かっているわ 母上に悪気はない あなたは男の子を身ごもるも流産してしまった
あなたを傷つけるような話を母君がわざとするわけがない」ナムチョンの言葉に
顏色が変わるサイチーヤー。
黙って聞いている哲哲
お腹をさすりながら「赤ちゃん 早く会いたいわ 陛下のように
威風堂々とした男の人になるのよ」と余裕を見せる海欄珠
福晋たちで范殿に絵を描いてもらうことに・・・
(そして負けず劣らず 女達の戦いは続きますが 書ききれませんので省略)
玉児はヤーチュンの見舞いに行く 母サイチーヤーも一緒にくる。
色々気遣う玉児を横目で見ながら サイチーヤーは化粧品に目をとめた。
あわてて食べるヤーチュンに
「妃と違って包子は奪われないわ」冷やかに言うサイチーヤー
「私は妃より包子のほうがいい」と無心に食べる姿を睨むように見るサイチーヤー
冷宮を後にする玉児と母
サイチーヤーは哲哲に話があるからと 再びヤーチュンの所へ行く。
ヤーチュンは正気に戻っていたことをサイチーヤーは見抜いていた。
「バカを装いながら 心の中で玉児をあざ笑っていたのだろ?」怒る
その言葉に「いいえ違う 陥れる為ではない 生きていくためよ」
「後宮では 寵愛を争ってばかりで 友はいなかった 一番つらかった時
私を救ったのは友だった 友を失いたくないから黙っていた」
涙ながらにいうヤーチュン
「実に感動的だこと でも私は玉児ではない 騙されないわよ
流産させた罪の追求を恐れて 玉児の前で芝居し同情を買っているのね?」
ヤーチュンは首を横に振り「私はやっていない 哲哲が手をまわしたのだわ」
「もう一度言って 哲哲の仕業だと言う証拠はあるの?」
「証拠があればとっくに訴えている 哲哲から届けられる米汁を飲まないようにしたら
正気に戻ったの 米汁に薬を入れていたのだ」
「なぜ 玉児に告げなかったの?」
「哲哲は彼女の叔母 玉児が信じなければ私は友を失う 友を失いたくないの
それに私が正気だと知ったら 哲哲は私を始末するはずだわ」
「私が手出しできないようにすると言ったら?」
サイチーヤーは相手の胸に突き刺すような様な目をしていう。
哲哲は皇后の衣装を前に喜びを隠せずにいた。
そこへサイチーヤーが
「冊封前から皇后娘娘だなんて ずいぶん気が早いのね」入ってくる。
「兄上の希望にようやく応えられた 喜んでくれないの?」
「当然喜んでいるわ 素敵な衣装だこと 玉児の流した涙と
叔母への情も詰まっている 価値はつけられないわ」
「玉児を皇后にしたいのね?だけど運がないなら諦めるしかない
それに后妃の中で 私に次ぐ妃なら満足なはず」哲哲は言う。
「もし皇后になりたいがあまり 卑劣な手で玉児の子を害したのなら
明日それを着るのはあなたではないわね」睨みあう2人
「あなたに敬意を表す玉児に よくも残酷な真似をしたわね」とサイチーヤー
「あなたも大福晋になるため 残酷な手を使ったはず 私など足元にも及ばないわ
経験も豊富でしょうに 焦っているの?」ひるむことなく言葉を返す哲哲
「よくも無礼な態度を、 私と呉克善の後ろ盾がなくてもホンタイジは
あなたを皇后に封じる?」
「だったら 阿古拉や海欄珠を利用するまでよ 変わりはいるわ 私は清の皇后よ!
言葉を慎んでほしいわ どちらの立場が上か考えて」
「皇后の座に就くまでは どうなるかわからないわ 皇后娘娘」
意味ありげに言うサイチーヤー
皇后冊封の儀の日
皇子や着飾っている福晋達が集まっているに大福晋がこない
ホンタイジ 哲哲を待ちかねているところへ宮女が駆け付けてくる
皇后の衣装を着たヤーチュンが死んでいた。
鋏で心臓を刺し甕に落ちたようだと なぜ死ぬのだ?ホンタイジの言葉に
哲哲は「どうかお許しください 淳福晋は私が皇后に封じられると聞き
自分こそが皇后だとわめいていたそうです
儀式の準備で宮女の目が届かぬすきを狙い
私の寝宮の衣装を盗み自害に及んだのでしょう。
淳福晋を死なせたのは私の落ち度でした 」
ホンタイジは「淳福晋は何度も自害を図った 哲哲の責任ではない」
ヤーチュンの亡きがらにすがって泣く玉児 それを冷ややかにみる
サイチーヤー
「冊封の儀に自害など 不吉すぎますね」哲哲に向かってナムチョンは言う
海欄珠もまた「おめでたい日なのに」
「天意は計りがたいものだわ」サイチーヤーの言葉に哲哲は睨む
ホンタイジは「冊封の儀は別の吉日に行おう」
「陛下に任せます。」
庭で阿古拉を見かけるサイチーヤー 「なぜ 宮殿に?」不思議に思い
後をつけようとするとナムチョンの姿も見かける。
サイチーヤーの姿に気がついたナムチョンは猫を探す振りをするが
「玉児が猫騒動で流産してから 宮殿で猫を飼うことは禁じられているはず
私通している猫なら見かけたけどね」サイチーヤーの言葉に
「だから何?」開き直るナムチョン
「あなたは切れ者よ そのことは誰もが知っている
もう少し身の程をわきまえたらどう?せっかく ホンタイジに嫁げたのに
一族が安住の地を得たことに満足するべきよ
だけど 余計な欲を出してしまえば悲惨な末路が待つだけだわ」
「大福晋の忠告は実に奥深いですね でもその忠告は愛娘に伝えるべきでは?
ドルゴンと玉福晋の件は私も教訓にしますわ 私とあなたは草原でも
最も聡明と言われている でも交流する機会もなかったわ
海欄珠が目障りなんでしょう?排除したいなら 協力しましょうか?」
ナムチョンの言葉に
「変わり身が早いこと 協力すると言いながら背後で刀を抜きはしない?
恐れ多くて厚意は受け取れないわ」言い残して立ち去るサイチーヤー
その後ろ姿を見送るナムチョンと阿古拉
「どこまでも侮れない女だ 面倒な事になるぞ」阿古拉
「友になれぬのなら 敵になるかしかないわね」ナムチョン
(ヤーチュンを殺したのはサイチーヤーか哲哲か意外とナムチョンだったりして
ナムチョンとサイチーヤーが現れてから女達の戦いは益々激しくなってきました。