(イブのサンタたちと・・・恋人達)
娘に小言を言い、反抗的な態度に腹を立て
言いかえしたものの
いつもならダメ高校生の一人や二人
やり込めるだけのボギャフラリーは
持ち合わせている
しかしこのところの憂鬱モードが災いして
しどろもどろの論理破綻で
言い終わらぬうちに、泣きモードに入り
娘に「おとなげ(大人気)ない!」
などと言われ、ますます激怒し
心の中では
あんたにゃ言われたくない!
約束は必ず・・・守らんし!
言われたことは「後で~」ですませる
高校生としての自覚も薄い
我が家の家族としての自覚もさ
ぷんぷん!
で・・・あるも
結局
「もういい!早く風呂入って寝なさい!」
と打ち切った
しばらくすると冷静さが戻り
確かに「大人気ない」と
我ながら思うのだった。
しかし「大人気ない」のは
今に始まった事ではない
生まれながらに大人気なく育ち
大人気なく生きて来た
これからも死ぬまで
たぶん大人気なく生きていく
悪いか!と、ひとりごちる夜。
ふん。だからなによ
皆が皆、大人な母っていうのか?
大人気ない母親に育てられた娘はきっと
反面教師で大人な母親になってくれるに
違いないと、淡い期待をするのだった。
夜ベッドで
撮ったビデオを回したら
撮ったつもりのない映像が流れてきて
桑田圭祐が
「明日晴れるかな」クリックです
を歌っていた
耳を澄ませば心の声は
僕に何を語り掛けるだろう?
今は汚れた街の片隅にいて
あの頃の空を思うたびに
神より賜えし孤独やトラブル
泣きたい時には泣きなよ
これが運命(さだめ)でしょうか?
あきらめようか?
季節は巡る魔法のように
と
ジャストミートな歌を歌っていた
撮ってねーよ!
とつぶやきつつも
結局最後まで
長門ヒロユキ的?顔した
歌ウタイの熱唱に聞き入った
「愛」失くして「情」も無い?
嘆くようなフリ
世の中のせいにするだけ
「哀」無くして「楽」は無い
るるるるるるる~
あだぶらかだぶら~と
そろそろ穴から抜け出そう
年末の溜まりに溜まった
あだぶらかだぶら~な仕事も
さっさとかたずけなきゃね
西日本新聞名作文庫は21日から
坂口安吾の「堕落論」が載っている
「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ」
と説いたとある
堕ちきるとはどういうことか な?
などと考えつつも
ながらへば またこのごろや しのばれむ
憂しとみし世ぞ 今は恋しき
藤原清輔朝臣(ふじわらのきよすけあそん)
って
少し這い上がりな感じで
2007年イノシシ最後の日々の
猛進に入ろうと思った
「明日晴れるかな~」