RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

聖なる怠け者を置いて望郷異聞に冒険にでて生かされよ夏

2013-07-04 01:13:25 | 超おすすめ

ニコンな拡大レンズはすぐれもの


夏は読書である

いよいよ文字通り文字が見えにくい
文字もだけれど
平面図がやたら小さくなり
昔は青焼きだったから
A0.A1サイズが本流でまあ
そこそこ のスケールだった
今はA3図面で数量拾いをしろ
と言われ
植栽平面図を見る

樹木なんか数ミリの○の中に
樹種の記号文字をいれ
虫眼鏡がなけりゃ見えやしない





因みに○ケはケヤキ
○クはクス
○ハマはハマヒサカキだったり
ハマボウだったり
ハマナシあるいは
ハマナデシコ
ハマギクなんかもあるから
ハヒだとか
ハシだとか
ハボなんてのもあって
海沿いの植物は
ますますややこしい
と浜辺で嘶く馬になる




それは老いといて
いや ん
老いてメガネに頼る日々(笑)
いやはや話は戻る
夏は読書でしょメガネかけても

眠れぬ夜のオススメ
とりあえずは
森見登美彦アワー
『聖なる怠け者の冒険』を適宜読みながら
他の本も同時進行する俗なる働き者るるである
「聖なる怠け者の冒険」は
朝日新聞に連載していた内容とは違う物語
になっているとあとがきにある
我が家は朝日新聞じゃないし
読んでないから、それは酔い、宵、べつに良いがね





その主人公
聖なる怠け者の小和田君は

「一日やニ日の休暇に何の意味があろうか、人生全体からみれば誤差の範囲だ。いたずらに物足りなさを感じるばかりで、退屈の底まで行きつけない。退屈で退屈でイヤになるぐらい怠けなければ、働く意欲なんて湧くもんか」

と、
つねづね考えているわけです
特に日本人は休暇を憎むからね
怠け者を憎むからね
なんだろうね





だから
新しいヒーローは怠け者でなければならない
まあそんな気がして
いい加減な登場人物たちの適当な行動を
いそいそ
虫眼鏡で文字文字するのであった
その一方で
ドラマチックな展開の物語も読みたい




香取俊介ワールド
『望郷異聞』を読む




主人公は時代に翻弄されまくるので
息つく暇もなく
退屈する暇など微塵もないから
いっき火星にいや
一気呵成に読み込めるので
聖なる小和田君は半分残し
先に「望郷異聞」を読み終えた(笑)




ある意味こちらの主人公も冒険者であった
物語の時代は秀吉が天下を取り
秀吉を敵として戦った雑賀衆の生き残り
時代を得て
秀吉の朝鮮出兵に無理やり徴兵され
それでも異国で生き残り
ある出会いがあって朝鮮の義兵となる
秀吉軍と戦い朝鮮人となって生きることを選ぶ
江戸時代には朝鮮通信使として倭国を訪れ
日韓の友好に努めた田宮義造という男の物語

生きると生かされるの違いはなんであろうか
などと思う
のほほんとしている場合ではないと気づき
あと半分
残した聖なる怠け者に戻る(笑)



どっちも面白いわけよ
だけど
「聖なる怠け者の冒険」は
まだ単行本で1600円するから
図書券かなんかある時にはいいけど
もうちょっと待てば古本屋に並ぶし
文庫本になるまで退屈に待てばいい






「望郷異聞」は
AmazonのKindleストアで
上中下巻各301円304円301円という
格安電子本であるから
スマホな人たちは超お得といえます
今すぐ、サクサク検索して
画面に取り込んで夏の冒険に出てください



あなた鳥も飛んでる夜の港に来るね。


夢追いかけて港の国際会議場まで真じて走ったら

2010-09-18 19:49:06 | 超おすすめ

(神を信じていなくても入れる教会)

銀行に検察
マニフェストに選挙管理委員
抗生物質に薬着けの芸能人
信用できぬものが
増え続ける日本
日本人はやっと
素直さから解放されて
疑い深い人種となれる

思ったりもする秋
疑い深し秋
いや
秋深し 隣はなにをするめ焼く
秋が来たのか
たぶん来た・・・。


(結婚式があったのよシャープなガイコツと小さな巨人さんの)


秋が好きな日本人は
感傷的で飽きっぽい
あきあきするほど
誠意に弱く
ビジネスライクを冷酷視
権威と肩書きにはすがりつく
キャリアを安くみてこき使う

あああきあき
秋なんて秋なんて
うすら寒くて
のそのそしてて
人恋しくて
涼しくて寂しい
でも
自転車の季節
散策の季節
栗の季節
だから大嫌いで だあい好き(笑)
複雑な心は何時も裏返し
心は 何時も崖っぷち


(花嫁が可憐すぎてステンドグラスがくすんだわ)


タカトラも崖っぷち
我が家もいつも崖っぷち
2時間ドラマみたいに
崖っぷちで事件解決
って訳にはいかない
崖から飛び降りるには
責任感が邪魔

兎に角
暑いうざい夏も終わるのに

我が家は問題山積みのまま
時間も無く
ランゲルハルス島も沈没して
ツナミが胸まで押し寄せる
膵臓がやられたか?

やられたとしても新聞を読む
連載中の
「漢字物語」(故白川静さんの研究より)
って時々恐いね
真実の「真」真理の「真」
って字のこと

行き倒れて死んでしまった人
のことらしい

不慮の災難で死んで無念な強い怒り
を象形しているって
だから土に埋めてやることを
「填」と書く
うめてふさぐ・・・。

お供え物して鎮めると
「鎮魂」
で「真」から「存在の根源」へ
永遠の生?へと
中国古代思想は向かうのね




(ハタハタハタ・・・。)



そんなに楽天的にはなれない
現代人の悲しさ

朝、目を覚ませば
障子を通して世界が黄色く見えた
このままでは真(しぬ)な

思った日

招待状が届いた


アジアフォーカス福岡国際映画祭
のオープニング上映会
福岡国際会議場にて2名様ご招待
金曜 夜7時からとある

自転車君が応募しといてくれたみたい
これはちょっと嬉しいなうん。




(ドリーマーな人生には清貧が伴う)


上映作品はインドネシアの監督
リリ・リザ氏の作品
「夢追いかけて」

インドネシア映画?
それは未だ見たことがない
インド映画ならある
どうなのか
これは 行くしかない
もう 行くしかない
ぬさもとりあえず
崖っぷちから
カケ キク ケコカコ
駆けつけるのです

沢山の人
沢山の映画人
20周年だから
ちょっとめでたい感じもある
映画人たち俳優達
プロデューサーも招待されていて
いい感じにオープニングセレモニー


(20周年がんばりましたね100年1000年続きますように)


それに
アジア映画はやっぱり面白いよ
かめばかむほど味があるの
スルメじゃないって?

だって
ハリウッド映画は最近ネタ切れ
味のないチューインガム
欧州映画はなんだか
小難しくてしちめんどうくさい
時に眠い
って
評するほど最近
見ちゃいないけどね


まあ話の流れで許して たもれ
本当は面白い映画は何処の国にもある
問題は見なきゃわからないってこと


(見ても解らないときは眠ろう)


さて
アジアフォーカス福岡国際映画祭
でしょ でしょ
インドネシア映画でしょ
「夢追いかけて」は
オープニング上映に選ばれただけあって
だれでもが楽しめそうな作品

年齢性別問わず
見終わった人達に
安らぎと 癒やしをくれる
アジアの少年達の
夢と希望を描いた青春ムービー
ブリトン島に住む
三人の仲良し少年達の
友情と成長物語

スタンドバイミー
という
アメリカ映画があったが
あれほど暗くはない




貧しく清く美しく
そして 熱く である
まあ若干
少年達がいろんな意味で
優等生すぎるが
だからこその癒しがあるのかも
すさんだ心を洗い流して遊ばせてくれる

博多の秋は
アジアマンス(アジア太平洋フェステバル)
アジアフォーカス福岡国際映画祭
10月にはミュージックシティ天神
大宰府の光のイベントとかもあるみたいよ
秋の博多もよかですばい。





そうそう
インドネシアの音楽や唱うたもいい
それを聞くだけでも充分楽しめる作品

崖っぷちから少し
つかの間だけど離れていられた
映画は唯一の庶民の心の薬
いっぷく飲んであったまり~な


ほんでも結局は
現実に引き戻され
真実真理は

「真」という字と共に填めてやろう


「希」という字で蓋をしよう。




(渡る世間や橋の上に暗闇を照らす道もある
そんな道を創るのが我々の仕事・・・仕事をくだされ。)



(今日の気分選詩)

    聖金曜日  ヘルマン・ヘッセ作


雲の垂れ込めた日 森にはまだ雪が残り
裸の樹でツグミが歌っている
春の息吹きはおずおずとそよぐ
よろこびにふくらみ 悲しみに重く。

あんなにも黙々と 草の中に低く生える
クロッカスの群れとスミレの群落
おずおずと香り 故知らず
死の匂いと 祝祭の匂いがする。

木の芽は涙で目が見えず
空は不安げに低く垂れこめ
そしてどの庭も どの丘も
ゲッセマネで ゴルゴダだ。














水の中に棲む桜守に会いに行かなくちゃ春

2010-04-06 01:12:30 | 超おすすめ

(水の中に棲むという桜花に会いにゆく)

土曜日
久留米まで出かけた
桜を見に
いつも
桜の頃になると
新聞に満開の桜の
名所写真が掲載されて
とにかく
咲き誇る名所大木の桜の写真に
魅せられつつも
見にいくことはなかったが
この前新聞の付録
くらしの情報誌とやらの中
九州花見情報が15ヶ所
写真付きで載っていて
福岡県は5ヶ所だった
福岡市舞鶴公園
福津市宮地嶽神社
北九門司の白野江植物公園
うきは市巨瀬川沿い流川桜並木

もう一つ
久留米の浅井の一本桜
があった


(枝ぶりがランダムでタダものじゃないダンディな男前桜)

幹回り4.3m
樹高18m
樹齢約100年
の山桜
地元で大切に保護されていて
池に写る『逆さ桜』や
ライトアップされた夜桜も
幻想的であるという
これは
行くしかない。
もう行くしかない

満開を待って行くしかない
と(笑)
日々開花ネット情報を見て
チェックしていた
そしたら
新聞にほぼ満開写真が載りやんすの!



(こんなるるのやわな写真じゃなくもっと美しかったの)


金曜日の事だった
土曜日
行くしかない。もう行くしかない
もう行くしかない

ぬさもとりあえず
ゆくのでした
はらはらと
ゆくのでした



桜炭 活けた炬燵で うたたねすれば
夢じゃ 吉野の花盛り
 
高杉晋作の句を
春になるたび思い浮かべる
わたくしは
吉野の里に降れる白雪
のごとき花吹雪を心にちらせて

桜の花びらの薄い薄い形態に
ひらがなの春をみるのです

のどけし春
おだやかにあたたかな春
のびやかにひらけし春
はれやかにうきうきし春
ほがらかにときめきし春
さくらさく はるは
いとしき春




できれば生きているうちに
あまりに歳を食う前に
死んでしまう前に

一度さくらの開化と共に
南から北へ旅をしたい
日本列島桜花縦断旅

書いておかなくちゃ
きっと はかなくも
忘れ去るから 書き留めよう
しぬるまでにしたいことは
書き留めよう ね




そうだ!かしおぺあ
列車カシオペアにも乗って見たい
ちりぬるを ちりゆくまえに
書き留めておこう

桜さく頃になると
心が背中から飛び立つ
だけど
カラダは飛ばない
地べたに引きつけられ
引力にさからうことも
あがなうことも
できぬゆえに
さくらの花びらかきあつめ
風呂桶いっぱいにして
桜はなびら風呂に入る夢うつつ
縁側の住人
ほんのりはんなり
薄きはなの湯の夢




東縁側の縁板を揚げて
風呂桶に花びらかきあつめ
桜炭活けて風呂を焚く
ええ湯やな~

ほわほわして はらはらして
ひらりはらり して
ほんまほんのり
さくら色にほほ染まる



さくらはなびら湯には日本酒
やな
『庭のうぐいす』がきっと合う
久留米の桜思い浮かべ
久留米の地酒で一献
かな
「庭のうぐいす」は久留米山口酒造
冷やして飲んでね
すっきり春の味がします

つまみは茶豆がいい
春野菜の蒸したのでもいい
甘味噌を少しつけて
荒塩を少しつけて
春を祝いながら
ほうホケキョ




地べたに居ることを感謝しなさい
背中から飛び立つ前に
地べたをはい回り
春を存分に呼吸する

春と引き合う力
引力は春と引き合う
あなた こなた そなた
引き合う力で
花を めでたい
地を めでたい
めでたいやつほど めでたい
めでてやれば
ほどけるのが はる
いそがず さわがず まどわされず
日本のはるは ひらがなのはる




守るべき春に出会ったら 
ちょっとだけ募金しよう


(入れてきました。ちょっぴりだけど)

守るべき景観に
感謝。感謝。であります故。



(夜もすがら春は鏡の裏に居た。)




縄文人の心とオリシス神話に楽園を見る

2010-01-19 18:06:07 | 超おすすめ

(水の中の太陽(ラー)に初詣)

久々に新聞ネタ

内閣支持率
不支持が逆転急増44%
これって
新聞一面見出しだが
悪役小沢氏の戦いの相手は
検察の殻を被った
自民党やマスコミなんだろう・・・。

民意とやらは
もともと民主党支持ではなく
自民党不支持であり
一党支配を壊す事にあったのだから

支持率などマスコミが唱っても
あまり意味がないように思うが
どうなの?
友愛鳩氏はマイペースを守り
とにかく
鳩内閣に仕事をさせてやるべき
って思うでしょ
あまりに荒れ果てた
経済基盤を立て直すのが
先決




日航更生法きょう申請
三面の脇に載ってた記事

負債国内最大級
国民負担440億円
日本政策投資銀行
政府保証融資焦げ付き
半年あまりで国民負担が発生する
とある
再建に失敗すれば国民負担が
さらに増える
普天間問題も
民意に沿う解決はあるのだろうか
だけど解決しなきゃ
山積みを ひとつづつ
小さな事からクックルクックル~と
片付けて欲しい


(あたしは鳩じゃないわ・・・。)

自民党がじゃまをするのは当然
ではある
今のところヒマを持て余しているから
手を取り合って日本の為になどは
ありえないのだとしても
この経済非常時に
仕事のじゃまだけはしない
と言うのがむしろ
自民党のイメージをあげる策
なんじゃないのか?
国民の為なんじゃないのか?
と思うがどうなの?

国民負担を無くすのは無理でも
少しでも軽くすることが
政治家の仕事
負担を作りつづけた党が
仕事のじゃまだけはしないで下さい
って一市民は思う
とにかく仕事をして貰い
民主党が支持すべき党
なのかどうかを
判断できる材料を国民に与えようよ
ぬえぬえ~?。

国民すべからく
一人ひとりが安心して
誇りをうしなわず仕事ができる
環境
を作るのが政治家の仕事

政治家に仕事をさせるのが国民の仕事

ん・・・・あ~あ。
鶏にわとりが先か卵たまごが先か

きちゃった
だめ だめ だ
やっぱり兎に角・・・鳩はと が先だ!

鳩に豆鉄砲あてないように


(だから鳩じゃないってば・・・生活に忙しいのよ)



人が人を
攻撃するようになったのは
日本では弥生時代に入ってから

1万年も続いた縄文時代には
人は人を攻撃することは
極端に少なかった

発掘された縄文人の人骨が
物語っているらしいよ

渡来系弥生人が
稲作と共に持ち込んだって
土地争いから端を発する
欲と欲のぶつかり合い

6万年前
アフリカを出て
東をめざしたモンゴロイドの祖先は
ヒマラヤをはさみ北と南に別れ
ちょっと異なった人種に変化して
大陸の果てで出会う

その極東の果てが日本なんだ
それよりも
びっくりするのは1万年も
縄文時代が続いたことよ!!

弥生時代はそれに比べて
500年ちょい
約20分の1程じゃん!
縄文人は狩猟民族だけど
きっと
野蛮じゃなく文明度が高かったと思う
だって
1万年という時間からも
うかがえるんじゃあなかろうか?



今の文明人の感覚は弥生系で
縄文系じゃないってことなんだろうか?
でも1万年の記憶は
きっと
日本人の遺伝子のどこかに残っているから
人と人の争いにうんざりもするし
解決策を見出そうって思う

極東の民は
縄文の血を呼び起こさねば
なるまい・・・。

勝手に思うの


縄文系の顔ってきっと
顎が張って
四角いんじゃないの?
寅さんみたく
寅さんと言えば


(京急線品川駅で寅さんもどきを見た
と東京の姉から送られてきた写メ)


弥生系の顔って
うりざね
っぽいよねきっと
三木のり平みたく


なにはなくとも桃屋の瓶詰め

最近たべないなあ三木のり平

永谷園のお茶漬けは時々たべるな


永谷園のお茶づけに入っている
みどりの顆粒状のものは
なに?
って
テレビで言っていた

私は「抹茶塩」って知っていた
けど
知らなかったのは
お茶でなくお湯をかけても
食べれるように
って
ことらしい
永谷園さんの優しさです!

ふかわりょうというタレントが
言った

いつもお茶をかけてたよ

ぼんやり思って
たしかにお茶葉がない人には
ありがたいよね

なにはなくとも永谷園だ

またなんか
話があらぬほうへ飛ぶ
でも
永谷園ってどんな園なんだろう
楽園なのか?

楽園といえば
古代エジプトナイルの両岸
不毛な砂漠に生きる人間が
目指す

イアル野(セケト・イアル)や
供物の野(セケト・ヘテブ)

どこにあるのか?




まあ死んでからの話だけど
これって

ちょっと見てきたの
モノホンの「死者の書」
ってやつを
パピルスに書かれていたよ

何千年間もの間に消滅しなかった
って
奇跡みたいなもんでしょ?

つまり
大濠公園の市美術館でやってるよ



「トリノ・エジプト展」よ
3月7日まで

昨日
休館日ご招待券を
自転車君に貰ったから
空いていたし
さっさか見れて無料なんて
申し訳ないわ(と・・・しおらしく)

門外不出のツタンカーメン
ミイラもあるから
ミイラ取りがミイラになってしまった
の?



イアル野のこと
エジプトの死生観のこと
死者の書には不死鳥(ぺヌウ鳥)
鳥に礼拝するのは
不滅の命と豊饒を願って

樹木が茂り花が咲き
運河や湿原水の上の浮島
楽園イアル野に生まれ変わる為の
祈りでもある

イアル野はナイル両岸の緑地帯を
イメージしていたらしい
今もそんな光景が広がる場所がある
つまり古代エジプト人は
死んでも
また元のナイル川の岸辺に戻りたい

切に願っていたんだろうね
ミイラ作りもその再生の一歩



ところで
オシリス神話 

ってのがあるんだけど
るるが行って見たいところの一つ
アブシンベルの宮殿建設にもまつわる
古代エジプト王朝の話

オシリス(ウシル)と
セト(セテク)とイシス(アセト)
の物語

神々の主様太陽神ラーとその子供達
ラーの去った後
オリシスが統治する世界
策略家セトの妻が実直なオシリスを誘惑するんだけど
嫉妬したセトはオシリスを殺す。

オリシスの妻イシスは夫の屍を見付けて
蘇らせる
支配欲の強いセトは
オシリスを再び殺し蘇らせない為
今度は屍を切り刻んでナイルに流すのでした

妻イシスはホルスと共にオシリスの屍を集め
再生復活を図るのですけんど
その肉体の1部が魚に食べられてしまっていた
為に
完全に蘇らせることが出来なかった。

そして
オシリスは現世に戻れず
現世はホルスが統治し
冥界はオシリスが支配することと
なったってわけだ



この神話って
仏教や儒教にも通じる何かが
ありそうに思う
それより
手塚治虫の「どろろ」って話は
この神話に近い気もする

治虫ちゃんどうなの?

古代エジプトでは
現世での肉体が死んだら
バーとカーとアクに分かれる
って言うのよ
この
バーカーアクの意味の説明は
言葉じゃなかなか難しそうよ
だから
興味がある人はエジプト文明に浸りに
行ってね
鳥天国の公園に

縄文人の心意気で






踊り狂う鹿はどんな船でサフランを食うのだろう

2009-12-14 00:06:28 | 超おすすめ

(枯葉も濡れるとつかの間。生き返るの)

ある人からのメール
『泥船に乗った気で任せなさい』
というプロポーズの言葉が
シャレにならないところまで来てます

とかって言う
泥船利休に赤い毛氈敷きお茶も濁す年の暮れ
かな
字余りかなりなり
その方の
泥船がクィーンエリザベスⅡ世号

一日も早く変身するよう
私は
泥沼に囲まれた森のキツネの穴蔵
にて
切にお祈り申しつつ

思いは春に逃げる
つかの間の現実逃避

花と豊穣の女神
若草色の女という意の
クローリス(ローマじゃフローラだ)

ある時
神々の反対に合い
愛した女と結婚出来ないことを
悲観し
自殺した美青年を
憐れんで生まれ変わらせた
クロッカスの花
その花を食べて
鹿は踊り狂うのです

そうそう
ナルキッソスも水仙にされたし
ヒュアキントスはヒヤシンスに
アドニスはアネモネに
花は男前の生まれかわり
なのだから
女が花を好むのはどおりで道理だ



話は戻るけど
森の中で鹿が
クロッカスの花を食べて
踊り狂ってた の
『キツネと私の12ヶ月』
って
映画の中で
リュック・ジャケ監督作

るるの大好きな
『皇帝ペンギン』の監督
2005年
アカデミー長編ドュメンタリー映画賞
もらったやつ
元生物学者でもあるらしい
皇帝ペンギンるる解説はこちら見てね

クリック

美しさと悲しみのアデリーランド


『キツネと私の12ヶ月』は
映画館で見たかったの
でも
見れなかった(涙)
テレビでやっと放映
もちろんビデオに撮ったわよ
そばかすの少女がいかにも仏蘭西ぽい

鹿が踊り狂うクロッカスの花には
興奮作用があるのか?
アルカロイドかなんか含まれてる?




だって
キツネも食ってました
霧中に夢中でぱくぱくと
森の動物たちも
酔っ払いたい時があるのね
きっと泥沼に泥船で漕ぎだした
みたいな時が?
あるのか!


(森に帰りたいの)


それは鹿も角
いや兎も角
次の日
『もうひとつのキツネと私の12ヶ月』
って
メイキング映像があったの
これもビデオっておいた
その森は
イタリアの国立公園らしいことが判明
ここのキツネが人なつこいらしいから

頑張ってみることにしたって
だから
何百日何か月もかけて
撮影準備の為
森で 待つの
待つの 待つのよ
あくまで
『ずっと待ち続けます』
これって
クロッカスの花言葉だった
そうなのね

クロッカスの仲間の
サフランの花言葉が
「歓喜」
って言うから
サフランの花にも薬効がある
花はそっくりだけど
違うのよ
秋の終わりに
ニンフがね
羊たちが野原の草が枯れて悲しんでいる

女神フローラに訴えたから
季節の最後に
サフランを咲かせたの
女神は森の絨毯をサフランにした


(階段の冬着はサクラ葉100%)

サフランのめしべは高級香辛料
クロッカスにはあのサフランみたいな
赤い一本のめしべ(見ため三本に分れてるけど)

無くて
どっちかっていうと
サフランを食すと
血のめぐりが良くなり
興奮作用がありそうだから
サフラン ぽいな
鹿が食べてたのは

サフランなのかクロッカスなのか
はっきりしないが
春だったならクロッカスだ

サフランは
めしべが染料にもなるでしょ
サフランライスのあの
黄土色よ
赤いめしべは黄土色に布を染める
米もきんとんも染める
いや!
きんとんはくちなしだったね

だから
昔むかし
お釈迦様 
ブッダが死んだあとに
弟子の僧たちは
袈裟をサフラン色に染めた

サフラン色というと
サフランの花の紫色
のように
勘違いする人もいる
カモ知れず

でも違う
黄土色なの
袈裟はもともと
糞ぬぐいの様な
ぼろ布を継ぎ合わせた物
だったから
黄土色なの
僧侶はぼろを
纏っていることが普通
いまや
きんきらな高級袈裟を着ているけど

「袈裟」の梵語は
「カサーヤ」で
汚濁色のこと
カーキ色の語源でもあるって


(赤き葉ながるる鹿ノ谷)

クロッカスからカサーヤ
て!
またも
カ行はサ行で語源にリンゴ
リンゴかわいやごめんにサグァ
そういえば
『リンゴが教えてくれたこと』
って本がベストセラーに

リンゴの自然栽培を成功させた
木村秋則さんの本

自然栽培とは
有機栽培ではなく
農薬も肥料もつかわない栽培
なんだって
肥料も!?これはすごい
有機肥料をつかった作物や
普通に農薬や化学肥料で育てた作物と
自然栽培の作物のちがいは
放置実験して置くと

早く腐るのが有機栽培
遅く腐るのが普通栽培
自然栽培の作物は腐らずに枯れていく

のだそうで
腐る作物を食べているから
身体を悪くする病気にもなる
自然栽培の作物を食べているなら
人は健康に生きて健康に枯れていく

そんな感じのことが書いてあるみたい
自然栽培の奮闘記でもある

自然栽培が広がって行く為には
農業を根底からかえなきゃならないから
まだまだらしい
私たちは
枯れずに腐っていかねばならないのか
無性に悲しい
森へ帰ろう。

今日の名文

 日本の経済を樹木になぞらえると、中央に幹(首都)があってそこから枝(地方)が伸びているという構造と考えるでしょうが、私は違うと思います。本当は小枝についている葉っぱ(町や村)が、デンプンをつくり、幹を支えているのです。 私の田舎の岩木川にも多くの支流があります。川は支流から集まってどんどん太くなっていきます。中国の大河、揚子江にしても、もとは名も知らぬ湧き水から始まり、滔々と流れて海が近くなれば巨大な川となります。
 地方を活性化しようといってもなかなかうまくいかないのは、逆に考えているからだと思います。もっと木や川を参考にしたらいい。枝葉、支流から発想する経済構造ができれば、地方も潤い大都市も潤うでしょう。
      (りんごが教えてくれたこと「木村秋則著」日本経済新聞出版社)


(着物の柄みたくちりぬるを)

ハードボイルドな朝に長いお別れを告げた愛しき女

2009-08-29 14:44:44 | 超おすすめ

(曲線を持つ窓たち!もっと曲がれよと直線に言う)

おとといの炎天調査
朝夕涼しくなったから
と喜んでいたが
一番日差しの傲慢な昼過ぎから
半日
やはり半端なく暑かった!
しかも
今回は一人だってば!(汗)
荷物も全部一人でもって
記録係もいない

で、昨日は
一日中パソコンに向い
調査票作り
最近冷たい水分を取りすぎて
胃が荒れているのか
キリキリ痛む
一番目の公園の調査票
だから
まだまだ
公園調査は終らない

結局
AM4時過ぎにベッドへ
自転車君は明日の打合せの為
まだ継続
さっき仮眠をとっているのを
聞きたいことがあって起こしてやったわ
顔は半睡、脳は水没状態に見えた
このところ
炎天調査で身体を陽に照らされているせいか
数時間置きに眠気がくる
もったいないことに

その眠気をふり払って
お仕事である
普段は眠れなくて困る夜
なのに
しかし
AM4時過ぎにベッドに行くと
眠気はおさまり
結局
一時間は起きている
ふん
午前5時就寝
とりあえず4~5時間は
睡眠をとらなきゃ
中高年は身体がもたないので
途中
目が覚めても
トイレに行ったりしても
もう一度ベッドへ戻る
戻って残りを
うつらうつらで過ごし
半端なくだるい身体をひきずり
起床
お湯を沸かす
表面張力ミルクティ
で顔を洗う
いや(^。^;)胃を洗う
その前に洗濯機を回す
こんな夏が延々炎々続くのさ
夫婦で過労死
したら
新聞ネタになるのかな?
会社員じゃないから
ネタにもならず
『自営業者。夫婦で過労死』

一行くらいで済まされるかな





仕事があることを感謝すべき
だが
一時的なものだと
いつも悲観的になるのは
今までそうだったからだ
物を売る仕事なら
三か月で一年分売り上げることも
可能だが
それは無理だ
身体は一つ
分身の術は会得していない
そうだ!
仕事がはかどるなら
いっそあれ。を下さい
蒼いうさぎ(笑)
それにしても
清純派アイドルやイケメン俳優が、覚醒剤
アル中警察官が飲酒運転の末、轢き逃げ
高校の先生が無断住宅侵入、これも覚醒剤らしい
ちょっと前は
女装医者が女子更衣室侵入?
とかなんかもあったらしいし
世の中未だ無法地帯
ぐちゃぐちゃシテおりますます疲れが増す


(地下星に願いを)


政治家は政治より
選挙が好きなんでしょ?

昨日夕方
天神コアビルから23歳の女性が
飛び降り死亡した
と新聞32面の片隅にあった
娘に近い年齢だ
死に急ぐ若者
思い詰めるなと言っても
思い詰めてる人には届かない
せめて
誰か話を聞いて!
と思ったかどうか
わからないが
人には辛さを吐き出す場所が
必要だ

そんな明日
暗い日曜日に選挙ダミア
誰に一票を入れたら
日本は覚醒するのか?!
覚醒!
という言葉を打って
やっと目が覚めた



(あっちに20世紀の ともだち。が?・・・何故横向き?)


囲み記事
マリリンモンローの霊廟
その真上の墓所が
4億3千万円で落札された
と新聞にあった
墓を持っていたジョーディマジオ
ある男性に売り
その妻が
男性の死後ローン返済の為
売りに出したらしい
マリリンも
おちおち死んでいられないね
というか
マリリンの上に眠りたい
というなら
まあそれもいいが
墓ころがし?の為なら
なんかころがすものじゃない
と思うが
静かに眠らせてやろうよ
うん。
静かに眠れ
というフレーズは
ハードボイルドな感じがする


(2008年8月28日の雲はハードな感じだった)


ハードボイルドといえば
チャンドラーだけど
ロンググッドバイでなく
『長いお別れ』
という題名だった頃に読んで
最近
もう一度読みたいと思っている
さて
村上春樹訳にすべきか
前に読んだのを
もう一度読むべきか
と悩む
でも
『長いお別れ』より
『さらば愛しき女よ』
の方が好きだから
さらばを読むことにしよう
ロバートアルトマン監督作の映画
「ロング・グッドバイ」で
フィリップマーロウを演じた
エリオット・グールドは
天然パーマだった

はたして
フィリップマーロウは
天然パーマなのか?
確かめなきゃならないと
何十年か気になっている
マーロウが飼っている猫が
すきな猫缶
キャットフードは
映画ではカレー印だが
本には出てきたのか
気になる
そして猫は家出して
戻ってきたかどうかも
忘れたから確かめなきゃ
と考えながら
自転車君のお兄さん家
(東京から帰省している甥っ子さんから?)
もらった『東京ばな奈』を
朝ご飯代わりにほうばった

ばな奈?
奈良の奈?
何故だ!

そんな
気にならなくても良いこと
ばかりに
気をとられるのは
気をそらせて
疲れを誤魔化す必殺技である
平成の・・・いや
平静のゴトシと呼んで欲しい
ひとりゴト師?(涙汗笑)




今日のオススメ文

「あなたって大したものよね」と彼女は言った。
「どこまでも勇敢で、強情で、ほんの僅かな報酬のために身を粉にして働く。みんながよってたかってあなたの頭をぶちのめし、首を絞め、顎に一発食らわせ、身体を麻薬漬けにする。それでもあなたはボールを離すことなく前に前にと敵陣を攻め立て、最後には相手が根負けしてしまう。どうしてそんなことができるのかしら」
「遠慮するなよ」、私はしびれを切らせた。「言いたいことは言ったほうがいい」
アン・リオーダンはあきらめた。「私はキスされたいのよ。ひどい人ね」

(「さよなら、愛しい人」(Raymond Chandler)村上春樹訳:早川書房)


(地下道の博多美人は壁にいたよ)




言葉供養 パート2 ~昭和のTwilightの中で~

2009-05-28 15:39:19 | 超おすすめ

(さるきんぐミステリー~此の家の玄関はいったい!どれ?~)


此の前の土曜日
自転車君の父に
退院おめでとう
を言いに
二人で自転車で出かけた
長い入院生活とリハビリを頑張られて
やっと自分の我が家に帰って来た
義父は
ほっとした顔をしていた
学校の先生だった義父が
この入院中に
ある教え子からもらった
お見舞い葉書の束を
見せてくれた
まさしく束!である


(羽根をもがれたってまだ鳥なんだ!)

数か月間
毎日、毎日。
書いて送ってくれたらしく
励ましの言葉の束
文面から人柄がにじみでていた
ついつい読みふけってしまって
涙がこぼれそうになった
なんでもないことが
日々書かれているのだけれど
長い入院生活には
これは本当にうれしいお見舞いだ
この葉書の重みは
すがすがしい重み
心があったかくなる


(五月鯉は滝より空に泳ぐのがいっとうすっきゃ)


それに
文字や言葉が人間の脳に与える影響は
計り知れない
だからこそ人は言葉を求め続ける
言葉が人を傷つける時もあるが
それもふまえて
人と人が近くなりすぎて傷つけ合うのは
むしろ好むべきことなのだろう
傷つけ合わない関係など意味がない
傷つけ合わない関係など
関係とも呼べぬ
そんなものはすれ違い程度のものだ
などと
もっともらしい意見に
うなずく時
まあ貴方も
少しは大人になったわねえ
と言ってみたりしよう
琴線に触れ合う仲こそ 
価値がある?
まあそういう納得の仕方で
生きるのが
ロックってもんだ
どうかな


(これはどちらかというと演歌)



そんな話をすると
誰かともめているの?
などと勘違いされたりする
まあ言葉の無い人とのバトルは
日常だけど(笑)
ブログにいろんなことを書いて
意見を述べたら
るるの話だと
勘違いされてしまうこともある
ふん
一般的な話ですが
などと
ことわりながら
意見やその他を言うのも
めんどうだ



(こっちはロックなんや。ほんま!)








(我が家の開運グッズ~四葉ですなやっぱ!)




今日は
るるの父ちゃんの命日なので
言葉供養 第2弾
パート2である
第1弾は2年前の5月
暇ならこちらを見てね
クリック
言葉供養その一



やっぱり
昭和初期の言葉使いで
読みにくいけど
どおぞ



Twilightの中でⅠ      (るるの父 作)


人が人に与へる無限の哀愁を秘めた
慟哭のコレスポンデンスは
冷たいまでに白いガス燈の光のように
支えても支えても支えきれない
青醒めた媚薬のような郷愁だ。

時とすると───
永遠の道標を求めながらに。
密やかなトワイライトの中で
落陽としてゐた
青白い対話の数々は
狂おしいまでに渇ききった
傷ついた魂を癒す吹上の水のようだ。

琥珀色の薄ら寒い液体。
饐えた焼酎の匂いのような憔悴。
居酒屋の薄ら暗い行燈。
夜更けの街角で
ひと破片(かけら)の葉っぱが
肩に零れかける美しい悲哀は───



Twilightの中でⅡ


薄明の美しい光のうちに
人と人が漂わす 落日の色彩は
哀しいまでに 冴えた
青いピアノの旋律のよう
底知れぬ哀傷を湛えた
侘しい水郷のような音楽だ。

そして。
この夕闇に溶け入る
悲哀の白さに
堪えがたい焦燥と悔恨のみだれが
水銀色にうすれゆく姿態を染めて
かすかに淡い哀愁の調べを奏でる。
燻銀(いぶし)のように───
あゝ 人との距離が
誘うものの虚しさは
草の葉に光る
一滴の露のような仄かな祈りだ。

やがて
死んだように訪れる宵闇。
憂愁の翳り濃い侏羅紀(じゅらき)の夜。
微睡(まどらか)な太古への夢に
光芒のような生命が重い。

あゝ 崩れた魂の廃墟に
人は人を離れて ひとり
中空に白々と零れ落ちる
月光のような孤独を掬みとる。

それは
深夜の冷えた空気に顫(ふる)えている
蝶の触角のような悲しさだ。



Twilightの中でⅢ


燃えるような明るさのうちに
昏れ滞(なず)んだ街々は
玻璃色の光沢を秘めて
解体する方解石の結晶のように
美しい悲願を描く
深い嗟嘆(といき)のような夕景だ。

消え易い此の薄ら明りは
一筋の悲哀を籠めて
何処へ動いて行くのだらう。
───此の時
人は人への思慕に羞恥(はじら)い
跡絶えがちの音律が伝える
傷ましい音叉に嘆くのだ。
そして 視力を失った
空洞(うつろ)な瞳孔(ひとみ)にしても
再び光を慕って
異様にふるえ
絶え絶えの音階を追っては
激しい思索を求めて動いているのだ

あゝ !
人は 己れの網膜に映る
無慙な孤独の姿に怯え
客赦なく襲って来る
悲しい微酔の意識に
緊(ひし)と 唇を噛むのだ








(昨日浸けた青梅がもう酔って浮かれて頬が黄色よ!)


溺れつくせるものは極上の褐色の香気ある羽音色

2009-03-10 15:54:54 | 超おすすめ

(狭いながらも狭い我が家で・・・何?)

夕べ
溺れ溜めでお風呂に入りながら
出る鼻歌は何故かムーンリバー
最近これが定番になりました
何ゆえこの歌が口をついて出るのか!?
しかも
ムーンリバー る~るるるる~
ムーンリバー る~るるるる~

馬鹿のひとつ覚え状態

お湯が冷えた体を包んでゆくのを待つのでした

あなたは夢をみさせてくれる
あなたは想いをつのらせてくれる
あなたのゆくところなら
どこへでもついていくわ
ふたりで世界中を漂いながら
同じ虹を追いかけて・・・。

とか?なんとかっていう
内容の歌詞だった
確か
ふん!
ティファニーで朝食 食ってる場合かい???

でも
ムーンリバーってなに?
月の川?
星の川ならば天の川だけど
月の川は 
なんか
クレーターの合間を縫って走る
水のない白い川を想い浮かべちまう
ああ のどか乾く
たまに風呂おけにつかると これさ
どれさ?
月の川で喉が渇いて
冷たい甘いコーヒーが飲みたくなる

これは
風呂屋コーヒー牛乳現象??
だな
自宅風呂だけど・・・。
あ で
フルーツ牛乳だと甘すぎる気がするね?
フルーツ牛乳と普通の牛乳を半半に割って
甘さを押さえて飲みたい
マイルドフルーツ牛乳
月の川には
できればマイルドフルーツ牛乳が流れて
白い護岸にクリーム色の水
だから
月はいつもマイルドイエロー
最近フルーツ牛乳って 
みかけないけど
懐かしさがあるのよ
小さい頃よく飲んだもの

コーヒー牛乳は そのままがいい
甘いけど
コーヒーの香りを残さにゃだめだもの
コーヒーは香りが命
香りを楽しむ飲み物
香りを飲むと言ってもいい

前に読んだ
辺見庸の「もの食う人びと」の中に
麗しのコーヒー・ロードって章
あったんだよ

ギベ川を渡りカファ州に入る、茶色の激流が渦巻いていた

って一文に
コーヒーの流れる川を思い浮かべた
エチオピアのカファ州はコーヒー発祥の地

ふぞろいの豆を欠けた土器で炒って
煙が出始めたらその香りを客に嗅がす
なんという香ばしさ 

と筆者がかいていた
あれはモカだった
モカの香り
モカって港 なんだったっけ?
たしかこのモカ港から
イスタンブールへ渡ったんだよね

イギリスやヨーロッパへ広まる

カファ州の人は 朝 昼 晩
3杯づつ計9杯は毎日コーヒーを飲む
とあった
喫茶店では塩コーヒーなるものも登場
コーヒーには塩味がよく合う
砂糖のようにコーヒーそのものの香りを消すことがない

これを読んでそうなんだ!
と思ったね
そのときは
でも試さなかったのよ塩コーヒーを
でさっき
3時のコーヒー淹れて男鹿半島の荒塩を一振り
いれてみた訳よ
そしたらこれはなんと
結構いけまする
砂糖より塩だね うん
塩は万能だ
ほんと塩がなくなると人は生きていけん
塩は富みを生み
塩で戦争が起きたのもうなずける


(誰がおかめだって言うのさ!)

話は戻るけど
コーヒーには活性?覚醒?効果があるし
アラビア語ではカフアっていうらしい
安眠むさぼるのを防いでくれる
なかなかの飲み物
だけどでも
コーヒーは飲み物というより
豆スープなんだな 
私的には
だってなぜか空腹で飲むと
お腹一杯になるし
おやつが要らない
食べ物と一緒に飲むときは
出来ればお茶がいい
だから
朝はパンには紅茶を飲みます

コーヒーは喉を潤す為のもんじゃない
って気がする
絶対する!

コーヒー豆は今は南米産のものが多い
南米産コーヒーに似合う音楽は
やっぱりタンゴ
今日のヘッドグランドミユージックは
アルゼンチンハーモニカの奏者
Hugo Diaz ウーゴ ディアス 
のアルバムその名も「Tangos」

ありえないほどの
痺れる演奏と息づかい
です
風呂でなくても 部屋でも十分
溺れる 溺れつくせる!
特に
この中でも好きな曲
「Guitarra  mia」(ギターよ、我がギター)

アルバムの曲はタンゴって名前から察するとおり
カルロス・ガルデル作曲のフォルクローレ
アルゼンチン人の魂の響き
まさに香気ある音色
褐色の音色
この音色は良質の羽毛布団

異国の晴れ渡る空に連れて行ってくれる

どこへでもついていくわ
あなたのいくところなら
ムーンリバー るるるるる~
そこへ戻るのね

ある程度の年齢になってから
聞くべき音かも
まあそんな感じの 極上さ よ

クリオジャ(アルゼンチン人)のギターの響きが
何ゆえ
ハーモニカで甦るのか
聞いて見なきゃわからんのさ
兎に角
いい 圧倒的に


(風の通い路にあの鳥が南へ・・・って云う)




十三のイタミにおける疑り深さを測る日

2008-11-23 14:33:30 | 超おすすめ

(下にいたってシャワー水はでないわよ!)

いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼう
むかご ななくさ はくさい きゅうりに たいまらし
た・・たいま・・・違う・とうがらし~だ!

日本政府は麻の生党
有名大学は大麻の塔

まことに頭痛の種は尽きないし
なんかゴワッとして
めが粗いし
冬向きではない

そんなことは
今日もさておき
頭痛持ちのたわごとである
頻繁に頭痛が来るのが
頭痛持ちの特権 である
それも最近は中途半端な痛さなので
ブァッファリン囓りながら
なんだかな~と思う

痛さも中くらいなりおらが脳
などと独りゴチる
死ぬほど痛い頭痛もたまに来る
その痛みが
唐突に消えるパターンを焦がれる
待ち焦がれるのだ!
ズキンコ・ズキンコ・ズッキン・ガッキン
が一日中続いて
ある時痛みが唐突に消える
本当にまれにある
その瞬間
身体が ふわっ!。 と
浮く のだ
その気持ちの良さったら
筆舌に尽くしがたい


(君はやっぱり変態だね)

あのホームレス中学生の名言
『味の向こうがわ』
に匹敵する
『痛みの向こうがわ』
とも言うべき
陶酔の
『ふわっ!。?』
なのだ
だけど
本当に稀なので残念至極である

一番いやなパターンは
死ぬほど痛い頭痛が長時間から
あるいは一日二日と続いて
その後
じょじょに
じょじょに
少しずつ痛みが和らいでいく
結局
たっぷり三日頭痛の上陸のあと
くたびれ果てる
頭痛フルコースパターンである
痛みの向こう側。
どころではない
ふわっ もなにもない
唯。唯。 痛む
吐きそうになる
食べ物も喉を通らない
吐くものもそれほどはない
このパターンは
なにもかも破壊したくなる
動くと痛みが増すが
荒療治はシャワーと風呂である
お湯につかるとイタミは倍増!
するから
上がった時
少し痛みが減ったと錯覚できる



まあ頭痛持ちのたわごとは
ざっとそんなところか
汗散る去り散るさん!
アセチルサリチル酸ヒドロタルサイト
ライオン株式会社様
ブファリン様 様
大して効きませんけどね
なんかのまなきゃいてもたっても
居られません
頭痛持ちってそんな感じです

いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼう
むかご ななくさ はくさい きゅうりに たいまくれ~
数え続けてイタミを量る
なにごとも修行じゃ
日々修行

イタミといえば
伊丹十三は生きてて欲しかった
洒脱な風格の人というか
昔々だけど
特に
スケッチが同居したエッセイ集
「女たちよ!」「再び女たちよ!」
の洗礼を受けたわたくしです
それから
それから
伊丹十三訳の
「主夫と生活」マイク・マグレディ著
「パパ・ユーア・クレイジー」ウイリアム・サローヤン著
は最高に大好きな本でもある
映画監督になってしまって

死(お葬式)と
食(タンポポ)と
税金(マルサの女)と
病気(大病人)と
暴力(ミンボー) 
などなど
人間が逃れることのできないことども
をテーマに描いて大ヒット
邦画にスポットライトをあて
その才能を見せ付けたわけだけど

一番の印象は何故か役者伊丹十三である
「家族ゲーム」のお父さん役
「我輩は猫である」も良いが
「源氏物語」の光源氏役!
いとやんごとなくない!光源氏は秀逸で強烈
忘れろといって忘れられるもんじゃない


(エンタシスも途切れちゃわからない)

2007年5月にオープンしたらしい
愛媛県松山の

伊丹十三記念館

に行かねば
ならぬならぬなあ
と思っているが行けていない
いつか行って
タンポポコーヒーと十三まんじゅうを
中庭で食べよう
一緒に行く人募集!!

そうそうたまたま
NHKで伊丹十三についての番組があって
思い出したわけなのよ
点けた時はもう最後のほうだったが
伊丹十三の父伊丹万作を知れば
なるほど
この人の息子ならと
うなずけるだろう事を誰かが喋っていた
伊丹万作は愛媛県松山で生まれ
挿絵画家から日活へそして映画監督になった人
もちろん脚本家でもあった
「戦争責任者の問題」

(これネットでも読めるクリック

というエッセイに触れていた
読めばわかるが
日本人の騙されやすさに 喝!
を入れる秀逸なエッセイである


日本人は騙されやすい
いっこうに減らないオレオレ詐欺
被害者の数を見ればわかる
しかし
純朴素直な人が多いという訳では無い
と思う
お年寄りには見破るのは難しい
それほど巧妙だから
と言うかもしれないが
やっぱり騙され易い国民性があるのは
事実
騙すより騙されるほうが良い
などという人もいるが
騙すのも騙されるのもダサイのだ
日本人はとことんダサイ
ダサくていいと思う人が多いって事だよね

騙し合いの世の中で素直に生きろとは
笑えるじゃない
二十数年ぶりで突然電話をもらった
大学時代の先輩が
「君は素直じゃない」うんぬん?
と言われたので
「いえ素直です・・・めっちゃ素直ですよ」
と答えておいたが
疑りぶかい素直さ・・・なのだと言って置こう
だって生きていくのには
バランス感覚ってのが重要でしょ
今のところ
不穏な世の中に対応して
疑りぶかさが容量増しているだけで
世の中に騙そうって人が少なくなれば
素直が増す・・・。
これって
めっちゃ素直でしょ
妖精だってうなずくでしょ


(まあ言うてなさい)


原始的知性にもっと光を~ポールニューマン追悼編~

2008-10-17 18:10:07 | 超おすすめ

(怒髪天を突く~怒りはエネルギー)

巷じゃ
又も毒いり冷凍食品が出回り
教職不正問題もなかなか解決には至らず
国技の八百長裁判も泥仕合
世界的金融危機がはじまり
内閣解散総選挙はのびのびで
野党の資金も底を付き
これは戦略なのか?
自公与党さんはセレブが多いからね

この物価高で弱者切捨て日本国
どう考えても一揆しかないよね




(最高齢90歳の一揆!)

それにしても
楽しい記事はないなあ

新聞を捲っていたらこんなんあったよ
今年のイグノーベル賞受賞者
北海道大准教授中垣俊之氏の記事があった
共同受賞者の小林亮広島大教授らと
会場のハーバード大記念ホールに立った
『単細胞生物は日本ではばかを意味するが、
実は考えてきたよりずっとスマートだ』
とスピーチした

認知科学賞の受賞である
脳も神経もない単細胞生物『真正粘金』が
人間でも難しい迷路を解いた
という研究内容だって
迷路の出口と入り口にえさを置くと
見事に迷路をつなげたらしい
これは原始的知性というらしい
本能のことじゃない
あくまで知性と呼ぼう

そんなことは~まあいいか
中垣先生は愛知県出身45歳だって
確か本家ノーベル賞の方も
愛知県の名古屋大学関係だっけ?
愛知県になにが?
地方にしては景気が良いせい?



(それにしてもなんて青い空なんだ)

まあノーベル賞&イグノーベル賞
日本人ダブル受賞は快挙だや
日本も悪い事ばかりでより、良きことで目立たなきゃね
本物のノーベル賞よりイグノーベル賞に
つい興味を惹かれるのは内容が少しは
単細胞なるるにもわかりやすさがあるからか
単細胞生物も結構スマートだっていう話も
ちょりっーす(原始語?)
な感じがして嬉しいしね


(怖いもん見たさじっくり見たさ)

16日の新聞デスク日記に載っていたコラムに
世界的金融危機の発端サブプライムローンは
元はノーベル賞学者の金融工学理論に基づく
のだそう
貧困層に無理なローンを組ませる仕組みを
サブプライム(準優遇)と呼び変える欺瞞に
このイグノーベル賞のイグの称号贈りたい
『イグプライム』と・・・などと書かれていた

なるほど賢い人々の机上理論にも
落とし穴がいっぱいあるから気をつけて
という教訓なの?
単細胞人間はなにを信じれば良いのかを
教えて欲しいよね。
いや
単細胞人間たちに社会の迷路の抜け出し方を
探らせたほうが良いのかも…。
人は学問を極めて行く間に
知らず知らず原始的知性を封じ込めている
きっとそうだ
この原始的知性はなんか男前の匂いがする


(江戸前男前~るるの携帯待ち受け画像~
まほろしの國政、先日本物見たからね)

男前といえば
九月
ポール・ニューマンが83歳で亡くなった
悲しい・・・。
それから
緒形拳も亡くなり
峰岸徹も亡くなった
男前役者が世の中から少なくなっていく
哀しく惜しいことです


(眼ぢからな男前はかぶきます)

ご冥福を祈りつつ
3人の中じゃ やっぱりこの人
ポール・ニューマンの独り追悼会をした
最後に見たのがテレビでやっていた
「追憶の街エンパイア・フォールス」
2005年の作品であったなあ

レンタルで1994年の作品(70歳頃)
『ノーバディーズ・フール』を借りた
エンディングにはジェシカ・タンディに捧げるとある
この作品の中では
ポール・ニューマンが下宿している家主の老女で出ている
両方とも偲べるし追悼には最高の作品である
だって
若い頃より年をとってからのポール・ニューマンのほうが
断然男前だからね
あつ
ちなみにロバート・レッドフォードは若いときのがいい
まあ、ダメだよね監督になっちまったりしちゃあ
そんなことは置いといて

『ノーバディーズ・フール』の中でのセリフ

「あなたは男の中の男ね」

ポール演じるサリーに
友人の妻トビーが言う
「ありがとう」
とサリーが答える
「褒めているんじゃないわ」
とトビーは言う
別のシーンでもう一度トビーは
「あなたは男の中の男ね」
それでさらに
「今度は褒め言葉よ」
と言う
そして・・・・。



この作品はめっけもんです
登場人物すべてがいい味を出していて
誰もが個性を殺しあわず
ポールを中心に素晴らしい均衡を保っていて
あたしゃ
最後に静かに拍手をおくりましたね



今日の新聞拾いもの~TOTOトイレ川柳~

「森があるから トイレに 紙がある」

「あの人の 転勤を知る 女子トイレ」

最優秀賞は
『コンコンコン トントントン ドンドンドン!』

あとは~山頭火気取りのこれ好きだなあ
(正確には尾崎放哉気取りかな?)


「紙尽きて ひとり」



(ススキじゃ拭けませんがね)

真理は荒野でなく胸膜とあばら骨に教わる

2008-10-13 02:15:32 | 超おすすめ

(木曜日のお堀端~主に会いに)



(泉鏡花的みどりという色に侵された掘割に魅入る)

朝起きると左の肋骨の辺りが痛い
肋間神経痛?いや違うか?
結局夕方になっても痛い
たまには
痛みのないさわやかな朝が欲しいよ
ふん
日曜日
溜まりに溜まった経理の仕事はほっといて
溜まったアイロンをとりあえずかたした

パソコンを開く
何日かぶりでブログ編集画面を開く
前回のブログはアクセスが
なんといつもの3倍!
タイトルのせいだろうか?
人は美味い米が食べたいんだな
と、納得。


(そりゃ暴れることもある)

10日の新聞に
経済が崩壊状態のジンバブエの記事
前年比2億3100万%のインフレ率
2億3100万%って
いったい何?
一年間で物価水準が200万倍以上に増えた計算らしい
戦争状態にない国では世界最高水準のインフレ率更新
とある
そのような場合の国の民はどうなるの?
数字だけ載せるのはやめてほしい
気になるのは人の生活
新聞屋め・・・取材しろ。


(止まれと言われても・・・。)

それにしても日本国の借金時計の額も
ジンバブエどころじゃない
データーによってばらつきはあるが8~900兆円
すぐにも1千兆円に届く勢いで増え続けている
日本の行く末はドロ舟だ


(やっぱりそういうことだったのね)

その上の記事
NATO国防相理事会アフガン情勢を協議
ブタペスト九日
NATO(北大西洋条約機構)を主体とする
約5万人のアフガン国際治安支援部隊(ISAF)
をめぐり米政府は「約1万人の増派が必要」と主張
日本などISAFに派兵していない各国には
総額百七十億ドル(一兆七千億円)の財政拠出を要求
などとある
命か・・・さもなくば金をよこせ!
とは
近代化、国際化とはまっこと野蛮極まりない
原始時代のほうがもっと人と人
部族と部族などの関係は
穏やかだったんじゃないのか?
敵が人ではなかったし
恐竜や猛獣、天変地異を敵に戦うってほうが
人間同士戦うよりも野蛮じゃないって
思う
高度な文明は人を幸福に出来るはず
と思いたいが
思えないのが哀しい

いつまでたっても
高度な文明人になれない私です
国際化にもついていけず
とにかく食う為に働くのみの我が家
で反省と共に隣人愛と
動植物の命によって成り立つ命
について
少しだけ考える
肋骨がひりひりする


(ススキスキスキって言ってみた)

週末の話
小倉に仕事に行っていた自転車君から
帰るコール(メール)が携帯に入る
いつもは
これから蛙(絵文字)とか
今からバス(絵文字)に乗る
とかなのだけれど
何故かその日のメールの文は

「帰り道 香りで辿る キンモクセイ
なんちゃって、帰って食べる十時前。」

ときた・・・。
なんちゃって(死語やね所謂) 
てな五・七・五かい!
ほんならお返しせにゃ

「帰り道 空を見上げりゃ 金木土星」

と 返信
まあそんな
なんちゃって夫婦です


(キンモク星って星の王子はいる?)

がてん系娘はたまに帰って来て
「まじ、疲れたよ おかあ~背中踏んで~」
とか
「お金がないよ~5千円貸して~」
とか
「明日お弁当作ってよ~」
とかお願い三昧
かと思えば
「見て見て~この力こぶ」
とポパイのポーズ
「・・・・・。」
しかも今夜は夜中に友達を連れて帰り
「布団と毛布出して~」
とおっしゃる

高度な文明とは程遠い一家だな
たまには文明と
人間の歴史や真理について
考えてみな
力こぶも大事だけどね


(煙突にまた明日って言いたい帰り道)

だから
今読んでいる本は
文明を捨てた若者の話
ジョン・クラカワー
「荒野へ」佐宗鈴夫訳(集英社文庫)
ショーン・ペンが先頃監督し映画化した
「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作でもアル
アラスカの荒野に魅せられた青年
打ち捨てられたバスの中で
数ヶ月もの間
原始的狩猟生活を過ごし
息絶えた一人の青年の実話
綿密な取材を元に書かれたノンフィクションである



裕福な家庭に育ち
優秀な成績で大学を卒業した青年
ハーバードのロースクールへの進学も決まっていた
しかし卒業と同時に家を出て
預金をすべて慈善団体に寄附し
財布の現金も燃やし、途中車も捨てて
北アメリカを放浪の旅に出る
アラスカの荒野に行く夢を果たすため
2年に渡る放浪生活を送る

人生において必要なのは
実際の強さより強いと感じる心だ
一度は自分を試すこと
一度は太古の人間のような環境に身をおくこと
と語る
クリス・マッカンドレス
無謀な冒険の果てに死んだ若者

言って
簡単にお仕舞いにすることが出来ない
何かが
このお話には詰まっている

彼の遺品の中の書物の1冊で強調されていた一文
ページの上には「真理」の文字

愛よりも、金銭よりも、名声よりも、むしろ真理をあたえてほしい。
(ヘンリー・デヴィット・ソロー「ウォールデン、森の生活」)


真理は
肉体にあるのかも知れない
命の犠牲の上に成り立ち育成される肉体
(胸膜とあばら骨が教えてくれる真理)



(溜め池が水墨画に変わる夕間暮れなんちゃって)


溺れ溜めによるリラクゼーションと草冠の鳥

2008-06-25 23:50:33 | 超おすすめ

(蔦の絡まる家~からまり過ぎでしょ・・・まるまる蔦でしょ!)


(ツタのからまない家・・・どっちかって言うとアイビーには煉瓦よ!)

夕べ
溺れ溜めにより風呂を溜めながら風呂に入った
あっ
溺れ溜めというのは長四角の深めの風呂の底に
立てヒザで寝転び、お湯を溜めながら入ること
寝転んでいるので風呂の天井をじっくり見れる
ああ
そういえば天井の換気扇のはめ込みフタが
ちょっとだけ斜めにずれている
直すべきかなあ

考えながらも
お湯が冷えた身体を包んでいくのを楽しむ
なかなかのリラクゼーション
これで足がのばせたら言うこと無しだ
無理だけどね
それでもすぐに
耳の上まで来るお湯に少し頭を上にもちあげつ
溺れる間際を言ったり来たり
少しずつ少しずつずらしながら
ごぼごぼごぼごぼ・・・ごぼ

ところで
何故なのか
今夜の口から出たとこ勝負の風呂歌は
なにげに
げに
まっこと?おもいがけず?
昨日歩いた道の
家のつたの絡まるイメージに違いなく
単純な脳回路~でこの歌だった



ツタの~からま~る チャペ~ルで
祈り~を 捧~げた日
夢お~かりし あのこ~ろの
思い~出を た・ど・れ・ば~

んん~とその次が出てこない
そうそう

胸の中に 秘めて~いた
恋へ~の 憧れや~
秋の日~の 図書館の~
ノートと インクの匂い
過ぎし日~の あの頃
学生時代

ん~なんかちがうぞ~飛ばした?
いや1番と2番がごっちゃ?
ちょっと調べたよ
こんな歌詞でしたね
口からでまかせ歌じゃいかん
歌詞はこちら
クリックですわ
       学生時代

なんだかな!これって絶対に
学生時代には歌ったことがない曲
そりゃそうよね
昭和39年にペギー葉山さんが歌って
ヒットしたらしい
そんなに古い歌とは思えない
だが結構風呂歌には向いていますな
サビで声を張ってね
リラクゼーーション
知っているというお方がた
多分中高年ですが
うん♪ぜひオススメ致します
溺れる前に歌ってね

ところで
ツタってほんとに生命力があるのよ
憎らしいくらい強い
排気ガスなんのその
木本のクセに吸盤がアルし
植物にしとくのは惜しい
空に
向かって向かって飛んでいこうって
そんな勢いがあるのね
蔦の字の中には鳥がいるのよ
草の冠かぶった鳥がね


(飛んで行く怪鳥をそのツタは見ていた・・・。)


生命力の源
蔦のツルの中には甘味があって
砂糖のない昔は
このツルからとったのよ甘味を
だから人間もね 食がエネルギーに替わるのが
糖分だっていうのが
なんかすごく納得してしまう
でしょ?
蔦の
上昇熱量はこの甘味にある?
ちがう?
ちがっててもいいが
そうしとこう




このところ涼しい日と蒸し暑い日と
雨降りと梅雨のひぬまが交互にきて
かたずけたい事案(事案って大層な)が
いっぱいあるのに手がつかない
明日からやるか~ごぼごぼごぼ

一度風呂に入りながら半割のスイカを
すぷーんで食べてみたい
なんか映画で見たのね
何の映画だったかなあ
中国映画か韓国映画か日本・・・そうだ
日韓合作映画だった気がする
でも思い出せない
冷蔵庫にスイカは
無い
そうね

それにしても
ああそれにしても
夜中の冷蔵庫のつぶやき
勝手に氷の
製氷のガランとゴロンの音には
哀愁ならぬ・・・涼愁を感じ
現代風鈴いや
電気氷鈴と名付けよう
うんいいよ。



ではでは天道虫に鼻をかじられぬよう




「かおりんぼ」究極の香り対決は鼻原花山に依頼

2008-04-20 12:06:45 | 超おすすめ

(息が長いヴィオラ的な人はきっと生命力にあふれている)

いい匂いとくさい臭い
おなじ「におい」と書いても漢字さえ違う
香りと匂いはまた少し違う
『香り』と書くと
そこはかとなくやんごとなくただよう感じがして
やはりお香のイメージを呼び起こす
香水はもっと香りがたつ感じか?

日本人は体臭が西洋人に比べるときつくないし
人によってはほとんどない人もあって
香水で消すほどじゃないから
特に香水ぷんぷんの人というのは少ないが
西洋のお方たちは
香水の匂い漂わせている人が多い
何の話かと言うと
中世のヨーロッバの話である

『パフューム』という映画である
監督トム・ティクヴァ
2007年3月日本公開の
ドイツ・フランス・スペイン合作映画
~活気と悪臭に満ちた18世紀のパリ
金持ちは香水パフュームに夢中だった~
で始まる
85年に発表され世界的ベストセラーとなった
パトリック・ジュースキントの小説が原作
映画化権の争奪戦となったものの
原作者が拒み続け、ようやく21年の時を経て作られたらしい

究極の香り造りに取り付かれた
生まれつきどんな匂いも臭いもかぎ分けられる男の話
ビデオに撮っておいたので見てみた
これが予想外に面白い映画であった
~ある人殺しの物語~と
副題がついているのだが
物語は
この天才的嗅覚を生まれ持った体臭の無い男が
悲惨な状況でこの世に登場する場面から始まる
18世紀のパリ
悪臭に満ちた魚市場の死んだ魚の内蔵にまみれ
生み落とされた彼は
母に見捨てられ父もわからず
施設からなめし皮工場へと過酷な人生を歩み始めるが
嗅覚と併せ持った生きるバィタル能力?で
普通なら数年もすれば死んでしまう過酷な労働条件の
人身売買使い捨て子供時代をなんとか生き抜き
青年になったある日
なめし皮を届けに行った調香師の家で
棚におかれたありとあらゆるにおいの源
調合前の抽出水の中に身を置いたことで
才能開花させ
調香師に弟子入りするチャンスを得る
そこから究極のパフューム造りの為の
においの抽出法を学び始めるのだが~

ここからが普通でない嗅覚の活躍が始まる
究極の匂い香りとは何か?
であるのだが
その素となるのが女の体臭だというからね
それも美しい女限定
なんで「ブ女」のにおいはダメなんだ
いい匂いの「ブ女」もいるかもよ(笑)

美しい女は原材料よ
なので
彼は香水の原材料原産地である
花咲き乱れる南仏グラースに行き
人間の体臭の抽出法をあみだすわけだ
その為には美しい女たちを捕獲し殺さねばならない
花を摘むように・・・。
あっ
それからるるが前にこの花の名前は何?
と写真を出したあの白い花
チューべローズ(月下香)が映画に出て来たのよ
この花は香水の原材料として
多分長年栽培されとるのじゃね
この花をどっシャリつんだ荷車が出てきたよ
発見発見

話は戻るけど
美しい女の体臭の抽出法だけど
この辺はまあマジかい?
そんな方法で抽出できる
と突っ込みたくなるのだけど
それは置いといて
彼は見事 女たちの匂いの素を集めてゆく
もちろん警察の手は迫る中で
そして究極の香水を造り上げるのだった
しかし愛する娘を殺された男が
執念で彼を捕らえ絞首台へ送る
ここからがクライマックス
面白い展開が待ち受ける訳ですが

まあ見てのお楽しみですな
ある意味危険な思想映画だと思うね
考え方によっちゃあだけど・・・。

しかしどんな香りなんだ
究極の香りとは
海原雄山・山岡士郎でもわからんだろう
あっ『おいしんぼ』は『味』じゃった
でも香りと味はつながるからね
口と鼻は一体やし
鼻から脳にどんな魔法の伝達が行われるのか?
う~ん誰か
『かおりんぼ』を描いて
究極の香り対決~をやってくれ
鼻原花山(かざん)氏に依頼しよう

究極はひとつだけである
究極は地平の果てにある楽園のイメージ
だろうか
『究極の香り爆弾』を造り
戦争や諍いを繰り返す人達の所へ落とし
その香りを嗅いだ者は
すべて戦う意欲を萎えさせて
周りの人間を愛しく思い
・・・・・・。
という様なそんな香りが造れるならば
致し方ない
平和の為だ・・・。
美しい女は原材料になってもらおうぜ

残念だが我々ブ女は見守るしか
スベはない(笑)




ロックホラー「スウィニー・トッド」ジョニーデップのおちょぼ口

2008-02-03 14:27:25 | 超おすすめ

(庭の梅が咲き始める・・・それがどうした)

空気はひどく冷たいのに
太陽の日差しがほんわりとした
冬の日であった
肩甲骨のあたりから
腸詰ウインナの肉を詰める前のような
ひも状のものの先に
魂がぶらりふわりと空中に浮かんでいて
ちょうどヘリウム風船をもらって
スキップしてる子供のような
受かれ気味の男か女かわからぬ人が
坂道を下っていく
坂の途中のマンションの入口に
張り付いた形で
一坪程度の小さな洋食屋がある
見た感じ60過ぎの生真面目そうな
マスターが一人で営んでいる
安くて味もまあまあいけるから
常連客もついているんじゃないかと
推察される
推察してどうする
というほどのこともない

浮かれ気味にしては
足取りはいまいち軽くはない
魂を斜め45度に浮かべて
洋食屋の横をいつもどおりに
客の入りを確かめながら下るのは
どうやら女のようだと
本人が言うのだから間違いなかろう
ふ。ふ。ふ~。
風船魂は機嫌の悪い日は
あかるいきみどり色にみえる
機嫌の好い日には
だいだい色に変わるのだった。

今日は魂の機嫌がよさそうだ
機嫌が好いということは
ロックな気分であるので
だいだい色の風船魂を
得意げに振り回しながら歩く
それでも
軽くない足取りの訳はというと
靴底が剥がれだし
歩くとぽこぽこいう
お気に入りのズックのせいである
ぽこぽこ
ポニー歩きで歩いていく


(喋る靴・・・黙れセメンダイン持って来て~

ロックな気分の
そのココロは
ロックな映画を見に行くからで
博多じゃ老舗の昭和の香りのする
キネマって感じの映画館
「中州大洋」へ
たったひとりで向かう
一作品無料の映画招待券が
誕生月に一枚送られてきて
ある映画を見るために
大事に寝かせておいたのだった

「スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
ジョニー・デップとティム・バートン監督コンビの
最新作
このブログが
ジョニー・デップネタで始まったことは
明らかなのである
そしてこの映画を見逃せないのも
明らかなのである
ロックな足取りで
ジョニーの歌声を聞きに行った
はっきりいって
歌っているときの口は面白かった
おちょぼぐちになったり
まあ発声練習どうりなのか
と推察する
推察してどうのこうの
言うつもりはない
なかなかの美声ではあるし
彼の映画は
どんな映画も私の中では別格なので
下手な感想などない!
だって良いに決まっている
というか
決めている
たとえ誰がなんと言おうと
魂がだいだい色に
ぶあんと浮かんでいるのだから
ご機嫌だぜ!
というほかはなにもない

初回ブログ「勝手にランキングNO.1」の
順位にはめこまねばならぬ
そうだな
「スリーピー・ホロウ」の次くらいに入るかな
ということは七位か~
アリゾナドリーム以下1位ずつ後退だな

スプラッターな血糊の量はすごかったが
怖さも美術も「スリーピー・ホロウ」の映像には
少し負ける
まあ好みだけれど

今回は私生活じゃ監督ティムの彼女の
ヘレナ・ボナム・カーターが相手役で
ちょっとそれも
ロックな設定よね~
と思いつつ
キスシーンもあったしね
でもヘレナ演じる
ミセス・ラベットの片思いだから
スウィニー役のジョニーは
ほとんど放心状態なのだった

理髪店の部屋で
ただ2回ほど
二人の目が素になっていたのを
るるは見逃さなかった
なんか
ごくごく普段着目線で見た瞬間が
二人にはあったよ
休憩中かよ~?
って思った(笑)
目の下の隈取メイクでは
ごまかせないさね
ジョニーの目も口も優しすぎたね
目にもう少し
怖い部分
狂気の部分が欲しかったくらい
まあ殺しのシーンは
時代劇の人切りと近い
刀がかみそりになっただけで・・・。

でも床屋で髭剃りしてもらう男の人は
思い出して怖くなるかもね
頚動脈は無防備だよね
仰向けに寝かされて
まな板の鯉だし

映画を見終わってトイレに入ったら
OL風の女性二人が
「怖かった~思わず声をあげそうになったよね
ちょっと~ね~なんていうのか、違ったね・・・。」
と話していた
君たち!つまりそれは批判かい?
と突っ込みは入れなかったが
ふ~ん
でもその恐怖を味わいたくて
るるはせっかく一人で見たのにさ

そうだった
「スリーピー・ホロウ」
では
まさに声をあげそうになった
シーンがあったよ
森の樹木が・・・首なし騎士が・・・きゃ~あ。
ステキに怖かった
大きなスクリーンでみたからかな?
「中州大洋」のスクリーンは
小さい・・・。
映画って
ここ大事なとこよね


(ロックホラーを味わってみたら、たった2月の味がした)


ソフィスティケイトされたフレンチボサノヴァで婆イズム

2008-01-29 18:23:53 | 超おすすめ

(今日は寒いからフォーマルよりカジュアルでいいんじゃない!けろ)

週間頑張った大賞
一位・サウスカロライナ州予備選
クリントン氏対オバマ氏は
オバマ氏圧勝で来月5日の
スーパーチューズデーでの決戦が
ますます盛り上がるだろう
二位・朝青龍対白鵬は白鵬に軍配があがった
ふうむ、盛り上がりをキープしつつ
次の決戦へとつなげる技か?
盛り上がりで相撲ファンを増やせるか?
今後にくりこしだな
三位・大阪国際女子マラソン
最終トラックで四回転倒も
笑顔の福士加代子(ワコール)
やっぱりフルマラソンの壁は厚いか?
でも苦しくても顔が笑っているのが
ちょっとシュールな映像だった
四位・大阪府知事の件・・・はほっとこう。
五位・ハニカミ王子はプロ転向でパナソニックへ
できれば王子製紙へいってほしい・・・?。
ちょっとずれました

日々毎日
目の奥と胃と左下腹が順繰りに痛くて
2008年に年が改まっても
ちっとも頑張れない状況のロックばばあ~るるです
仕事の速さを自負する私も
かなりのノロノロペースに嵌まり込んでいる
おまけに
髪が伸びてうっとうしく、ぱさ ぱさしだし
白髪も目立ち、髪の毛を洗うと
なかなか乾かないし寒いし冷たい
だから夏と違って自然乾燥でなく
ドライヤーであらかた水気を飛ばそうとする
だけどめんどうだし
早く乾かそうとドライヤーを近付けすぎて
中の電熱コイルに髪の毛を吸い込まれ
絡まって、おっとっと~と
あわてて引き抜いたら
ドライヤーが火花を吹き
焦げ臭いニオイと共に
どうやら
ドライヤーは壊れてしまった

そんな哀しい冬の風呂上がりの夜
『決めた!髪を切ろう!』

その二日後
8ヶ月ぶりで髪を切りに行った
でもあんまり短くすると首回りが寒い!

思うところがやっぱり
ばばあ感覚が身に着いて来ていると
妙に嬉しくもある
まあそれで
長さを首まわりにキープしつつ
梳いて軽くしました
だけど壊れたドライヤーは
戻らないのだった
アンニュイ・・・。

ってわけで
ロックばばあなのに
今日はなんとなくアンニュイに
フランシス・レイの「男と女」の
サウンドトラック
なんぞを聞きながらキーを打っている

ららら~ だばだばだ ダバダバダ
ららら~ だばだばだ ダバダバダ

である(古・ふるっ)
もはやクラッシックになりつつある
「男と女」は
クロード・ルルーシュ監督作
42年前の映画ですな
ホンに古典化しつつある
かも
アヌーク・エイメと
ジャンルイ・トランティニアン主演
でお話は
妻に自殺されたレーサーと
スタントマンの夫を目の前で失った女が
寄宿学校にいる互いの子供を通じて知り合う
次第に惹かれ合い恋に落ちていく
って話だったと思うが
それよりも
大事なことは音楽映画でもある
ということ
フランシス・レイとバーデン・パウエル
の音楽
ピエール・バルーとニコル・クロワジーヌ
が歌っている



(ぶりっこ爺さん?ピエール・バルー)


男と女のサンバ
今日、あなたが
男と女
僕らの陰に
あらがえないもの
時速200キロ

の6曲が収められているが
まあインストゥルメンタルをいれると
9曲入りだけど
ほぼダバダバダ ダバダバダ
のイメージに彩られた一品
な~逸品といえる

何故ロックババアがこれを聴くかというと
ギター奏者のバーデン・パウエルやね
ブラジル音楽の香りあり
だしね
リオデジャネイロ州生まれの人だけど
残念なことに2000年に63歳で亡くなっている

それから
本国フランスでより日本で人気が高かった
歌手兼役者のピエール・バルーも
なかなかの男前
ユダヤ人特有のあの思慮深げな顔立ちも
兼ね備えてるし
この「男と女」には
スタントマンの死んだ夫役で出ていて
しかも実生活で彼は
この主演女優アヌーク・エイメを獲得し
結婚している

まあその後別れて日本人女性とも結婚しているが
つまりさすらい人なのでしょうか?
実際スカンジナビアやポルトガルブラジルや
イスラエルと旅をしてボサノヴァに傾倒して
フランスにボサノヴァを流行らせた
っていうからね
「男と女」という映画がミュージカル映画以外で
音楽映画というものの最初の映画である
という自負
をピエール・バルーは語っている
ふん ふん

さ~すらお~う
と夕べ奥田民夫も歌ってたが
ピエール・バルーは今年76歳らしい
爺さんになってもさすらっているのかどうか
は知りません

「男と女」の続編
「男と女Ⅱ」が20年後に
同じ役者で作られたらしいが
45~50年後版
「男と女Ⅲ」改め
「爺と婆」という音楽映画を
是非に作って欲しいと思う
アンニュイな今日である

ダバダバダ
ダバダバダ

ピエール・バルーのサンバへの想いは
やたら語る語る
男と女のサンバの歌詞の中に
じっくりと込められている

その一部

~~~~
悲しみのないサンバがあるとするなら
それは酔わせてくれないワインのようなもので
酔わせてくれないワイン、そう
そんなものは僕が求めているサンバじゃない
~~~~

僕の知っている歌は気むずかしく
ある人にとってそれは一時の流行でしかなく
ある人はそれを愛することなく利用だけしようとする
でも僕はそれを好きだから世界中を駆け巡り
その流浪のルーツを探してまわった
今、その最も深い根っこを掴みたいのなら
サンバ=シャンソンを歌えばいい





(冬の空はアンニュイというよりドンニュイ)