RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

202歳の出会うカササギの橋

2006-10-20 16:00:21 | よかね~
先週半月遅れでミヤコドリが和白干潟に飛来したそうです、赤いくちばしの
渡り鳥はロシアのカムチャッカ半島などで繁殖し、日本には数百派しか飛来
しないそう、和白干潟には、かっては十数羽来て越冬していたそうだけど、
過去2年間は3羽づつに激減、来年彼らは来るだろうか。

家の小さな庭にもけっこう野鳥が来る、鳥の名前はわからないが、イヌびわ
の実が熟す頃(ちなみにイヌびわは隣の木で、家の庭に張り出している)と
さくらんぼの木に実がなる頃(これは家の木、今年はさくらんぼジャムも作
ったよ、酸味があるからジャムには最適来年はパイかな。)
そうだ紅玉がでたらアップルパイを作ろう。

九州北部にだけ住む留鳥「カササギ」は七夕さんで有名だけど、どんな鳥なの
か目の前では見たことがない、ちょっと写真検索してみた。
(写真はカササギ君)黒とブルーと白の綺麗な鳥やなあ。

かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
『新古今和歌集』(『小倉百人一首』にも)
って句が有名ですが、だから今日は七夕伝説の話
(季節はずれなやつ。はい。

天の川をはさんで
鷲座の彦星と琴座の織姫は
もともとはシナの国では夫婦じゃったらしい
夫は遊子、妻は伯陽といった
この夫婦 月の神をことさら熱心に崇めていた
晴れた日には夜毎、月が昇のを待ち焦がれ
そして月が地平に沈むころ連れ立って丘に登り
沈む月の面を眺め、月がついに姿を消す頃
共に嘆き悲しんだ、妻は99歳で死んで星になり
夫は103歳に妻を追って星になるが二人の間には
天の川が流れていたとさ、おまけに橋がありませぬ
天帝さまが一年に一回だけ
水浴びをお休みして釈迦の説法を聞きに行く
七月七日の日にカササギと烏の群れが現れて
体を宙に浮かせ羽根を思い切り広げて
「MilkyWay」に橋が架かる―――
そんでもっていとしい人に逢いにいける

それで短冊に「かささぎのはし」て書くんや
しかしスイカの絵もつるしましたな
スイカを運ぶ編み編みのネット状手提げを頭にかぶり
織姫様になってみたりしましたが

それはさておき

日本に伝わる「たなばたつめ」の話は
機織の好きな働き者の娘っこが
牛を引いた美しい若者に恋をして
結婚するが互いに夢中で
仕事をおろそかにしたため
天帝の機嫌をそこねて
離れ離れにされたという
のやったかな
長生き夫婦の話のほうが好きゃなあ
お月さんもすきやし

出雲では七夕に「ねむながし」という風習があったとか
眠りを洗い流す儀式とかで
夜明け前に若い衆が「ねむ」の葉と豆の葉の束を
携えて近くの川へ出かけ その葉の束をてんでに投げ入れ
短い詩句を唱える―――

ねむは ながれよ
まめのは は とまれ

そのこころは
「眠気よ 流れ去れ
元気の葉よ とどまれ」
と いうことらしい
なんか子守唄のようでもあり
お見舞いの唄のようでもあり

ちょっとこのところ身体も心も投げやりになり
不調が続いているので、呪文代わりに唱えよう。

ねむはながれよ
まめのは は とまれ

ねむはながれよ
まめのは は とまれ

ねむはながれよ
まめのは は とまれ








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