友達の美知が、ブログで親知らずについて書いていた。
私も思い出したので、書いてみる。
大学時代、私は1人暮らしをしていて、2本の親知らずを抜いた。
1本は変な方向に生えていて、歯並びが悪くなると言われたので、歯茎から出てくる前に切開して抜いた。
問題は、もう1本の方だった。
ほっといたら、雑菌が入ったのか、化膿してしまったのだ。
そしてある日、それが破れて口の中が大変なことになってもうた。
速攻で歯医者に行き、化膿止めをもらい、
化膿が治まったら抜くことに。
事件は抜き終わった後に起こった。
抜き終わって、穴に脱脂綿を噛まされて、
「麻酔が効いている間は注意してくださいね、
あと、アルコールなどは出血が止まらなくなるので控えて」
との注意を受けた。
ハーイ、と車でアパートに帰った。
カギを開けようとした時、
妙なことに気付いた。
腕が血だらけなのだ。
ぎょっとして胸元を見ると、ギョギョッ!!!
白いTシャツが血だらけに!

慌てて部屋に入り、鏡を見ると、
口の片側から血が滴っている。
お岩さんだ。
ホラーだ。
こ、怖い…。
脱脂綿を噛んでいたものの、出血がヨダレと混ざって、
麻酔が効いて力の入らない片側の口から流れ出ていたのでした。
ああ、車で良かった。
バスで行ってたら救急車呼ばれてたかもしれん。