チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

マンガのような本当の話。

2008-01-30 | チョッパー中継





人間生きていると、
「それ絶対作ったでしょ」
と言われかねない実体験が1つはあるんじゃないでしょうかね。

さっき思い出したその類の話であります。

高校の時、友達の友達だった他校の男の子に告白されました。
がしかし彼と私は面識もなく、
向こうはこっちの写真を見ていて、何度か電話をくれた後のことです。

なのでもちろんこっちには何の感情もありません。

その告白というのが、電話口で、

「俺の気持ちを歌にしたから、聞いて欲しい」

というものでした。

初めての経験でした。ビックリしました。
そして申し訳ないけど引きました。
なので途中からはそっと受話器から耳を離しました。
受話器の向こうからギターの音が消えた頃、
きちんと「ごめんなさい」と言いました。

そしてそれから数年後、
私は今と同じく親の会社で働いていました。

取引先の会社の経営者の息子が修行に来ていました。
同じ歳の普通の男の子。

が、ある日からしきりと周りにはやしたてられるようになりました。
「彼がお前のことを好きらしい」と。
彼とはほとんど話したこともなく…またもや…。
なぜなんだ話したこともないのに何が好きなんだよ一体…
とイラッときましたが、スルーしていました。

ある日、イトコ(上司)が言いました。
「かわいそうだから、1度だけ食事に行ってやってくれないか」と。

いやだ。

という私の反抗もむなしく、最初で最後のお食事に行く羽目に。

あまりにいやだと思っていたので、
今思えば彼が不憫なほどに無表情無反応だった気が。

その後はまるで何もなかったかのように過ぎていったのですが、
もうじき彼が親元に戻るというある日、

窓の下からギターの音色が…。

そして歌声が…。

まさか再び。

そうですまたもや。

その窓のある部屋には私とイトコの2人しか勤務しておらず…

イトコが一言、

「あいつ、やっちゃったな…
でもまぁ、せめて最後まで聞いてやれよ…。」

ゆずの曲だったと思うんだけど、
あまりに衝撃的でほぼ覚えておりません。

休憩時間だったとはいえ、
自分の勤務する会社にギターを持ってきて、
なおかつ弾き語りをするとは恐れ入ります。


大好きな相手なら、まぁなんとか笑って済ませれるか、
もしくは嬉しかったりとかするかもしれませんが。

世の中色んなことがあるもんです。