チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

ペルーのたび 7。

2008-09-26 | 616


昨日の夜、部屋にゴキブリが出ました。
チョッパーに見つかって狩られる前に、と本を丸めて叩いたら半死状態で、
そのままベランダにポイッとしたんですけど。

いや、チョッパーがベランダに出たがったら困る、
やっぱり拾ってごみ箱に捨てようと思って、
そしたらチョッパーが、「何?何かいるの?」と隣に来て、
チョッパーが見守る中、ガラガラと戸を開けたら、

ババババババッ!

と戸のところにいたらしきゴキが暴れて、

私もビックリしたけど、
チョッパーなんて飛び上がって(ビックリすると本当に前足2本共浮きます)、
その場をぐるんぐるん回って、
私の後ろにピタッとへばりついて、
一生懸命首を伸ばして戸のところを見てて。

その姿がおかしくてかわいくて、もう胸キュン。

ちなみにゴキ、
朝になったら元気になって、まだ窓にいました。
放置中。


全然関係ない話から始まるけど、4日目後半戦開始!


クスコの街を散策しながら、ツアーはお昼ごはんへ。



↑ペルーのスープは大体お腹にやさしい感じ



↑右側は鳥の唐揚げみたいなの これがさくさくでやわらかくて美味



↑何味かは不明だけどアイスクリーム



↑コカ茶 けっこうおいしいです


コカ茶とは、麻薬のコカインの原料の葉っぱのお茶であります。
コカの成分が多く含まれてると、
コカの飴も税関通れないどころか、逮捕されてしまうらしいです。

このコカ茶、ティーバッグにもなっていて、
ホテルのロビーで無料で飲めることが多い。
食後にも、
「コーヒー?紅茶?それともコカ茶?」
という具合にペルーでは一般的。
地元民にならって砂糖を入れて飲んでみたけど、
なかなか美味でした。

高山病にも効くらしい。


さて、この昼食中、
私に異変が。

実はリマで飛行機に乗った後から、
微妙に感じていた軽い頭痛…。

高山病なら低地のリマで頭痛が起きるはずないよな~
だからこれはただの頭痛ですよね?

しかしクスコに降り立ち、街を散策し、
気をつけてはいたものの…
この昼食時に私の頭痛は本格的になってきていたのでした。
飲んだ頭痛薬も効く気配ないし。

急いで高山病の予防薬を飲むも…
おかまいなしに観光は続く。



↑サクサイワマン城塞

※クリックでおっきくなります

「城塞」と言われつつも、根拠はないらしい。

しかしまたもや見事な石組み。



↑ピューマの足だとの説明 ピューマくんは神聖な動物らしい


この石はここらのものではないらしいから、この巨石を人が運んだことになる。
しかも隙間なくぴっちりと。
「バターを切ってくっつけるように」
との表現は見事だと思う。
なんでこんなことができたのかなぁ



↑丘の上から見たクスコの町並み さすがの世界遺産



↑次に寄ったケンコー遺跡にて


もうこの辺から写真の枚数激減。
こもったように音が聞こえ、耳がおかしい。
ぐわんぐわんする。
なるべく心拍をあげないよう、頭を揺らさないよう、歩く。

クスコに降りて、特別空気薄いなぁとか思わなかったのになぁ。
息苦しいとかも全然なかったし…。

しかしこの頭痛、例えるならまさに「二日酔い」。

今日のホテルがあるウルバンバに向かう途中、
アルパカの牧場にトイレ休憩アンドショッピング。



↑見事なドレッド具合



↑この微妙なぶさいくさがたまらなくかわいい



↑無表情で寄ってきたわんこくん

愛想がないくせに、なでるとぴったりと体を寄せてくる。
この仕草はペルーにおいてなでさせてくれる犬には共通だった。
本当に「ピタッ」とくっついてくるので、大変にかわいい。



↑クスコのわんこ おまけ


ウルバンバは標高2800m。
少しはやわらぐのかこの頭痛???

飴をなめるといいと聞いて、なめるなめる。

皆が疲れて爆睡のバスの中、1人頭痛と格闘。

崖みたいな道をガンガン走っていくバス。
荒い運転が極端に苦手な私はさらに恐怖と戦わねばならんのであった…。



↑それでも渓谷は美しい


ウルバンバの町は、素朴で貧しい山中の村という感じで、
日本人が泊まりそうなホテルがどこに?という雰囲気だったんだけど。



↑ ね?


ありました。
外観は派手じゃなかったけど、中はかわいくて素敵でした。



↑ ね?


しかしこのあたりからボケボケ写真の割合が激増。
なぜなら大変頭が痛かったから。



↑ ね?



↑部屋も山小屋チックでかわいい


朝晩が冷え込むので、
ペルーのホテルの部屋には大体暖房器具があったんだけど、
いっこも使えたためしなし。
壊れてる。
ペルーらしくていいけど。

あまりの頭痛に、頭痛薬を飲んで夕食まで眠る。
まぁ、全然治らなかったけど。




↑胃に優しいあったかスープも半分しか飲めず…



↑大好きなお肉もほとんど飲み込めないありさま


追い打ちをかけるように、フォルクローレの生演奏が始まる。
陽気な歌声と太鼓の音が脳みそを揺さぶって、もう拷問。
吐き気もひどくなってきたけど、
それを認めたらもうダメな気がして、それは気のせいにしてみる。

なのに明日はスーツケースを持って行けない日。
1泊分の荷物を用意しなければいけないのでした。
しかも念願のマチュピチュ、忘れ物は許されない(自分的に)。
もう必死。渾身の力で用意。

血行を良くするのは絶対にだめなので、シャワーはやめる。
浴びる気力もないけど。
でも女子だからメイクは落としちゃうし、
歯だって磨いちゃう。
(それですら頭痛との戦い)

しかも明日は4時起き。

どうなる?!
5日目!



ちなみに高山病がどれくらい辛かったかというと、
喉から手が出るほど(違うか)行きたかったマチュピチュを目前にして、

「さよなら、マチュピチュ…」

と真剣に思ったくらい。