今年の夏の思い出は、何といっても、古家での手づくりお茶会です。
8月の末のお茶会当日、午前三時に起床しました。ようやく、その日が訪れたという感じでした。外はまだ真っ暗です。
当日、起きてからすぐすることをノートにメモしておきましたので、その手順通りに動きました。
お茶室の空気の入れ換え、釜をかけて、花(檜扇・吾亦紅・桔梗・矢筈)を入れ、そうこうしているうちに夫も起きてきて、親戚から頂いた盆栽や庭の樹木に水をかけてくれました。
娘夫婦も起きてきて早めの朝食、外が白々明けて朝顔が開花する頃にはすっかり気持ちも整い、着物着て、やや動きもしなやかになりました。
娘の着物の着付けを手伝い、駐車場係の甥っ子も駆けつけ、水屋係の方も4人来られて、すっかり雰囲気も出来上がりました。
家の外や中のめだか達にも、朝食をやりました。
濃茶、薄茶、主菓子、干菓子の準備、露地を清めてお客を迎えました。
待合でお待ちいただき、全員揃われて白湯を差し上げ、弟手づくりの鹿威しの聞こえるつくばいまで案内して、いよいよお茶会です。
濃茶、薄茶と滞りなく流れて、一息です。
記念撮影後に、座をあらためて、家族も含めて総勢15人で蕎麦懐石と進みました。
ささやかな、手土産をお渡しして、お見送りして、ほっとしてそのまま昨日まで、燃え尽き症候群にかかっていました。
今朝、起きて、お世話になった親戚でまた近々秋のお茶会しようかなと、また身近な茶道具を揃えて楽しんでいるところです。
懲りずに頑張っています。
お茶会で大切なのは、時間や人の「流れ」だということが、この歳で分かりました。(*_*;