千利休(せんのりきゆう)の忌日、陰暦2月28日は利休忌です。
それにちなんで千利休居士の遺徳を偲ぶ行事、利休忌が先日宮崎神宮で行われました。
床の間に利休の画像をかけられ、先ず茶湯(ちゃとう・湯に抹茶を浮かせるだけで、茶筅で点てる事はしない)、お茶が供えられました。
利休忌には、慣例で菜の花が入れられます。
利休忌が終わるまでは菜の花を使われません。自刃の時、菜の花がいけられていたからとか・・・。
蟄居する時、淀の川堤に菜の花が咲いていたからとか・・・。
雷鳴がとどろき、霰が降る荒れた天候のなか、利休は聚楽屋敷でその70年の生涯を閉じたのです。
そのためでしょうか、利休忌は大変重要な要素を持ったお茶会で、毎年厳かに執り行われます。
今年は、七事式の一二三(いちにさん)が行われました。
これは、亭主役の方が濃茶の点前を行い、客がそれに札を入れて相対評価するのです。
評価はあまり良くもなく悪くもない少し上くらいにかしら・・・。
茶道は少し敷居が高いと思われがちです。
それで、すそ野を少しでも広げようと、今年初めてお茶を体験していただく催しが行われました。
私も友人2組に紹介しましたが、大変好評でした。
日本の伝統文化茶道が広まればうれしい限りです。
今夜はこの辺で・・・。 (・。・;