日に日に暑くなってきましたね。
暑くなると、竹細工の品々を活かそうと思いますが、今の日常生活では、なかなか難しいです。
そう、茶花では花籠の出番です。
昨年、亡くなった姉が生前わざわざ呼び寄せて、「寿司バラ」を持たせてくれました。
「寿司バラ」とは文字通り、寿司飯をかき混ぜる蓋(フタ)付きの笊(ザル)のことです。
宮崎県と鹿児島県地方で見られる、南九州の独特の生活民具です。NHKの大河ドラマ「西郷どん」で、どのような風に画面に映るか楽しみにしています。
「寿司バラ」は、具材を小さく切って酢飯に混ぜ込んだばら寿司を作る晴れの日や法事、いろいろな行事で活用かされてきました。
昔から沢山の方をもてなす場合に多用されましたので、サイズも大きいものが多く、私は以前、家庭用にはわざわざ小さめの物を注文しました。
寿司飯は、寿司桶で作るもので、竹笊で寿司飯を作るなどあまり馴染みのない方々には意外に感じられるかもしれません。
「寿司バラ」は、寿司を混ぜる以外にも、パーティー時の料理の盛り付けや弁当にしてピクニックなど、使う人の感性によって用途は広がります。
それで、今日は、大きめの「寿司バラ」にはドライフルーツや保存菓子を、小さめの「寿司バラ」には、お客さん用のお茶碗を入れてみました。
結構、今の生活にもマッチングしますよ。
民具の良さを味わっています。
今度、誰か大勢集まる時にはばら寿司を大量に作って、おもてなししようかと思っています。 (^^)/