倉庫代わりにメモリアルハウスとして残している古家の棚を片付けていたら、ラクダの置物が見つかった。
今から30年ほど前に中国の敦煌を旅したとき求め、大事に包装して持って帰ったものだ。
映画「敦煌」の撮影直後だったので、使われたセットが砂漠にそのまま残っていた。
敦煌観光の目玉はラクダに乗り砂漠をゆっくりと散策することだ。何とも不思議な揺れの感触を今も覚えている。
そのラクダに日の目を当てて眺めると、暑かった記憶がよみがえりほんとうに懐かしい。
現在日本も温暖化の影響で、真夏は灼熱の太陽の日差しが連日伝えられているがその時もそうだった。
どの写真をみても、サングラスにマスクや手袋の姿完全UVで誰が誰やら分からない。
若いときの旅は老いてからの話題づくりに貢献する。夫をはじめ周りに、今後にしばらくこの物語は続く。 (・。・;