クリスマス・イブ今日は、炉の正午の茶事を学ぶ機会に恵まれた。
懐石の後には、「縁高」とよばれる五つ重ねの重箱の形のものに盛られた主菓子が出される。イブの今日は小さなツリー菓子だった。いくつになっても夢のある菓子は、嬉しいもの、美味しく頂いた。思わず、メリークリスマス!
本格的な茶事の一連の所作を習ううち、我が家と同じようなことを発見した。
我が家では食事のあと、めいめいが使った茶碗や皿を紙で拭くようにしている。そして、ほぼ綺麗になった食器をまとめて洗剤で洗っている。誰が始めたわけでもないが、いつのまにかそうなった。カレー皿を拭き始めたのが、きっかけかもしれない。
子どもの頃食後に、ご飯茶わんにお茶を入れ、周りに付いたご飯粒を落とすように飲んでいたお年寄りをよく見かけた。
今は、湯呑茶碗にお茶を入れるのが、自然になってきたが、忙しい時はつい、ご飯茶わんにお茶を入れている。
懐石を頂いたあとも、湯桶に湯(おこげに湯をさしたもの)と香の物が出て、客は湯を取り回し、飯碗、汁碗に湯を注ぐ。
そして、沢庵で碗を綺麗に拭きながら、湯を飲み干し、最後に懐紙で器を拭いて清める。
今日は、今も昔も変わらない日本人の合理性を学んだような気がした。(^-^)