とりとめのない話の続きですが、
7.8年前だったかな?
その頃は、中国人を良く見かけた。
職場にも、中国人のバイトがいた。
留学生ということで、日本語もかなり上手だったし英語も出来るし(私並だからたいした事はないけど)言葉に苦労してた私は、同類の思いだった。
ある日、その子が「あそこ、メンマジンいる」と言う。
メンマって漬物か?と思い「メンマ何処にあるの」と聞き返すと、「違う、あの子メンマジン」
バイトの指差す方を見ると、日本人ではないアジア系の顔立ちの女の子。
ちょっと考えて、「もしかして、ミャンマー人のこと?」と聞くと、「??メンマジン」
「スーチンさんと同じ?」
「そう、彼女メンマジン」と、やっと納得。
私、「ミャンマー」って世界に通じると思っていたので、初めて「ミャンマー」が日本語的発音だと知りました。
日本人が「バニラ」と外国で言うと、外国の人は「バナナ」と聞こえるそうです。
外国に転勤していった人たちとかが、何度も発音しなおしてやっと通じたとかいう話を良く聞きます。
難しいですね。
言葉と言えば、若い頃、都会に住んでた経験があります。
都会は、全国から人が集まってきます。
その頃勤めていた会社の同僚も、北海道、青森、岩手、福島、新潟、茨城、etc.出身地も様々。
みんなお国訛りを捨て、標準語で話すので田舎者なんてわかりません。
その中で一人、青森出身の子のことを、今でも思い出します。
その子は、青森出身であることに誇りを持っていましたので、標準語を話そうとしません。
「自分のうまれた国の言葉、何で直さなくちゃいけないの?ちっとも恥ずかしくない。」と、青森弁で話をするのです。
同じ田舎者として、拍手を送りつつ(心の中でです。)、でも、そこまで頑張らなくてもと思っていました。
その後、私は田舎へUターン。
あの子は、今でも青森弁で話をしているのだろうか?(もう、数十年。標準語になっていると思うけど。)それとも、青森に帰ったかな?
配属も違っていたので、音信不通ですが、時々思い出します。