(1986/アイヴァン・ライトマン監督・製作/ロバート・レッドフォード、デブラ・ウィンガー、ダリル・ハンナ、テレンス・スタンプ、ブライアン・デネヒー、ロスコー・リー・ブラウン/116分)
レッドフォードとデブラ・ウィンガーが共演で、おまけにダリル・ハンナも出てるってことで数年前に買った中古DVDであります。監督が「ゴーストバスターズ」のアイヴァン・ライトマンというのも気になったんだけど、調べると「ゴーストバスターズ」は2年前だったんだね。
映画の冒頭は1968年のNY。沢山の招待客が集まって、名の売れている画家デアドンの娘チェルシーの8歳の誕生日パーティーが催されるが、宴も終わりゴミも放置されて閑散とした邸の中、火災が発生する。チェルシーは知人に抱きかかえられて難を逃れるが、彼女は父親が何者かに組み伏せられた後に焼け落ちてきた木材の下敷きになるのを見る。
それから18年後のNY。ミステリアスな美女に成長したチェルシーは今度は盗難未遂事件の被告としてマスコミの前に登場する。
チェルシーに扮したのは「スプラッシュ」や「ブレードランナー」で注目されたダリル・ハンナ。僕には「ウォール街」の記憶もあるなぁ。
チェルシーが盗もうとしたのは、父親の知り合いだった資産家フォレスターが持っていた父親デアドンの絵だった。それは例の誕生日パーティーで父親からプレゼントされた絵と彼女は思っていたのだが、後に別の人物に渡ったその絵の裏には、18年前に書かれた父親のサインは無かった。チェルシーの勘違いか?はたまた、あの絵は焼けずに今もあるのか?
パフォーマンス・アーティストというのが彼女の現在の肩書。父親亡き後、残った絵も消失してしまい遺産もなくなっていたのだった。
チェルシーの弁護人になるのがデブラ・ウィンガー扮するローラ・ケリー。依頼人の弁護の為には犬でさえ証人席に座らせようとするやり手の弁護士であります。
映画の冒頭で、そんなローラと対峙するNY地方検事補トム・ローガンがレッドフォード。
バツイチでローティーンの娘が一人。親権を持つ母親と暮らしているお利巧さんの娘は、月に4日程父親のアパートにやってくるが、この父娘のエピソードはサスペンス・ミステリーのストーリーの中でほっこりとさせてくれるものであります。妻とは犬猿の仲のままですが。
チェルシーの裁判においてその境遇への配慮をローラはトムに依頼するが、フォレスターが告訴を取り下げた為にチェルシーも無罪放免になる。ところが、チェルシーは何者かが自分を尾行しているとトムに助けを求めてやって来る。トムは彼女をアパートまで送って行くが、帰りに何者かに銃撃されることになる。また、18年前のチェルシーの父親の死が殺人事件であるという刑事の登場により、トムとローラは過去のデアドン事件の解明に協力していくようになるのだが・・・。
所々にユーモアやらロマンスめいたシーンもあるウェルメイドなサスペンス・ミステリーといえば聞こえはいいですが、さすが「ゴーストバスターズ」の監督らしく、時に間延びする所も無きにしも非ず。終盤の真犯人探しも消去法で行けばすぐに謎は割れるし、記憶に残る毒気も見当たらないのでお勧め度は★二つ半どまりでした。軽さが災いして「一見の価値あり」とまではおまけ出来ませなんだ。
しかし、下のトレーラーを観ていただければ分かりますが、アクションシーンもあるし気軽に観るには絶好の作品じゃないでしょうかね。
きりっとしたデブラさんもセクシーで僕はお好み。
尚、原題は【LEGAL EAGLES】。やり手の弁護士、という意味らしいです。
[追記] 脇の俳優も立派ですが、スタッフにもベテランさんがおられました。
カメラはラズロ・コヴァックス、音楽はエルマー・バーンスタインです。
ライトマン、結構ちから入っていたのかな。
レッドフォードとデブラ・ウィンガーが共演で、おまけにダリル・ハンナも出てるってことで数年前に買った中古DVDであります。監督が「ゴーストバスターズ」のアイヴァン・ライトマンというのも気になったんだけど、調べると「ゴーストバスターズ」は2年前だったんだね。
映画の冒頭は1968年のNY。沢山の招待客が集まって、名の売れている画家デアドンの娘チェルシーの8歳の誕生日パーティーが催されるが、宴も終わりゴミも放置されて閑散とした邸の中、火災が発生する。チェルシーは知人に抱きかかえられて難を逃れるが、彼女は父親が何者かに組み伏せられた後に焼け落ちてきた木材の下敷きになるのを見る。
それから18年後のNY。ミステリアスな美女に成長したチェルシーは今度は盗難未遂事件の被告としてマスコミの前に登場する。
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チェルシーに扮したのは「スプラッシュ」や「ブレードランナー」で注目されたダリル・ハンナ。僕には「ウォール街」の記憶もあるなぁ。
チェルシーが盗もうとしたのは、父親の知り合いだった資産家フォレスターが持っていた父親デアドンの絵だった。それは例の誕生日パーティーで父親からプレゼントされた絵と彼女は思っていたのだが、後に別の人物に渡ったその絵の裏には、18年前に書かれた父親のサインは無かった。チェルシーの勘違いか?はたまた、あの絵は焼けずに今もあるのか?
パフォーマンス・アーティストというのが彼女の現在の肩書。父親亡き後、残った絵も消失してしまい遺産もなくなっていたのだった。
チェルシーの弁護人になるのがデブラ・ウィンガー扮するローラ・ケリー。依頼人の弁護の為には犬でさえ証人席に座らせようとするやり手の弁護士であります。
映画の冒頭で、そんなローラと対峙するNY地方検事補トム・ローガンがレッドフォード。
バツイチでローティーンの娘が一人。親権を持つ母親と暮らしているお利巧さんの娘は、月に4日程父親のアパートにやってくるが、この父娘のエピソードはサスペンス・ミステリーのストーリーの中でほっこりとさせてくれるものであります。妻とは犬猿の仲のままですが。
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チェルシーの裁判においてその境遇への配慮をローラはトムに依頼するが、フォレスターが告訴を取り下げた為にチェルシーも無罪放免になる。ところが、チェルシーは何者かが自分を尾行しているとトムに助けを求めてやって来る。トムは彼女をアパートまで送って行くが、帰りに何者かに銃撃されることになる。また、18年前のチェルシーの父親の死が殺人事件であるという刑事の登場により、トムとローラは過去のデアドン事件の解明に協力していくようになるのだが・・・。
所々にユーモアやらロマンスめいたシーンもあるウェルメイドなサスペンス・ミステリーといえば聞こえはいいですが、さすが「ゴーストバスターズ」の監督らしく、時に間延びする所も無きにしも非ず。終盤の真犯人探しも消去法で行けばすぐに謎は割れるし、記憶に残る毒気も見当たらないのでお勧め度は★二つ半どまりでした。軽さが災いして「一見の価値あり」とまではおまけ出来ませなんだ。
しかし、下のトレーラーを観ていただければ分かりますが、アクションシーンもあるし気軽に観るには絶好の作品じゃないでしょうかね。
きりっとしたデブラさんもセクシーで僕はお好み。
尚、原題は【LEGAL EAGLES】。やり手の弁護士、という意味らしいです。
[追記] 脇の俳優も立派ですが、スタッフにもベテランさんがおられました。
カメラはラズロ・コヴァックス、音楽はエルマー・バーンスタインです。
ライトマン、結構ちから入っていたのかな。
・お薦め度【★★=悪くはないけどネ】
>キャストいいですね。
いいでしょう。
脇もしっかりしてます。
テレンス・スタンプとか、どんな役かすぐに分かりますけどネ。
>監督作品では『デーヴ』が大好きです。
改めてデータを読むと観たくなりました。
アイヴァン・ライトマンにしてはこういうミステリーな法廷ものって珍しいのではないでしょうか。
キャストいいですね。
監督作品では『デーヴ』が大好きです。