テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

<ヴィム・ヴェンダース監督の新作>

2005-08-27 | <memo>
有田 芳生さんのHP内にある日記「酔醒漫録」に、ヴィム・ヴェンダース監督の新作についての記事があったので記録しておく。8月25日の記事。試写会後の感想だ。

<・・・ヴィム・ヴェンダース監督の秀作だ。この監督は、これまでに「ベルリン・天使の詩」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」で知られている。まったく白紙の情況で鑑賞していて、最初はうとうとしたものの、後半部分からはすごいなと思った。ベトナム戦争で精神に異常を来した男は、いまのアメリカ社会でも適応できない。そこに襲ったのが「9・11」事件だった。さらに被害者意識は昂進する。すべてが「敵」なのだ。その姪との物語は、現実と異様な現実との狭間で進行していく。アメリカ社会が被害者として自閉することは、実は自国民にも深く影響していることの悲劇を鮮やかに描いている。10月公開のこの映画はお勧めだ。>

 この監督の映画は、ハリー・ディーン・スタントンナスターシャ・キンスキー共演の「パリ、テキサス(1984)」しか観てないけどね。
 これは、覚えておこう。おっと! タイトルは「ランド・オブ・プレンティ」。

「allcinema ONLINE」による作品紹介
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