追記：CLベスト16：レアルマドリード 3-0 リヨン

ついに6年間の低迷期を経て、レアルマドリードがあるべき場所に一歩近づきました！

試合展開はレアルマドリードにとって決して楽な展開ばかりでは無かったものの、
テンポの速いパスを駆使してリヨンの守備を崩すことに成功していました。

最初の得点は前半36分。
試合開始から積極的にオーバーラップをしかけていたマルセロが、クリスティアーノ・ロナウドとのパスワークで
敵陣PAまで入り込み最後はDFをかわしてシュート。
この6年間の苦しみを一気に解放するかのように、観客、バルの人たちは飛び上がらんばかりの興奮で歓喜にむせいでいました。

この時点でリヨンは相当苦しくなりました。
勝つためには2点取らなくてはいけなくなったからです。
一方レアルマドリードは攻勢を弱めることなく攻め続けました。
結局2得点目はリヨンのミスからではありましたが、そのミスをしっかりものにしたベンゼマは素晴らしい出来でした。
このところ絶好調のベンゼマ。もはや疑うことはできないんではないでしょうか。
イージーな場面をミスするシーンが殆どなくなり、ストライカーとしてようやく本性を現したように思います。


後半になっても大勢は変わらず、むしろレアルマドリードの支配率が増えていた印象です。
リヨンの後半から入ったゴミスが良い形でレアルマドリードのゴールに迫るシーンもありましたが、
最後はきっちりカシージャスが締めてゴールを割らせません。
ぺぺがラフな守備をすることが多かったので、いつ2枚目のカードが出るかひやひやしていましたが、
結果として2枚目は出ずホッとしました。概ね守備陣は良い仕事していたと言っていいでしょう。
攻撃陣はかなり機能していた印象で、わくわくさせる展開が多くて楽しむことができました。
リヨンの守備が悪かったというより、レアルマドリードの攻撃が単純に守備を上回っていた、そういう印象です。

今日の個人的注目ポイントはクリスティアーノ・ロナウド。
怪我明けということでコンディションはどうかな、と見ていたんですが、
やはり本調子では無かったよう。途中交代で去った後すぐに膝のケアをしていたことから分かる通り、
まだ痛みなり違和感なりがあったように思います。
それでもあれだけ動けるというのはさすがだと思いますがね。

とにかくも、ようやくこの悪夢から抜け出すことができたようです。
苦しい時期というものはいつかきっと終わる。
それを証明してくれたような気がします。

結構忙しくなりそうな予感が

現地時間 20:00

先述の通り、"Pray for Japan"のロゴが入ったTシャツを販売することになったんですが、
販売ができるようになるのは来週以降のようです。
今は外国人の知人を中心にメッセージを頂いているところです。
出来ることをしようと思いながらも、日本の状況は悪くなる一方で、それがまた不安感を募らせています。
最悪の場合、帰国しなければいけないかもしれないですね。
その最悪のシチュエーションが起こりうる可能性を考えると、恐ろしくなりますが…。

ただ、支援をしようと焦り過ぎて、強迫観念のように色々やったことが無駄になる可能性もある、
と他の日本人から言われた時、全くそんなことを考えたこともなかったので、なるほど、と思ってしまいました。

焦り過ぎてもいけない。
指をくわえてるだけでもいけない。
深刻になり過ぎてもいけない。
楽観的過ぎてもいけない。

難しいですね。
とりあえず今週末はバレンシアの火祭りに行く予定なので、その時くらいは災害のことを忘れて羽を伸ばしたいと思います。

それでは今日も新聞の紹介です。
申し訳ないことに今日も忙しくて訳せていません。

段々一面から日本の記事がなくなってきました。
悲しい気持ちでいっぱいです。

＜EL MUNDO紙＞



＜EL PAIS紙＞



＜LEVANTE紙＞