世田谷区あべ力也のひとり言

世田谷区あべ力也が日常生活の中で感じたことを、政治的な内容にこだわらず多岐にわたり感想を述べる本音の呟き。

世田谷区の相対的魅力と #地価下落 について

2022-11-02 10:22:00 | Weblog
#あべ力也世田谷区議会議員 #定例会一般質問


世田谷区の相対的魅力と #地価下落 について

それでは質問してまいります。
世田谷区の相対的魅力と価値低下、その再生について伺ってまいります。
九月二十一日、東京都が都内基準地価を発表、#世田谷区が都内地価下落ワーストテンを独占 し、日経新聞などでも取り上げられ、話題になりました。その十の基準地は、岡本三丁目、千歳台二丁目、赤堤三丁目、給田四丁目、喜多見四丁目、給田五丁目、北烏山一丁目、尾山台一丁目、八幡山二丁目、船橋四丁目で、全て第一種低層住居専用地域の住宅地です。共通するのは、駅から遠い立地で、交通の便が悪く、コンビニも近くにないなど、利便性に欠ける地域とのことです。
また、特集記事を書いた光文社のライターは、残念ながらこの地域は、計画的な開発がなされる背骨の通った町とは言えません。今、一棟を何棟もの戸建てに分割し、新たに分譲するディベロッパーがこれらのエリアにも進出しています。しかし、それでは町並みが変わり、保たれてきた高級感が失われてしまいます。住民からも反発があるでしょうと分析をしておりますが、この十地点ばかりではなく、世田谷区全体の平均地価も前年度比〇・五%下落しています。
世田谷区の魅力が低下していることは間違いありませんが、そうした自覚が行政にないところに大きな問題があるのではないでしょうか。コロナ禍で経済が停滞しているのは二十三区どの自治体も同じです。世田谷区の地域が他の区と比べて特に下落しているわけですから、この世田谷区の相対的魅力と価値の低下をいかに再生するのか、区長の所見と対策を伺います。

保坂区長
あべ議員にお答えをいたします。
世田谷区の相対的魅力と地価下落についてであります。
今般の地価下落についてまず考えられることとして、新型コロナウイルス感染症の影響により取引自体が減少したことや、在宅勤務の増加により住宅ニーズに変化が生じたことなどが挙げられるかと思います。一方、バス路線の削減など、公共交通の事情変化により、どのような影響が出ているのか注意深く見ていく必要があると考えております。また、目前に迫った生産緑地の二〇二二年問題や、敷地の細分化による狭小宅地開発などによって物件供給が過剰になれば、地価の下落のみならず、緑の減少に通じ、防災などにおける環境悪化も懸念されます。現在、バブル期に迫る、あるいは一部にはバブル期を超えた不動産価格の上昇が見られましたが、折り返し点に差しかかっているという可能性もございます。二〇二一年七月から九月の実質GDP成長率が再度マイナスに転じるなど、経済の収縮、低迷が続く中で、ふるさと納税による減収も七十億円を超えて、区財政は大きな打撃を受けています。
このような状況にしっかり対応して区政を前に進めていくために、これまでの延長ではなく、次の十年に向けて区政の転換を図る必要があると考えています。良好な町並みや住環境を保全をするとともに、子育て世帯へのさらなる支援の充実、グリーンリカバリーや、民間事業者との連携による先駆的なまちづくりの取組など、持続可能な魅力ある世田谷区を発信をしていき、再び再稼働させていく必要があると考えております。
コロナ禍で持続可能な財政運営のために、生活基盤を支える施策についても、従来の延長にとどまらないきめ細かな地域生活支援を必要とするという時期に差しかかっていると考えています。区民生活を守り、事業者の活動を支え、誰もが住みたい、住み続けたい、住んで楽しいと思える世田谷の実現に向け全力で邁進してまいります。

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