循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

「循環無端」について

2016年12月15日 07時54分28秒 | 徒然なるままに(日記)
「循環無端」

 人間が大地自然に働きかけ、土壌を豊かにし、ここに種をまく。
土壌が豊かであれば、作物は大地に深く根を下ろし、立派に開花し結実する。
それらの果実を収穫することによって、土を豊かに育んだ人間は報いられ、
これを繰り返し実行していくとき、作れば作るほどに土は良くなり、作物もまたよくなる。
ここに良き循環が生じ、行き詰まることのない創造的活動が展開するのである。

 循環すなわち、巡り巡って端無し。無限に行き詰まることはない。
物事は、現象として自と他、主と客というように相対である。
循環無端とは、現象的には相対立する二つのものが、相互に循環し交流する。
いわば、自他の相対を超えたところに、創造的世界が開けてくることを教えている。

人種間の対立による戦争、人口の爆発的増加、物質文明の弊害の集積、
人間の無知とエゴイズムによる自然破壊。
生存か破滅か、人類は今、その分岐点に立っている。
本書、闘戦経が叫ぶ万有一元論、つまり循環無端の哲理こそ、
人類を破滅から救う純日本の根本思想である。


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