循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

創作・短歌

2017年12月26日 15時55分55秒 | ETUDE
十二月二十六日

・名づけしは親なるけれど生き方はそれぞれが意味深め行くのみ

・幼少の冬の遊びは凍み渡り吹雪の時に死線を渡るや

・哀しみを乗りきるための仕組みなる初七日過ぎて四十九日と

・この年も六日を残し節となる振り返りたれば悪しきも多し

・越後では雁木と称すアーケード人の暮らしを支えし仕組み

・理想のみ語りていても人間のそれぞれにあるやむなき事情

・あの年の豪雪の夜亡き父と雪あかりにて寒じき踏みぬ

・図らずも豪農の家に・生まれしは宿命といえわれは望まず

・親という字に込められしそのわけは子のことをただ見守るが役

・人という心それぞれ育ちおり常に習熟発展途上

・老いにより失いしこと数多し若き日の記憶思えば悲し

・いまさらに己の人生自らが蒔いた種なり刈り取って行く

・六十五齢を数えて動かねば身の回り品片付け開始

・かみさんに最後の言葉準備するごめんなさいかありがとうねか

・ここまでも来られたわけはただ一ついろんな神の助けがあった

・尽きるとき悔いなき日々を感謝して一滴の涙流せたらいい

・上出来さ予測不能の人生は計算違いか運気のせいか

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