賃貸物件に住むメリット、それは好きな場所、デザイン、間取りを選んで住むことができる。自分にとって旬な場所。
ここが好き、ここに住みたいと思ってもらうには、清潔感のある部屋に仕上げるのは当然として、最も大切なことは住む人のシルエットがはっきりするまで物件へ何度も足を運ぶこと。ようやく考えぬいた仮説シルエットを基に行動に移すことができました。
当たり前にある自然、ダイナミックな自然と共に、人生を謳歌している人ということで、「ダイナミック ナチュラル」。こんな造語はないと思いますが、意味を調べてみると、
「ダイナミック」 力強く生き生きと躍動するさま。「ナチュラル」自然であること。飾り気や誇張のないこと。とありました。
それを表現するため部屋のクロスを再考。改装前と後をご覧ください。
玄関を開けると迎えてくれるこの空間。わざわざ足を運びたくなる隠れ家的なものを感じます。ダイナミックで個性的な木目柄。そこにはナチュラルさとモダンさが共存する、洗練されたデザインです。
改装前も木目と白のコントラストがいい。ライオンズマンションのトラディショナル感を感じます。
リビングまでの廊下。もっと隠れ家的で、ここにしかない森の中を再現してみたくなりました。
コントラストが強く、木の材質を十分に感じることができます。以前の白いクロスよりも暗くなるかと思いきや、明るさを保っています。そこには工夫を一つ。引き戸は同じ木調クロスでも明るめの色を選んだことでインパクトあるクロスになじませつつ、明るさをキープすることに成功しました。
別の角度からも。奥は目の前に広がる緑地がチラリ。
森の中に住む。目の前には長丘西特別緑地保全地区があり毎日当たり前に鳥のさえずりや緑、四季の移ろいを感じることができます。その当たり前を昔から知っている人。長丘が好きな人が離れない、又は帰ってきたくなる場所なのだと地元で長く不動産業をされてる方も話されていました。
森の中はたくさんの木々に覆われ、その中にたったひとりではないかと錯覚してしまうほどに静かで広大な緑がそこにはある。その環境が好きな人は必ずいる、その人が「そう、求めていたのはこんな部屋!」と思ってもらえる部屋を今後も沢山作っていきたい。
施工をお願いしていた内装業者さんから、不意に「なかなかインパクトありますよね」と言っていただき一安心。
長い長い廊下を歩き扉を開けるとそこは森の隠れ家。一度足を踏み入れてみませんか。