9月25日(水):アジア諸国訪問を終えて、アジアの未来について
➀今回のネパールでの種々の企業・学校訪問などは、今日の午前中で大方はスケジュール通りに終了しました。
②しかし、それらについての詳細な報告は、まだまだ公表時期には至っていないため、なかなかブログ上では発表できず、誠に残念ですが、帰国後の様々な会合においては、高度海外人材の受け入れのための諸国訪問のビジネス・ツアーで得られた貴重な情報ということで発表させていただきたいと考えています。
③さて、本年1月下旬でのモンゴル訪問、6月下旬でのミャンマー訪問、8月末のVietnam訪問、9月冒頭でのインドネシア・バリ島訪問、そして今回9月下旬のネパール訪問と、5か国訪問を終えて、アジア諸国の大勢の若者たちが、日本での就学や就労を強く望んでくださっていることが良く分かりました。
④しかし、現在はネパールに帰国して、日本語学校の開業からスタートして、次いで日本で学び蓄積した技術を活用しての新規の産業分野における挑戦に胸を膨らませ、そのための企画や準備に余念がないアニールさんの言葉によれば、「若くして、いきなり技能実習生で訪日するのは非常にもったいない。」そうです。
なぜなら、日本には留学生として訪日・就学し、数年間以上かけて、じっくりと学ぶべき言葉や奥の深い伝統的文化、先進的でかつ人々の健康や幸福増進に役立つ産業・技術・医療・科学等が多くあり、それらに気づかずに、往々にして日本語能力も不十分なままで、ただ就労目的が主で滞在するだけの技能実習生では、余りにも自己の成長機会の喪失という点で残念に思われるからだそうです。
この言葉に類するのは、マレーシアのマハティール首相の「Look East!」作戦ではなかったでしょうか?
今また、そのマハティール首相の政界復帰にちなみ、マレーシアでは、日本への留学生が増えつつあると言う日経新聞の記事を見かけたことがあります。
取り立てて東洋の文化や社会の仕組み等が良いとかどうかということではなくて、英語での文化や産業技術等一般の吸収だけでは、(仏教が大なり小なり普及している)アジアの人たちの暮らしのレベルや満足度は、必ずしも十分なものではないように思われます。
⑤そういうわけで、我が国や日本語教師が、外国人の若者相手に、優しくて効率よく学べる日本語学習とその指導を通じて、アジアのみならず、周辺地区をも含めたより広い世界レベルでの日本文化や生活の諸側面を理解し賛同していただく社会貢献活動に、自信と誇りをもって努めることが増々重要になっていると考えています。
皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願い致します。
令和1年9月26日 (木)
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン