陽射しが柔らかな午後、けんこさんはサークルの中のしばケツベッドでまどろみの最中です。
さて、人として生きていく上で大事なことはたくさんありますが、最近目にした言葉で心に残ったものがあります。
誰かにしてあげたことは忘れても構わないけれど、
誰かにしてもらったことは決して忘れないように。
時には人に何か助けられることもありますよね。
人は一人では生きられないものだから。
その記憶は「感謝」として心の何処かにずっと持っていて、時々思い出したり、突然思い出したり出来るって素敵だと思うのです。
先日の亡母の記憶も友人たちとの会話の中でそういえば···と思い出したわけで、そういった思考そのものが「感謝」に繋がるのではないでしょうか。
相身互い(あいみたがい)という言葉も好きな言葉です。
人から受けた恩は、受けた相手に返すのではなく、出来るときに他の誰かに返せばいい。という意味なんだそうです。
そうすると誰かが誰かにした親切が、他の誰かさんにも繋がって、それがまた別の誰かさんを助けてあげられる。
親切の輪が広がってどんどんみんなが幸せになるってことになりますよね。
自分は何気なくしたことを忘れてしまっても、そのことによって助かった、嬉しかった相手はそのことを忘れずにいてくれたら、世の中どんどん幸せな人が増えていきます。
それって素敵ですよね。
残念なことに今の世の中、人との関わりを規制し続けた結果、かなり殺伐としてしまったと感じるのは母だけでしょうか?
「寛容」という観念はどこに行ってしまったのでしょうね。
幸いなことに我が家の日常に規制はなく、素顔の笑顔で生活出来ていますが、
今はマイノリティーな素顔がデフォルトになる日はいつやってくるのでしょうか?
その日を楽しみに、他のために善をなす気持ちを忘れずに居たいものです。
カシャッというシャッターの音に敏感に反応した迷惑そうなけんこさんです。