ミントティーをのみながら

午後のひとときお茶を飲みながらの独り言です

極楽往生の憧れ

2006-02-25 | MY ノート

人は生き、そして死を迎える
偶然から生まれたような気持ちだが、運命により必然なのだろう
生まれるのも、死ぬのも

死に方は選べないけれど
最近の高齢者の生き方で「ピンピン、コロリ」という言葉が憧れのようだ
親の死を体験して、また、知人の死の報に接したりすると
死に方は選べないなあ。というのが実感でもある。

    【ガラス】                                             

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2005年12月4日に亡くなった女優の原 ひさ子さんは
その日、昼食にカツサンドを食べた。肉が好きで、年を重ねても食が細ることはなかった
夕方には同居する娘夫婦とテレビの「笑点」を見てゲラゲラ笑い、夕食には中華の店屋物を取った
午後七時過ぎギョウザに八宝菜、ご飯を一膳食べて、
「おいしかった。ごちそうさま」というと、椅子に寄りかかり、目を閉じた。

娘さんが、「眠いの ? 」と声を掛けたが、反応は無く
そのまま二度と目を開かなかった
「苦しみもなく、満腹で逝きました。一言お礼くらい言ってもよいのにね」
と娘さんが言っていた
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 すごい、死に方。憧れてしまう。
長生きしなければ、こんな死に方は出来ないだろう
まだ、人生途中の身には人生のなんたるか、そして生き様はなんて、青臭い事に気を取られていて
極楽往生の階段まで、たどりついていないのです。