雪不足の地域では雪が欲しいところですが、成人式の今日、北陸など雨模様の所もありましたが、天気が荒れなくて一安心という方々も多かったのではないでしょうか
さて、天気予報で北海道の気温として紹介されることが多いのは、道庁所在地の札幌市ですが、寒さが厳しいことで知られる旭川市や帯広市と比べて随分と暖かいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、最低気温だけで見ると、たまに東北の盛岡よりも気温が高いなんてこともあります。
しかし、これは大都市ならではのヒートアイランド現象によるところが大きく、実は周辺の町ではそうでもありません。
例えば、札幌の東隣に当たる江別市では、今日まで7日間連続で-10℃以下の最低気温を記録しています
この江別市、札幌よりも雪が多いことでも知られていますが、寒さの方もなかなかのもので、現在の地点で観測が始まった2000年以降で、その年の最低気温が-20℃以下にならなかったのは、2015年の1回だけです。(2015年の最低気温は-19.4℃)
ちなみに同期間の旭川市では、-20℃以下にならなかった年が、2004年、2009年、2010年の3回あり、帯広市でも2007年、2011年、2016年の3回あることから、江別市は寒さが厳しいことで知られるそれらの都市にも引けを取らない寒さであることが分かります。
実は、札幌も昔は冷え込みが厳しく、1950年代までは、-20℃以下の気温が度々観測されていましたが、その後、都市化が進行するのとともに冷え込みは段々と弱まり、1960年代以降、-20℃以下の気温が記録されたことはありません。
また、近年では-10℃以下にならない年もあります。
今シーズンは、暖冬傾向であることもあり、札幌市での-10℃以下、江別市での-20℃以下はまだ記録されていません。
明日朝の予想最低気温は、札幌で-6℃ですので、さすがに江別でも-20℃以下までは下がらなさそうですが、8日連続となる-10℃以下の気温となる可能性はあるかもしれません🧣
(画像は気象庁ホームページより)