今日の青森県は、午後を中心に梅雨寒の肌寒い一日となりました
(天気図は気象庁ホームページより)
さて、そんな梅雨時に映えるのが、見出し画像にもある紫陽花です
紫陽花は、アジサイ科(従来はユキノシタ科とされていました)の落葉低木で、日本には古くから自生しており、現在よく見かけるセイヨウアジサイも日本のガクアジサイが原種と言われています。
また、青森県外ヶ浜町や山形県新庄市など各地で、町の花などとして制定されています。
そんな紫陽花は、梅雨時に咲くだけあって、水はけと水持ちのよい土壌を好み、水切れには弱い植物です
そして、花の色は一般的に土壌が酸性だと青色になり、アルカリ性や中性だと赤色になるそうです。
※酸性だと土壌中のアルミニウムがイオンとして溶け出すので、それを吸収してアジサイ内のアントシアニンなどと反応することで青くなるそうです。
日本の土壌は火山灰などの影響で酸性土壌が多いので、そのままだと青色の紫陽花が咲くことが多いかと思いますが、石灰質肥料などで土壌を中性やアルカリ性に改良すれば赤色の花も見ることができるようになるということです。さらには、吸収したアルミニウムがどの花に多く運ばれるかによって、同じ株でも花の色が異なることもあるようです。
梅雨時の晴れ間に見る紫陽花もきれいですが、雨に濡れて露が滴る紫陽花も趣があっていいものです