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降水量☔と降雪量⛄

2019-12-28 20:24:57 | 日記

昨日の二つ玉低気圧による大雪に続いて、今日は冬型の気圧配置により大雪となった地域がありました

▼主な地点の24時間降雪量及び24時間降水量(気象庁ホームページより)

12/28 18時00分現在の24時間降雪量及び24時間降水量  
  都道府県 市町村 地点 24時間降雪量
(cm)
24時間降水量
(mm)
  秋田県 北秋田市 阿仁合(アニアイ) 31 16.0
  青森県 弘前市 弘前(ヒロサキ) 28 13.0
  新潟県 中魚沼郡津南町 津南(ツナン) 20 14.0
  長野県 下高井郡野沢温泉村 野沢温泉(ノザワオンセン) 18 10.0
  群馬県 利根郡みなかみ町 みなかみ(ミナカミ) 20 10.0
  北海道 石狩地方 札幌市南区 小金湯(コガネユ) 17 6.5
           
12/27の日降雪量及び日降水量      
  都道府県 市町村 地点 日降雪量
(cm)
日降水量
(mm)
  青森県 十和田市 十和田(トワダ) 29 29.5
  青森県 三戸郡三戸町 三戸(サンノヘ) 34 48.0
  岩手県 二戸市 二戸(ニノヘ) 35 48.0
  岩手県 盛岡市 盛岡(モリオカ) 16 22.5

両日を見比べてみると、冬型の気圧配置となった12/28は降雪量が降水量の約2倍の数値になっていますが、二つ玉低気圧が接近・通過した12/27は降雪量が降水量の1~0.7倍程度の数値になっています。

これには様々な要因がありますが、一つは両日の気温の差による積雪密度の違いがあげられます。詳しい説明は割愛しますが、12/27のように気温が0℃前後で雪が降る場合は水蒸気量が多いので湿った重たい雪になりやすく、逆に12/28のように気温が低い状況で雪が降る場合は水蒸気量が少ないので、乾いたさらさらとした雪になりやすくなります。そして、湿った重たい雪は、積雪面に対する圧力が大きいので、雪が沈みやすく(積雪密度が大きく)、一方乾いたさらさらした雪は、積雪面に対する圧力が小さいので、雪があまり沈まずに積もります。

アメダスの降雪量は1時間ごとの積雪量の差を基に算出しているため、雪がたくさん降っても、積雪面の沈みが大きければ降雪量は少なくなります。また、降水量は雪を溶かして水にしてから観測しているため、雪片に含まれる水分量が多いほど降水量は多くなります。

ちなみに、北海道のような極寒地域では、雪がうまく溶けず、降水量が0mmでも積雪が増加している場合もありますので、降雪状況の把握に降水量データを使用する場合は、注意が必要です。



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