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今日も傍聴席にいます/朝日新聞社会部

2021-10-21 | 書籍

 

 

若手記者が書いた裁判の傍聴記録第三弾。

よく覚えている事件や、そういえばそんな事件があったなと思い出した事件

全く知らなかった事件などいくつかある。

事件の内容を知れば知るほど同情できる事件、できない事件とあった

また、事故の過失については、自分が同じ立場に立たされた時

自分の過失を何処まで認めることができるか、考えてしまった。

人や家族に依存するあまり、判断を誤って起こした事件などは、私ならどうしていたのだろうか?

後書きに、傍聴記の中で一番アクセス数が多かったのが絶対君主が支配する虐待の家だったと記するように

私もあの事件は強く印象に残っていて、気になっていた事件でした。

事件が起きた当初は、甘やかされて育てられ、思い通りに行かない腹いせに殺害したのかと、勝手な憶測を立てたが

想像を絶する虐待があったことが後の報道で知り、勝手な憶測で被害者と加害者を批判した自分を恥じました

確かに殺人はよくない。

だけど、この少女のように逃げ場がない場合どうすれば良かったのだろう?

逃げれば連れ戻され、学校に相談すればさらに酷い仕打ちを受ける

一方で、自分が被害者になる可能性があれば、加害者になる可能性もあり

家族が被害者になることもあれば、加害者になることもあり得るのだと改めて感じた。

 

 



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