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他人を攻撃せずにはいられない人/片田珠美(著)

2022-07-23 | 書籍

「攻撃」にちなんだ笑い話です

主人は会社を経営していて、私はしばらくの間、別の会社で働いていたのですが、主人の仕事が軌道に乗り、事務員が欲しいと言うことで、今まで働いていた会社をやめ、主人の会社で事務員として働いています。

私の仕事が集中するのは朝。そして月初と月末くらいなもので、それ以外は時間が空くので、義兄が経営する農業の仕事を手伝いに行っていた時期がありました。

作付けが終わると、収穫までの間は、雨が降らない限り、草取り作業があるのですね。

いくつもの畑を所有しているので、全部の畑を回って草をとるとなると、順調に行って1週間。
全ての畑の草を取り終えると、最初の畑に戻って草をとるのです。

場所によっては雑草が生い茂っているところもあり、なんせ広い畑なので、雑草が酷い場所だと1列取り終えるのに30分。
それ以上かかることもあります。

その、酷い列に当たってしまい、えらい目にあったことがあったのですが、義姉が助っ人に入り、なんとか雑草を取り終えました。

「ここ酷かったね」と言う姉に「いや〜えらい集中攻撃にあったわ」と言ったところ、これが義姉のツボに入ったらしく、ゲラゲラと笑い出したのです。

その後、私の仕事が忙しくなり、しばらく義兄の仕事を休んで約1ヶ月ぶりに畑の手伝いに入ったところ、私が休んでいる間、雑草の酷い場所を義姉と2人がかりで雑草を抜き取ってる最中、私の『集中攻撃』を思い出して、義姉が笑い出したらしく、義兄は雑草があまりにも酷いものだから、義姉の頭がとうとうおかしくなったのかと思ったそうです。

こんな平和な集中攻撃なら大歓迎と言いたいところですが、現実はそうもいきません💦

少し前の話で言えば、真子さんが小室圭さんの結婚が決まってからのバッシングと、結婚会見での真子さんの「誹謗中傷」の言葉に不快感を露わにした人たちのバッシング。

あれも酷かったですよね。

本人たちは批判してるだけだと反論をしていましたが、側から見ると、そうは見えないのです。
自分の正義と正論を振りかざし、圧力をかけて言わせないようにしているだけで、批判でもなんでもないただの集中攻撃だと思いました。


攻撃にも色々種類があって、感情的に誰かを攻撃して追い詰めてしまう人がいるかと思えば、なんでも噛み付いて、批判すれば良いと思っている人もいる。

相手の頑張りを評価せず、ネチネチ言う上司。見方に思わせて、裏でコソコソと陰口を叩く人。
直接手を下さず、あることないことを周囲に吹聴し、無視を誘う。遠回しに嫌味を言う人。

おとなしい人や後ろめたさを持っている人はターゲットにされ易いと言うのはとても頷けるものがありました。
また、攻撃をする人の特徴として、反撃されることを怖がる。は、その通りだなと思います。

ただ、自分でも気づかないところで、加害者になりうる可能性があり、誰かを攻撃しているかもしれない。
自分も発言や態度に気をつけようと、改めて思いました。

 



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