先日、相模大野にある女子美アートミュージアムへ行ってきました。
目的は、『柚木沙弥郎の100年 創造の軌跡展』
最近SNSで知って、最終日にギリギリ滑り込みで観に行けました。
柚木先生は、私が愛してやまない芹沢銈介先生に弟子入りされた染色家であり、一度作品を観てみたいと思っていたデザイナーさんの一人。
会場のミュージアムは、紅葉しかけの景色が広がる、素敵な佇まいでした。
会場内はもちろん撮影禁止ですが、okなところだけ撮ってきました。
作品の内容、展示量、見せ方…
素晴らしかったです。
特に、柚木先生が作られた絵本「魔法のことば」には言葉もデザインも引き込まれました。
また、芹沢銈介先生から柚木先生に送られたという年賀状の数々。
やはり民藝がモチーフとなっていて、芹沢先生らしい優しいタッチで、和やかな気分になりました。
柚木先生は、女子美で長年教鞭を取られていたそうで、完璧な作品をどうしても求める学生達に、
失敗してもいい、
とりあえず続けること。
なんでもやってごらん
と、教えられていたそう。
なんだかこれは子育てにも通じるなーとハッとさせられたり、今後の人生を考えると、私自身にもとても刺さる言葉に感じました。
物の形、柄、造りに注視し、
捨てずにいつか役に立つ日が来るかもしれないからと、なんでも大事に取っておく柚木先生。
「だって、見てごらんよ。面白いじゃない?」って、ジャムの空き瓶の形や、紅茶の箱の柄をまじまじと眺める柚木先生がとっても印象に残りました。
人の手から生まれたもの。
手仕事の有り難み、物を大事に使うことはもちろんのこと、その物に対してもっともっと興味を持って見てみようと思いました。
作品の素晴らしさと、
先生から教わったこと。
たくさんの気づきをありがとうございました。
今年で御年100歳になられたとのことですが、まだまだお元気でご活躍されることを願っています。
出口にこれがありましたが、想いが溢れすぎてまとまらなそうなので、書きませんでした🤫
遠かったけど、本当に行って良かった!
帰りに急いで食べたしぶそばのわかめ月見そばが沁みたー🤤w