1月20日の稽古は、居合道無双直伝英信流
正坐の部「受流」をメインメニューにしました。
さて、
私たちの仕事、ご近所さま、クラブなど
人との付き合いは
100%受けることから始まります。
まぁね喧嘩もそうですが
普通の人は、自分から殴ったり、蹴りはいれません。
相手の出方に応じて
受けることから始まります。
仕事でもそうですが
自分をまず主張せず(例外はありますよ)相手のことを
受け入れてから、
技(トークなど)を出します。
技というのは
営業マンなら、アピールポイントであるし
学校の教師なら
お説教。
私たちの日常は、「受け」です。
しかし
受けているだけでは前にはすすみません
受けて(アドリブで)流すんです。
そこには方程式、法則はなく
まったく
アドリブで対処するんです。
居合道は、
戦いがないと思うでしょう(仮想の敵ですから)
でも
違います。
しかしながら、
現実の相手がいないというのは
とても応用、変化が効くのです。
意識を作れるのです。
相手が現実にいても
相手の意識が本気で向かってこられない場合は
なんにもならないどころか
かえって武道の稽古にとって邪魔なだけなんですよ。
受流という居合道の技は
私たちの生き方にまで踏み込んで、その指針を
提示してくれるのです。
私たちは、TVやYouTube動画、
新聞や雑誌
友人との会話
なんかで情報を得ています。
それらの情報を受け流すんです。
まともに受けていては
かえって真実を見逃します
それどころか不感症になってしまい、
自分の頭で処理できなくなり
しまいに思考停止に陥ってしまいます。
TVばかり見ていては馬鹿になるというのは
言い得て妙。
情報を浴びるのではなく
受けて流してしまいます。
水洗トイレと同じです。
流してしまえば
次につながっていきますから。
受流という居合道の技
おもしろいでしょう。