合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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一教(一か条)とは何か?

2020年07月25日 | 合気道
一教の根っこを考えましょう。
一教(腕おさえという操作)は合気道だけではなく
空手も少林寺拳法も剣道も居合道も中国拳法も柔術もすべてここから考える。

武術の技や型や相手に対する技法のなかに
一教のコンセプトがあります。
全てではありません。個々武術のさらに個々の技の一つにみられるということ。

武術学的に答えを言えば「形が同じなら、共通する理はある」ということです。
コモン・technicです。

一教の根っこは、「相手の身体を積極的に操作していく」にあります。
一教の動作は
一つに見えて実は
「相手と接触前(非接触の段階)」  「相手と接触している最中」 「相手を制御し終える」という
3つの段階があります。

この3つのアスペクトは武術全般に共通したモノだといえます。

その中でも武術的な戦略として
接触前の離れた相手に対してソコ
制御していくという戦略、そのコンセプトは㊙中のものでした。
今もそれは変わらないと思います。
その意識を稽古で反復していくのが稽古の意義だとおもっています。
(この内容はハッキリ言いまして高度です)

反復するのは、その意識を作ることです。
意識を大事にして稽古しないと、意識を極める(つまり極意に)ことには届かないものです。
(初心者の話ではないです)

◎『気持ちが一教をつくる』
 これは形ではない、形が本質ではないといいたいということ。
もっと言えば
 『意識が一教をつくる』ということです。
 そうして相手の突きを一教でさばき、受ける
 胸ぐらを掴んでくる相手に対して一教を使う
 それは身体を操作していると考えて、形やスピードやタイミングをおもに練習していくのがいいのか
また、
 一教とは@@を操作するという意識が主で、身体操作を行っているのか

 そのいずれかで稽古をしているかで
その効果(相手に対する作用)は全然違ったものになってきます。


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