りんご第2弾
りんご 雄
近所のお蕎麦屋さんから我が家にやってきたのは昨年の11月
なんとダンボールの中に入れられてやってきたのだが、途中の車の中では一言もなかなかった
小さい頃から猫は飼っていたので、今の完全室内飼いってのがどうーも猫の幸せにつながらない気がして、出入り自由にしながら飼っていた。
しかし、今の世の中猫には住み難い時代になってしまったものだ
隣の畑を荒らしたとか、農薬を撒いたとか、もちろん車の通行とか・・・
隣の猫に追い立てられて、川にはまってしまったりんご
私の頭の上に軽々と飛びかかってきたりんご
お腹が丈夫ではなかったりんご
電気製品が大好きだったりんご
7月夜7時ごろ・・遊んでほしいのに遊んでもらえず文句をにゃごにゃご言いながら、窓から外に出て行った
いつもなら9時過ぎ頃には帰ってくるのに、帰ってこない。その辺を捜してみるが、姿はない
夜中になっても猫ベッドに姿はない
とうとう朝になっても帰ってこなかった
不吉な予感がしながらも仕事に出かけることにした。車を走らせること1分
道端に猫が横たわっていた。りんごだ・・
車を止め抱きかかえ、何を思ったのかそのまま歩いて家まで抱きかかえて戻った私。
交通事故。頭をこつんとやられたみたいで、もしやしばらくは生きていたのではないかと思えてならなかった
涙が止まらず、仕事も欠勤して・・
辛い辛い、哀しくて哀しくて
あんなに可愛かったのに、すまないことをしたと後悔するばかりだった
1年も生きていられなかったりんご。ごめん
りんご、、ろっくんとはなたんをお空から見守ってやってね