「英語に興味があるので
体験させてもらって良い?」
友人が連れて来たその子は
この春、高校3年生になる。
そして、
大学受験に集中するため、
英語サークルを今日「卒業」した。
非の打ち所がないくらい優秀で
どんな事にも前向きで誠実だ。
数年前に兄を亡くし、
それでもサークルを続けたいと
月に一回程でも辞めずに来ていた。
生徒会長を務めたり
部活でも良い成績を収めたり
本当に何でも出来るイメージが
彼の全身から感じられた。
そんな向学心が強い子の存在は
必然的にスキルアップが求められ
私も良い刺激が得られる。
時々即答できない質問もくれて
共に成長させられていることを
いつも実感していた。
その彼が「卒業」する。
高校生は色んな事情で
3年の卒業までいた子はいなくて
実は彼が最年長在籍記録保持者。
ざわざわしがちなクラスの空気を
いい意味で引き締めてくれる
そんな貴重な存在が欠けると、
これから先私自身も、
何だかだらけてしまいそうだ。
4月からは、
新中1生が2名参加して
ちょっと賑やかになるかも。
また一人、
サークルから大物が去っていき、
また一人、
新しいホープ達が在籍するのだ。
これから何年いてくれるか
楽しみでもあるし
どんな成長を遂げるのか
期待も未知数。
HelloとGood-byeが交わる春は
心も泣いたり笑ったりと
忙しい日々だ。