病院で座薬も抗生剤ももらったしとホッとしながら
ホテルのベッドにKids君を寝かせ、
夫さんと2人でちょこっと晩酌。
「いやはや、大変な一日だったねー」
とくつろいでいるのも束の間だった。
目をつむったまま、Kids君がぐずり始めた。
まだ熱は下がらず(体温計は持っていないが)体は湯たんぽのよう。
おっぱいをくわえても、しんどいのか寝ぼけているのか
すぐに放して泣き出し機嫌が悪い。
「かわいそ~に~ぃ」
Kids君にはかなり甘い夫さんが猫なで声で抱き上げた。
「もうそろそろ、熱下げの座薬、してあげるね。」
と解熱の座薬を準備し、夫さん自ら進んで挿してあげた。
「粉薬はどうやってのむ?ジュースに混ぜるか?」
驚いたことに、この夫さん、頼みもしないうちに、
薬と混ぜてどろどろのジュースをつくり、Kids君に与えている。
病気の時の特別扱いだろうか、いつもはここまではしてくれない。
まだ寝ぼけまなこのKids君は、思うように水分を取ってくれない。
薬も泣きながらだらだらとこぼし、なかなか口に入っていかない。
「お願いだからのんでよー。お熱下がらないよー」
仕方がないので電気を消し、添い乳でまた横にして寝せようとした。
数分吸い続けた後、なんだか様子が違ってきた。
「かっか、だどぅだぁ~うん」
いきなり私の顔によじ登ってきておしゃべりを始めた。
それもしゃきっとお目覚めのようで、
電気をつけると、高熱にもかかわらず笑顔で遊び始めた。
そして、さっき残した薬とジュースをぜんぶ片付け、
もっと欲しいと要求までした。
「よかった!水分取らなくっちゃねー!!」
今までになくおっぱい以外のものを飲んでくれることが
私は嬉しくて仕方がなかった。
しかし、立て続けの座薬で気持ちが高ぶったのだろうか。
その晩、高熱の割りに超ご機嫌のKids君につき合わされた。
うとうとしながらも彼の危険な行為を制御しなければならない私は
とうとう超睡眠不足になる始末となった。
翌朝、Kids君の熱は少し下がり、機嫌も良く目覚めた。
ただとても私に甘えるようになり、後追いしては
見つけたらすぐに抱っこをせがんできた。
この熱の正体はどうも風邪のようには見えなかった。
くしゃみも、咳も、鼻水もなく、熱だけがちょこちょこ出て引っ込む。
原因不明のまま微熱は続き、それでも2度目のけいれんもなく
沖縄家族旅行は、最終日となった。
「夜中の発熱のあせもかな?」よく見ると胸のあたりにぽつぽつ赤い発疹。
はしかと風疹の予防接種は済んだはずだし。。。
時間を追うごとにそれは体中に広がり、
熱の犯人は「突発性発疹」だったのだろうという結論に達した。
インフルエンザ発症の前の日に受けていた
「風疹」の予防接種の影響の可能性もあったのかもしれない。
帰った翌日は休診日。
診察を受ける間もなく発疹の後も薄れて消えてしまい
本当の原因は確定しないまま、この事件は終結を迎えた。
とんでもないハプニングが私達の旅行には付いてきた。
これからも、きっと、はらはらどきどき、
Kids君は私達を安心になんてさせてくれない。
そうやって、私達は親として鍛えられる。
3人目と言えども、「子育て」は侮れない。
旅先で初めて「熱性けいれん」を体験してつくづくそう感じたのだった。
<おわり>
ホテルのベッドにKids君を寝かせ、
夫さんと2人でちょこっと晩酌。
「いやはや、大変な一日だったねー」
とくつろいでいるのも束の間だった。
目をつむったまま、Kids君がぐずり始めた。
まだ熱は下がらず(体温計は持っていないが)体は湯たんぽのよう。
おっぱいをくわえても、しんどいのか寝ぼけているのか
すぐに放して泣き出し機嫌が悪い。
「かわいそ~に~ぃ」
Kids君にはかなり甘い夫さんが猫なで声で抱き上げた。
「もうそろそろ、熱下げの座薬、してあげるね。」
と解熱の座薬を準備し、夫さん自ら進んで挿してあげた。
「粉薬はどうやってのむ?ジュースに混ぜるか?」
驚いたことに、この夫さん、頼みもしないうちに、
薬と混ぜてどろどろのジュースをつくり、Kids君に与えている。
病気の時の特別扱いだろうか、いつもはここまではしてくれない。
まだ寝ぼけまなこのKids君は、思うように水分を取ってくれない。
薬も泣きながらだらだらとこぼし、なかなか口に入っていかない。
「お願いだからのんでよー。お熱下がらないよー」
仕方がないので電気を消し、添い乳でまた横にして寝せようとした。
数分吸い続けた後、なんだか様子が違ってきた。
「かっか、だどぅだぁ~うん」
いきなり私の顔によじ登ってきておしゃべりを始めた。
それもしゃきっとお目覚めのようで、
電気をつけると、高熱にもかかわらず笑顔で遊び始めた。
そして、さっき残した薬とジュースをぜんぶ片付け、
もっと欲しいと要求までした。
「よかった!水分取らなくっちゃねー!!」
今までになくおっぱい以外のものを飲んでくれることが
私は嬉しくて仕方がなかった。
しかし、立て続けの座薬で気持ちが高ぶったのだろうか。
その晩、高熱の割りに超ご機嫌のKids君につき合わされた。
うとうとしながらも彼の危険な行為を制御しなければならない私は
とうとう超睡眠不足になる始末となった。
翌朝、Kids君の熱は少し下がり、機嫌も良く目覚めた。
ただとても私に甘えるようになり、後追いしては
見つけたらすぐに抱っこをせがんできた。
この熱の正体はどうも風邪のようには見えなかった。
くしゃみも、咳も、鼻水もなく、熱だけがちょこちょこ出て引っ込む。
原因不明のまま微熱は続き、それでも2度目のけいれんもなく
沖縄家族旅行は、最終日となった。
「夜中の発熱のあせもかな?」よく見ると胸のあたりにぽつぽつ赤い発疹。
はしかと風疹の予防接種は済んだはずだし。。。
時間を追うごとにそれは体中に広がり、
熱の犯人は「突発性発疹」だったのだろうという結論に達した。
インフルエンザ発症の前の日に受けていた
「風疹」の予防接種の影響の可能性もあったのかもしれない。
帰った翌日は休診日。
診察を受ける間もなく発疹の後も薄れて消えてしまい
本当の原因は確定しないまま、この事件は終結を迎えた。
とんでもないハプニングが私達の旅行には付いてきた。
これからも、きっと、はらはらどきどき、
Kids君は私達を安心になんてさせてくれない。
そうやって、私達は親として鍛えられる。
3人目と言えども、「子育て」は侮れない。
旅先で初めて「熱性けいれん」を体験してつくづくそう感じたのだった。
<おわり>
突発だったんですね・・・。
突発って、発心が出ないと突発と断定できない、と聞いたことがありますが、まさに、そのとおりですね。
原因不明の熱が出たら、私ならうろたえてしまってるでしょう。
でも、smileさんのおっしゃるとおり、はらはらどきどきしながら、そうやって親として鍛えられてレベルアップしていくんだろうな~ってしみじみ思いました。
ともあれ、本当にお疲れ様でした。
kidsくんもよくがんばったね~!
もっと小さい時期にそれらしい感じのがあったのと
上の二人も5,6ヶ月の頃にかかったので。
1歳すぎはどちらかというと「はしか」とか重い方を考えちゃいますね。
最近は、手足口病orヘルペスらしいものにかかり
食べ物を口にすると泣き出すという症状がありました。
これも診察の時期を逃し、診療を受けてません。
熱は高くても38度あるかないかぐらい。
本当にひどい病気って、親の観察で結構判断できるのかも。
病気に関して3歳まではひやひやの子育てですが、
みなさん度胸もついてきますよー!