新しいPassport

1月の半ばに、にーちゃんが学校から持って帰った
「異文化プログラム・海外研修」のチラシを何気なく見ているうちに
ウチの夫さんが「家族で春の海外旅行ってどうだ？」
なんて言ってたのを思い出しました。

(家族5人でってのはお金も掛かるし
ぞろぞろと身動きとりにくくて大変だから、
にーちゃん、ねーちゃんだけでもどうだ?）
と、勝手に思い始めた私。

すぐにお二人に話しを持ち掛けると、
ねーちゃんはけだるそうに
「え～、べつにいいわ～。」だって！

「いい、って言うのは『いらない』って言う意味やね！」
私は「いきたぁ～い！」って言葉を期待していただけに
返す言葉も心なしかトゲが。。。

それとは逆に、にーちゃんの方。
「うーん、行こうかなー。行っていいん?」
謙虚なお返事でした。
「お父さんに相談してからね」

ウチの夫さん、口ぐせが
「かわいい子には旅をさせろ」なモンで、
きっとことダメなんて言わないだろうと思いました。
案の定、本人の意思を確認して
「いいんじゃない」と許可がでました。

申し込みまでの手続きにはいろいろ面倒なことや
smile特有の遠回りするような失敗等も多々ありで。。。
しかし、ようやく正式な申し込みやパスポート取得、
旅行保険も手続きが完了！

Kids君のインフルエンザなど、
動きが取れないことが多かったので、
家族旅行でなくてよかったと胸を撫で下ろしております。
(最近の家族旅行の手続きは
　なぜか私が全て手配しているので)

新しいパスポートに使ったにーちゃんの写真。
りりしく、しかしわずかに笑みを覗かせています。
以前作ったパスポートには2000年11月取得とあり、
当時2歳だった彼の可愛らしい笑顔がありました。

こんなに立派になったんだよねー。
まだまだ幼いと思っていたけど、
確実に成長しているんだ。

パスポートの申請は私一人で行けましたが
受け取りは本人が必ずということで
たまたま平日に学校が代休だったので、
母と息子の二人で旅券事務所に出向きました。

名前と生年月日を聞かれて、
間違わずにしっかりと応える姿を側で見ながら、
向こうへ行ってもしっかり受け答えできるように
がんばれ～～！と心でエールを送る母でした。

英語の実力はSchoolersでは一番だけど
(母の影響であちこちで英語に触れますから)
外国人と交流となるとまだまだそこまではという感じ。

彼はタイとフランスへ旅行経験があり
コレが始めての海外ではないのですが、
親元を離れて遠い国へというのも
10歳の少年には結構な冒険だろうと思います。

日本の外でどんなことを
見て、感じて、学んでくるのか。
出発までの約1ヶ月半、
母も子もドキドキしながら過ごすんだろうね。

でも、新しいパスポートに入出国の判を押され、
にーちゃんが、よりたくましくなって帰ってくるのを
母は今から楽しみにしているのです。

「もう、メソクソしていられないよ～。
　英語の練習も一緒にガンバロなっ。
　なっ、にいちゃん！」