スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

気持ちを文字にする

2017-06-29 | smile monology
文字であらわす言葉は、
口頭から発せられるそれとは
受け取り方が違ってくる。

「口では言えないけど」
という気持ちも、
文字で表すのは簡単だったりする。

でも、文字で発信する側の言葉の重さは
さほど変わらないのではないかと思う。

口頭から発せられる際の
語気や発信者の表情や場面が
言葉にプラスαを与えるがゆえに
音になった言葉は直接的に
受け取り手を揺さぶる。


私は文字で気持ちを表す方を
好んで選ぶ。

話し下手なのだ。

「言わなきゃ伝わらないよ」と
子どもには伝えるけれど、
口にしたことで、
その場の流れや空気がどう変わるかを
考えすぎて怖くなるのかもしれない。

だから、私はどちらかというと
言おうと思う言葉も、
頭の中で文字化しているように思う。

文字というイメージで
自分の気持ちや状況を
頭の中に描いて
そうした後に口に出している。

考えすぎることは
人が行動する上では
時に邪魔であったりする。

現にこれから起こるだろうことを
頭の中で勝手に肥大にして
ありもしない想像モンスターを
一人で怖がっていた時期があった。

今は、経験から
それは馬鹿げたことだとわかるけれど、
当時はそう思い出したら
その負のスパイラルから
自分自身の力では中々抜け出せなかった。

もしかしたら
その時の癖があるのかもしれない。

頭の中で、ある程度文字化しておかないと
気持ちを口頭で伝えられないのだ。

頭の中で文字化というプロセスを経て話すことは
時間のかかることだと思われるだろう。

口癖や言い慣れた言葉なら
さほど時間は必要ないけれど、
相手の気持ちを察しながら話す時は
やはり言葉を選びながら話すので時間がかかる。

だから、
私はどちらかというと早口ではないし、
話しが上手い方でもない。

もしかしたら、
私が本好きになったのは
文字表現によって洗練された言葉たちへの
憧れがあるからなのかもしれない。


中学生の頃、
文通が趣味だった。

口で話すのが苦手で、
文字で伝える方が得意だった。

でも、今思うのは、
どうやったって言葉だけで
気持ちを100パーセント伝えるのは難しいということ。

言葉で100パーセントに近い気持ちを伝えるには、
互いの間の距離とか、時間とか、交流とか
そういう別の要素も必要なんだと思う。

だから、私は
まずは50パーセントだけでも伝わるように
伝えたい言葉を選んで
伝わりやすいかどうか吟味して、
そして文字化して、
時間をかけて相手に伝えようと思う。

それじゃ遅いとか、
ゆっくりでイライラするとか言われても、
そこは譲れないんだ。

メールの返信が遅いのは、
時々はそういうことだったりするので、
どうかご理解いただきたいと思う。











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