ボランティアをしていた図書館から
お礼の手紙が届いた。
毎週1回のボランティア活動が、
どれだけ役だったかのか疑問だけど
こうしてお礼の手紙が届くと
来週が最終というのが名残り惜しく感じる。
“お役所的”な書式は
ちょっと残念だけどね。
最初の数ヶ月はコロナ対策強化で
ボランティア活動はほぼ無かった。
6月くらいから再開した時には
「ようやく役に立てるぞ!」と
ワクワクしながら出かけて行った。
地域の資料室の書架整理が
ボランティア活動の中心だった。
日本十進分類法に則って
左上から右に並ぶ資料を
請求番号順に整理していく。
公共図書館の請求番号は
小学校の図書館のそれより
細かく分類されているので、
最初のうちは目を皿にしながら
その番号がきちんと並んでいるかを
確認するのに必死だった。
週によって担当する棚が変わり
違ったジャンルの資料にであえて
それがまた楽しみになった。
時々興味深い資料を見つけては
パラパラとページをめくって
しばらく読み進めたりもした。
説明会の時に
「楽しんでやって下さいね」
と言われたのだから、
自分の読みたい本に出会ったら
そのまま読んでもOKなのだ。
地域関連の資料に埋もれていると
不思議にここに居るだけで
県内のことを知り尽くしている気がした。
有り得ないけど😅
ここのボランティアを
1年で「卒業」することにした。
本当は、
ちょっと残念。
ただ、
もう少し違った形の活動が
してみたいだけなんだけど。
お世話になった図書館員の方々には
もちろん感謝している。
本との出合いという
自分だけの楽しみは別として
他のボランティアとの距離感とか
単調な活動形態とか
往復の電車代とか
そういうことが気になったら
段々とワクワク感がなくなり
充実感も感じられなくなった…
それが大きな理由なのかも。
仕事として来ていたら
きっとこんな風に思わないだろう。
ボランティアをしていると
その枠でしか出来ない
限られた業務に
時々満足できなくなる。
「お手伝い」の気楽さはあっても
役割の重要性をさほど感じないのは仕方ないことだ。
ということは、
ボランティアだけど
それなりに責任感を持った活動を
私は求めているのかもしれない。
この世の中で
何か自分が出来ること。
見返り無しでも
誰かのために夢中になれること。
やっぱり、
これからもそんな活動を
どっかでやってる、
そんな自分しか
想像できないや。