菅官房長官、辺野古区長らと面会せず 補助金交付されず
05.20 09:56沖縄タイムス
菅義偉官房長官が19日沖縄県名護市に入り、北部の首長らと面談したが、過去2回来県した際にいずれも意見交換した久辺3区長との会談は設定されなかった。辺野古新基地に近く、国から補助金を直接交付されてきた3区。国と協調路線の渡具知武豊市長のもと、市への米軍再編交付金の交付が再開する一方、本年度分の3区への補助金は未交付のままで、区長らは国の態度を図りかねている。
辺野古、豊原、久志の久辺3区への「再編関連特別地域支援事業補助金」は2015年に創設され、17年度までに計2億2200万円が交付された。菅氏と3区長は15年10月に東京、16年10月と17年12月に名護市で意見交換を重ねてきた。
一方、18年度分は辺野古が公園の遊具、豊原が区民広場、久志が倉庫の整備を要望し、当初予算で1億2千万円が計上されたが、現在まで交付されていない。防衛省は「3区から事業計画が出されていないため」と説明している。
ただ、豊原区の宮城行雄区長によると、沖縄防衛局から、事業計画を提出するよう求められていないという。今回の菅氏の来県についても報道で知ったとし、「区への直接補助金は確保されるのか。不安がないとは言えない」と声を落とす。
辺野古区の嘉陽宗克区長は「(菅氏とは)年末に会ったからそれで十分だ」と冷静な態度。3区長から地域振興の要望を聞く防衛省との懇談会も今年2月から延期が続いていることには「市長が代わって状況も違うから」と淡々と話した。
渡具知氏は今年2月、新基地建設に反対する前職を破って新市長に就任。国は4月、名護市に17年度繰り越し分も含め、米軍再編交付金29億8千万円を支給することを通知した。
19日、北部の首長と菅氏との会談の場。渡具知市長は菅氏に対し、17年度と18年度の再編交付金が交付されることへのお礼を述べ、「公約を実現していく上でさらなる協力をお願いしたい」と要望した。(北部報道部・又吉嘉例)
......................................................
┐(´д`)┌
結局、利用されただけ。
沖縄県民の大多数がやんばるの自然を守りたい、静かなやんばるの暮らしを守りたいとの思いで辺野古新基地建設に反対している中、『地元は賛成しているんだ』という印象操作に利用されただけ。
名護市で自民推薦の市長が誕生した今、『名護市の民意』と堂々と言えるようになった今、この三区のちっぽけな賛成なんてあまり必要ないということなんでしょう。
なんてったって名護市は大きく分けて、名護地区、屋部地区、屋我地地区、羽地地区、久志地区の5つの地域があり、その中で最も大きいのが名護地区。
いま問題の久志地区は、12区から出来ており、その中の3区だけが振興と引き換えの基地受け入れを政府と約束した。
しかし、報道では、『辺野古に最も近い久志三区が基地受け入れの姿勢』と説明し、いかにもこの三区だけが地元であるかのような伝え方であった。
その時から『いいように使われたな』と思ってはいたが、今回のこの報道で、「やっぱりな…」という感じ。
しかも、この三区より、埋め立て工事の行われている大浦湾に最も近いのは、二見、大浦、汀間、三原、安部などである。
安倍・菅コンビに多くの日本国民が操られ、沖縄批判を展開してしまった…ということだ。
もちろん、この三区の人達が、最もいいように使われたのは事実であり、また、愚かでもある。
『もちろん基地は来ない方がいい。でも、反対したって造るのだろうから、それならそれで、補償はしてもらわないといけない』
と、この賛成派たちは、口々に言っていたが、私は同情しない。
沖縄の辛い立場がなんちゃら… とか色々『苦渋の選択』
という言葉を使って擁護していたが、私は冷たいようだが、『ふ〜ん (´-ω-`)』って感じ。
だって、
他の沖縄県民が、政府の暴力による圧力の中、あれだけ子や孫の世代に基地を残したくないとの思いで闘ってるのに、自分らの補償の問題だけを取り上げ、正当化する意見にはどうも納得いかない。
あの仲井真元沖縄県知事も言ってた。
そして、沖縄自民党も良く使ってる言葉だ。
苦渋の選択
私は違うと思う。
ダメな物はダメだと言わなくてはいけない。
そうでないと沖縄の声は、本土の大多数の日本人によってかき消されてしまう。
『基地を持ってくるな!』
『戦争に繋がるものは全て拒否する!』
そう言わなければ、本土の人間には伝わらない。
どうせ、沖縄ってお金貰えればいいんでしょ
そういう非情な言葉も出てきてしまう。
ハッキリ言って、本土の日本人は無知だ。
沖縄のことを知ったかぶってるが、実は何も知らない。
だから教えてあげましょう。
ヤマトの人達に。
『沖縄に基地は要りません!』と。
苦渋の選択なんて、きれい事にすぎない。