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「脱マスク」へ準備着々=化粧品やホワイトニングが人気―13日からの緩和前に

2023-03-12 14:15:46 | ニュース
「脱マスク」へ準備着々=化粧品やホワイトニングが人気―13日からの緩和前に
2023/03/11 04:42
新型コロナウイルス対策のマスク着用が13日から個人判断となるのを前に、化粧品売り場や歯科医院などを訪れる人が増えている。写真は口紅を買いに化粧品売り場を訪れた女性=8日撮影、名古屋市中区の名古屋栄三越【時事通信社】
(時事通信)

 新型コロナウイルス対策のマスク着用が13日から個人判断となるのを前に、化粧品売り場や歯科医院などを訪れる人が増えている。男性向けにひげそりなども売れており、「脱マスク」に向けた顔のケアに関心が集まっているようだ。

 名古屋栄三越(名古屋市中区)の化粧品売り場では、2月の口紅の売り上げが前年の約1.3倍、ファンデーションなどのベースメークが同1.5倍に増えた。3〜4月の売り上げは全体で前年比2割増を見込んでおり、伊藤義和・シニアマーチャンダイザーは「(マスクを外すと)顔の見える範囲が大きくなるので、チークなども伸びるのでは」と期待する。

 8日午後に口紅を買いに来た女性(24)は「ずっとマスクをしていたので外すのが恥ずかしい。仕事中は口紅を付けていなかったが、(外したら)付けるようになるかもしれない」と話した。

 歯を白くするホワイトニングも人気だ。ミュゼホワイトニング池袋駅前デンタルクリニック(東京都豊島区)では2月以降、「マスクを外したときに気になる」と来店する客が増えたという。担当者は「2月は前月比20%増で、3〜4月はもう少し増えそうだ。回数券の購入も目立ち、ホワイトニングにお金を使ってもいいという動きが出てきている」と歓迎する。

 施術を受けに来た女性会社員(31)は「マスクを外したときに歯が汚いのはやはり嫌。できればホワイトニングを継続したい」と話していた。

 東京・銀座の生活雑貨店「銀座ロフト」ではパックやファンデーションの売り上げが増えたほか、男性用のひげそりや鼻毛カッターなどの商品も前年比で2倍以上になっているという。広報担当の田中寛子さんは「マスクを外すので、ひげをケアしなくてはいけないということではないか。歯科用品や口臭予防といった口元ケアも今後伸びてくるのでは」と期待した。 


マスク着用緩和高齢者への配慮を忘れずに

2023-03-12 13:26:45 | ニュース
マスク着用緩和 高齢者への配慮を忘れずに
2023/03/12 05:00
 新型コロナウイルスへの対応が大きく変わる。日常的な感染対策の緩和や公費支援の縮小、医療体制の見直しといった大転換だけに、混乱のないように進めたい。

 政府はあす13日から、原則としてマスク着用の推奨をやめ、個人の判断に委ねる。ただし、医療機関や高齢者施設などでは引き続き着用を勧めるという。

 脱マスクが一気に進めば、お年寄りや持病のある人は不安を覚えるのではないか。重症化リスクの高い人を感染から守るための配慮は、今後も重視すべきである。政府は、そうしたメッセージを繰り返し出してもらいたい。

 マスクを外すことに慎重な意見は今も根強い。長いマスク生活で着用が習慣化した面もある。脱マスクには、それぞれの事情やペースで向き合う必要がある。

 飲食店やイベント会場によって、マスクの着用に関する対応が異なることになる。利用者同士が着脱を巡ってトラブルにならないよう、店や主催者は、注意書きの掲示や放送を通じて、わかりやすい説明に努めてほしい。

 一人ひとりがマスクを臨機応変に使い分けられることが望ましい。コロナの感染状況はもちろん、周囲に重症化リスクの高い人がいるかどうかや換気の状態などを踏まえて判断すべきだろう。

 政府や自治体、専門家は、適切な判断材料となる情報を提供し、正しい知識が国民の間で共有されるようにすることが重要だ。

 5月8日には、コロナの感染症法上の分類が、季節性インフルエンザと同じ5類となる。

 現在、全額が公費負担となっているコロナの医療費は、自己負担分を患者が支払うことになる。高額な治療薬は、9月末まで公費負担を維持する。一方、ワクチンの無料接種は当面続けるという。

 自己負担が発生すると、検査や受診を控える人が増える可能性もある。感染を広げるリスクにもなるため、自宅で療養することが大切だ。企業や学校には、休暇をとりやすくする配慮が要る。

 コロナの診療はこれまで、発熱外来など一部に限られ、コロナ患者を診ない医療機関も多かった。移行後は、どこでも受診できるようにする。政府は、診療拒否は認めないとしている。

 医療機関の中には、コロナと他の患者の動線を分けられないところもある。発熱外来などの拡充はこれまでも難航してきた。どうすれば可能なのか、自治体や医療機関で具体策を検討すべきだ。


迷惑行為で注目、回転ずし「直線型レーン」の実力はま寿司は直線化で食材廃棄を年1000トン…

2023-03-12 07:41:16 | ニュース
迷惑行為で注目、回転ずし「直線型レーン」の実力 はま寿司は直線化で食材廃棄を年1000トン削減
2023/03/12 05:00


迷惑行為で注目、回転ずし「直線型レーン」の実力
(東洋経済オンライン)
「うちもいつ被害にあうか、ひやひやしている」
決算取材の席につくや否や、ある上場外食チェーンの社長は記者にそう不安を打ち明けた。1月末からTwitterをはじめとするSNS(交流サイト)で次々と拡散された「迷惑客動画」が外食業界を震撼させた。

被害が深刻なのが、すしチェーンだ。しょうゆ差しや未使用の湯飲みをなめ回したり、流れているすしネタにいたずらをしたりと、その「犯行」手口は多種多様だ。あるすしチェーンの担当者は「ビジネスモデルの根幹である、お客さんとの信頼関係を揺るがす問題だ」と憤りをあらわにする。

そんな中、迷惑行為対策として注目を集めるのが「直線型レーン」だ。従来の「回転レーン」とは異なり、客が注文した商品のみを乗せ、直接注文者のもとに運ぶ。誤って客が商品に触れるリスクが回転レーンよりも低い。この「回らない回転ずし」は騒動前から店舗数が拡大傾向にあった。

レーン直線化で廃棄ロス3割減も
直線型レーンのメリットとして関係者が口をそろえるのが、フードロスの削減だ。回転ずし業界は「長らく『100円ずし』が維持され、商品に対する消費者の価格イメージが固定されている」(すしチェーン担当者)こともあり、値上げすることが難しく、原価率も高い。

回転ずし最大手「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)の原価率は46.3%(2022年9月期)、くら寿司は45.0%(2022年10月期)と、一般的な飲食店の原価率である3割を大きく上回る。

加えて、回転レーンでは、回ったまま食べられずに一定時間が経過してしまった商品は廃棄せざるを得ない。原価率の悪化につながる食材の廃棄を減らすことは他業態よりも重要な課題であり、直線型レーンは有効な改善策だ。

レーンの直線化を進める「はま寿司」の親会社、ゼンショーホールディングス(HD)は、直線型レーンを先行導入した271店舗(現在の国内店舗数の約5割)で、年間で1000トン弱の食品ロス削減につながったと試算。

業界に詳しい関係者は「回転ずしの廃棄ロスは7割がパック廃棄(食材が一度も開封されずに使用期限を迎えたケース)、残り3割が回転レーン上で一定時間経過してしまった商品だ」という。直線化はこの3割の食材廃棄をゼロに近づけることができ、食材コストの面からもインパクトは大きい。


ワクチン接種コールセンター 京都市でも4000万円過大請求

2023-03-12 07:31:40 | ニュース
ワクチン接種コールセンター 京都市でも4000万円過大請求 (msn.com) ワクチン接種コールセンター 京都市でも4000万円過大請求
毎日新聞 によるストーリー • 昨日 10:28
213コメント

 新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、京都市からコールセンター業務を受託していた業者が、市に約4000万円を過大に請求していたことが判明した。既に全額が返金されており、市は他に過大請求がなかったかを確認している。


 業者は「日本トータルテレマーケティング」(東京)で、市は2021年2月に随意契約を結んでいた。

 市によると、23年1月に同社から過大請求の申告があった。22年9月分のオペレーターらの総実働時間(4万8368時間)が、市が指示した時間(6万3720時間)の76%だったのに、100%分の委託料を請求していた。同社は、複数あったコールセンターの拠点を集約した際に人数が不足したのに、誤って従来通りの人数分を請求したと説明しているという。

 ワクチン接種業務の委託を巡っては、大阪府枚方市など3市でも、人材派遣会社「パソナ」(東京)の再委託先がオペレーター数などを水増しし、計約10億8000万円分を過大請求していたことが2月に明らかになっている。【藤河匠】




日本の災害史上初めて起きた「地震によるダム湖決壊」

2023-03-12 07:11:28 | ニュース

FNNプライムオンライン


日本の災害史上初めて起きた「地震によるダム湖決壊」 家も人々も飲み込んだ濁流の一部始終と、その記憶を繋ぐ若い世代

FNNプライムオンライン によるストーリー • 昨日 20:02
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マグニチュード9.0、最大震度7を記録した東日本大震災から、12年が経った。

日本の災害史上初めて起きた「地震によるダム湖決壊」 家も人々も飲み込んだ濁流の一部始終と、その記憶を繋ぐ若い世代© FNNプライムオンライン

その膨大な記録の中には、まだまだ検証が出来ていない被害がたくさんある。

未曾有の災害を決して忘れず教訓とするため、12年にわたり放送してきたシリーズ『わ・す・れ・な・い』。

今回は、これまでほとんど伝えられてこなかった、日本の災害史上初となる「地震によるダム湖の決壊」を取材した。

2つの集落を突如襲った濁流

福島県、中通りに位置する須賀川市。

その町を見下ろすように作られた藤沼湖という美しい農業用ダム湖が、あの日の揺れで、まさかの被害をもたらしたことはほとんど知られていない。

あふれ出た水は山肌を伝い、麓を流れる簀ノ子川(すのこがわ)に流入すると、川沿いに広がる2つの集落を襲い、8人もの犠牲者を出した。

湖からおよそ1キロ先にある滝地区が、最初の被害にあった。

滝地区では家屋7棟が全壊し、濁流に流された人や、潰れた家の下敷きとなり亡くなった方もいた。


自宅が跡形もなく流失 そして若い身内までも…

当時、滝地区で暮らしていた森清道さんが、地震後に勤め先から戻ると、自宅は跡形もなく消えていたという。

森さんの自宅周辺では、5軒ほどの家が流されていた。

その絶望に追い打ちをかけたのは、若い身内を亡くしたことだった…。

森さんの姉の孫、林萌子さん、14歳。その日はたまたま母親と、滝地区にある姉の家を訪ねていたという。

「初めのうちはしっかりお母さんと手をつないで…。萌ちゃんと手をつないでいたんだけども、途中で手が離れちゃって、一言二言(萌子さんが母を)呼んだんだけども、そのまま聞こえなくなっちゃった。お母さんお母さんって、それは耳に焼きついてるってお母さん言ってるね…」(森さん)

萌子さんは、震災から1カ月以上が過ぎた頃、およそ40キロ下流で発見されたという。


濁流の中ガードレールにしがみつく妻を夫が救助

さらに、濁流は簀ノ子川沿いに下降し、長沼地区へ流れていく。ダム湖の決壊など知る由もない住民は、突然押し寄せた水の正体さえわからぬままだった。

川沿いに住む内山さん夫婦が異変に気付いたのは、揺れが収まり隣に建つ実家を見に行った時のこと。

普段は穏やかな簀ノ子川の上流から、護岸を乗り越えるほどの濁流が迫っていたという。

迫り来る黒い濁流が何の水なのかも分らぬまま、それぞれの車に乗り込んだ2人。

夫・賢二さんの車は間一髪で助かったが、妻・えみさんの車は濁流にのまれ、水没した。

えみさんはかろうじて浮いていた車の窓を開け脱出したが、すぐにまた、流されてしまう…。

その後、えみさんは建物の隙間に入ると腕を突っ張り流されないようにするが、再び流されてはガードレールにしがみつくなどして、懸命に耐えていたという。

「いろんな大きい塊がどんどんどんどん流れてくるんですよ。これにぶつかったら死ぬなって思いながら…」(えみさん)

ガードレールにつかまっていたえみさんを、夫・賢二さんが発見。水の中に飛び込んで、えみさんを濁流の中から救い出したという。

「地震と今回の(ダム湖の決壊)は、全然関連付けて考えられなかったので、どうなってんだろうっていうのがまず、ずっと思ってたことでしたね」(えみさん)


ダム湖決壊の原因は “液状化”と“すべり破壊”か

日本の災害史上、初となった「地震によるダム湖の決壊」は、なぜ起きたのか。

その原因を調査し報告書にまとめた、東京大学名誉教授・田中忠次氏を取材した。

「戦後の時期に急いで造ったと。近くの材料で比較的砂っぽい材料が使われていた。だから地震で揺すられると強度が低下して、液状化的な現象が起こった」

田中氏によると、液状化した堤防が上部から湖側に滑りはじめ、水が溢れ始めたことで堤防の強度が低下。一気に“すべり破壊”という現象が起きたのではないかという。


藤沼湖決壊の記録史に込められた、切なる願い

去年、地元の有志によって発行された記録史「あの日を忘れない」。

数々の被害写真や、当時の体験記が収められている。

中心となってまとめた柏村國博さんには、この記録を残すことに切なる願いがあった。

「時間が経てば経つほど薄れて、みんなの記憶からなくなってくるし、慰霊碑だけでは伝わらないことがある。

1冊の本を見てみれば、地震から藤沼湖ができた経過から、(水が)抜けてなくなって、どうやってもう一回復元したのか(がわかる)っていう、そういう記録史を作って後世に伝えようと。

それでなかったら亡くなった人はかわいそうじゃないですか」

沿岸部の被害に隠れてしまいがちだからこそ、後世に残すべき記録がある…。

その思いは今、若い世代にも伝わっている。

福島県立須賀川創英館高校では、先人の経験を聞き、自ら現場に立つことによって次の被害を防ごうという試みが行われている。

生徒たちは「実際自分が(藤沼湖に)行って自分の目で見てみて、ここが満水になるまでの水が入っていて、それが一気に流れて出てたって考えると怖いなって思いました」、「もし起きてしまった時の避難方法とかを、周りで確認しあっていくのも大切じゃないかと思います」などと話す。

想定外は必ず起こる…。

だからこそ、次の想定外に備えるために…。

震災から12年。未曾有の災害を教訓とするため、今後も当時の記憶を若い世代に伝えていくことが求められる。

(『わ・す・れ・な・い 映像教訓 巨大地震から生き延びる』より 2023年3月11日放送)