NHKの世論調査で今の憲法を改正する必要があると思うかどうか聞いたところ「改正する必要があると思う」は35%、「改正する必要はないと思う」は19%でした。
また、戦争の放棄を定めた憲法9条を改正する必要があると思うかどうかについては「改正する必要があると思う」が32%、「改正する必要はないと思う」が30%でした。
ゴールデンウィーク後半戦がスタートし、車でお出かけという方も多いのではないでしょうか。ゴールデンウィークなど高速道路が渋滞しているとなると、パーキングエリアなどもあわせて混みます。混雑したパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)での “とある”マナー違反が実は物流の要であるトラック運転手に大きな影響を与えているんです。
こちらは滋賀県の草津PA…たいへん混雑しています。
【愛知県から来た人】
「すごい車が多いなと思いました。大津(SA)が混んでいるのでこっちの方がいいかなと思ってきたんですけど、なかなかの人でした」
【埼玉県から来た人】
「駐車場がいっぱいで入れないってなっていて。(GWは)しょうがないと思って出てきているのである程度は我慢できるかな」
こういった大混雑で、“あるマナー違反”が横行しています。
【記者リポート】
「本来は大型車が止めるスペースなのですが、乗用車が止まっています」
混雑で駐車スペースがない普通車が、大きな枠の大型車専用スペースに駐車。草津PAだけではなく別のパーキングエリアでも…。実は、全国的な問題になっているんです。
パーキングエリア(PA)を管理するNEXCO西日本などにとっても悩みの種になっています。宅配などの物流の需要が高まったことで、高速道路を利用する大型車が2005年以降およそ15万台(約17%)増加していて、大型車の駐車スペースもかなり不足しているからです。
【NEXCO西日本・阿部史嗣さん】
「特にお客様が多くなるGWにつきまして、混雑する休憩施設SA・PAでは駐車場整備員を配置いたします」
しかし…
【記者リポート】
「整備員のすぐそばにも、マナー違反の車がありますね」
整備員も声掛けをしますが、さばききれないのが現状です。
大型車のスペースに駐車した普通車のドライバーに話を聞いてみると…
【大型車スペースに駐車した普通車の男性】
「車を止めるスペースがなかったので。一般のところが全部埋まっていることもあるので」
しかし、トラックの運転手側に視点を移すと、これがただの「迷惑行為」に留まらないことが見えてきました。
中長距離ドライバーの川田直樹さん。大型車など最大186台(※大型車:37台、普通車:149台が駐車可能)が駐車できる大津SAに立ち寄ろうとしますが…
駐車場には車が多く通過せざるをえませんでした。
【好川商運・川田直樹さん】
「止められる所がどうしても限りがあるので、止められなかったら次のPA、そこでも止められなかったら次のPA。休みが長ければ長いほど家族連れとかが出かけるのが多くなってくるので。より止められる場所がないですよね」
トラックの運転手は法令で、4時間運転すると30分の休息を取らなければなりません。
しかし、サービスエリアなどが混雑している場合は、本来は停車してはいけない本線への合流車線や高速道路を降りた一般道の路肩に止まり休息をとる人も少なくないそうです。
【好川商運・川田直樹さん】
「合流車線とかそういうところで事故があるのは、多分そういうことだろうと」
実際に路肩で休憩しているというトラックの運転手は…
【トラック運転手】
「休憩が法律であるから、どうしても絶対に止まらないといけない。(駐車が)無理だと思うときは路駐とか。危ないけど止まりたくないけど、国が止まれというなら止まるしかない」
NEXCO西日本は、ゴールデンウィーク中のパーキングエリアなどの混雑について、高速道路上の表示で混雑状況を確認し、適切な駐車エリアに車を止めるよう呼びかけています。
( 関西テレビ「newsランナー」2023年5月3日放送 )