カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

X'mas House Consert in CanNaVilla

2011-12-25 09:45:00 | 音楽会

今年最後のHouse Consert をX'nas Specialとして開催。

イタリアンは「バッボナターレ」: Anttipasto ノルウェーサーモンと大根のマリネ モザイキストにバジリコ、トマト、モッツアレラのアランチーニ。Zuppaは、オルツォと豚肉、キノコのミネストラメルバート添え、 Pastaは、ジャガイモを詰めたトルテッリ、セージ風味のノワゼットソース、Pesehaは、白身魚のアクアパッツァ グラチネ仕立、Came 軽くスモークした鴨肉のコンフィ、巨峰とグレープフルーツのフルーティーなロゼソース と最後はDolce 小さなブッシェノエル。

ワインやシャンパンを一緒に召し上がって頂きながら、食事に2時間をかけて頂き、その後コンサート開幕。一つ一つの時間を大切にしながらお客様のペースで全てが進みます。コンサートも8時開幕が8時15分開幕に・・・。ゆったり過ごして頂きたいとの思いを大切にして・・・。

演奏者の皆さんものんびり時間を過ごして頂きながら、アンコールを含めて予定1時間が1時間30分のコンサートになりました。全て主役は、お客様。今回はこのコンサートをホームページやインターネット予約サイトからお申込頂いた方々がほとんとで、県外から多くのお客様にお越し頂きました。食事を楽しむ、音楽を楽しむと言う時間をくつろぎと至福の時と楽しんで頂きました。演奏が終わって・・・フロント前で演奏者の方々と一緒の記念撮影もいつもの風景。来年も皆様に楽しんで頂ける演奏会を開いて行きたいと思います。

今年起きた東北関東大震災n被災された方々への想いも込めて最後は、アメージングミュージックを演奏して頂きました。来年は、全ての人々が幸せに包まれた1年になりますように心からお祈りします。1年間ありがとうございました。

I wish your family a Merry Christmas and a Happy New year!

 


生きる力を伝える!

2011-10-22 11:14:23 | 音楽会

昨日、国立沖縄病院で「ケントミライブ だいじょうぶよ~」が行われると言うので応援に出かけてみました。どんなライブになるかを楽しみにしながらの訪問。病院のロビーでのコンサートと言うのも興味深々。お元気そうないつもの笑顔のケンさん、ちょっと緊張気味のトミさん・・でも笑顔で手を振ってくれました。きびきびと働くスタッフの皆さんの姿も気持ちいい。皆さん笑顔でご挨拶してくださいました。いよいよと後ろを見たらロビーいっぱいの人。車いすの患者さんを始め病院関係者の方々。この病院にケンさんもトミさんも通院されているそうです。

ケンさんこと我如古盛健さんは 進行性筋萎縮症で車いすで三線を弾き、トミさんこと比嘉富子さんは乳がん再発患者さんで生存率8%と言う中で5年この活動を続けている。このお2人は、三線、島太鼓デュオで沖縄県内で大活躍されている。8月27日~29日には岩手県にまで足を伸ばしてがん患者さん達を励ましてきた。自身が多発性の癌に犯されながらも多くの人々に勇気と感動を与え続けている。

コンサートが始まった。ものすごい命のエネルギーがトミさんの小さな体から噴出し始めた。酸素呼吸器をつけながらの演奏に・・・手拍子を打つ、くちずさむ・・・。トミさんの荒い呼吸がマイクを通して伝わって来る。命が叫んでいる。癌なんかに負けない!と叫んでいる。視界がぼやけ始めたと思ったら涙が頬を流れて止らない。生きると言うことをこれほど懸命に現す姿を見たことがなかった。

「車いすの花嫁」ウェディングショーにもご一緒して頂けると言う。命の持つ生きると言うエネルギーの迫力が心に真っ直ぐに入ってくる。このようなお2人とご一緒できることを心から感謝したい。そして多くの人々とこの感動を分かちあいたい。

 


満月からの贈り物VOL5.

2011-10-09 07:55:54 | 音楽会

昨夜はあいにくの雨天空。満月の姿を見ることはできなかったけれど・・・素晴らしい歌に魅せられたひと時だった。メゾソプラノ兼島麗子さん、ピアノ山根貴志さんのお二人の演奏会。鳴り止まない拍手・・・兼島さんの歌声の素晴らしさは、ホールの中を充満し尽くして尚余りある声。美しく透明感に溢れているかと思えば深く強く心の奥底に響く歌声。今、私達は一体どこにいるのか?と思わせるほど・・・素晴らしかった!歌が私達を心の旅に連れ出してくれた。こんな経験は、久しぶり・・・。日本の歌から始まってイタリアのカンッオーネ(本来男性が歌う)まで幅広いジャンルで聴かせて頂いた。

そして、山根さんのピアノソロが素晴らしい!「ドビッシー作:月の光」で、じっくりと月の輝きがまぶたに浮かぶような演奏。

2曲目のソロでは、リスト作曲のラ・カンパネラ La Campanella

【ニコロ・バガニーニのヴァイオリンの演奏を聴き、大きな衝撃を受けたリストが「僕はピアノのパガニーニになる!」と言い、自らの技術を磨き上げて作り上げた曲で 和音、跳躍など、非常に複雑で特殊な技術を要し、演奏者には完成された極めて高度な技術を要求する】と言う、難曲に挑んで頂いた!これがまた素晴らしかった!この1曲に、お客様が静けさの中に興奮で、ため息とも感嘆ともつかない空気がホールを満たし・・これまた私達を異空間へいざなう夜汽車に乗せられた感覚に囚われた。

最後は、ビゼーの名曲からオペラ カルメより「ハバネラ」 Habanera/タバコ工場で働くジプシー女カルメンがドンホセに歌う情景が浮かぶほど感情移入された演奏だった。最後は、もう本当に鳴り止まない拍手、拍手、拍手!ブラボーを叫びたくなる感動の嵐だった。音楽は素晴らしい!音楽の持つ魅力を堪能する最高の一夜だった。よく朝の目覚めにさえまだ興奮が残っている。 

 


ユニバーサル音楽会を開こう

2011-10-04 09:29:33 | 音楽会

車いすの花嫁プロジェクトをきっかけにユニバーサル音楽会を開こうと相談を始めています。普段クラシックコンサートに限らずコンサートになかなか参加できない障がい者の方々に向けてのコンサートを開いてみようと演奏者の方々と相談を始めました。

わくわくするような音楽会!親子で夫婦で誰もが楽しめる音楽会を考えたい!クラシックに限らず沖縄の民謡や映画音楽や普段身近に耳にする音楽を楽しんで頂こうとの趣旨。カンナリゾートのファンクションホールは、木作りで天井も高く音の響きがとても心地よく感じられる。しっとりとしたホールは、落ち着いた雰囲気で海外の教会みたいな雰囲気なのでプライベートコンサートと言った環境にふさわしい。

音楽を聴くと言うだけでなく、演奏家の方からのトークやデザートを楽しみながらのイベントにできたらと思って・・・。楽しみ方に工夫を凝らしてみたい。ホールの真ん中にピアノを置いて演奏すると言う提案もあるピアニストの女性から頂いた。形にこだわるのではなく楽しみ方にこだわる演奏会を開いて沖縄のユニバーサルツーリズムの一端を担いたいと思う。

色んなことにチャレンジして、一人でも多くの人と喜びや幸せを分かち合えることができたらと思う。


AFRICAN NIGHT In  Plaza House

2011-07-10 07:39:37 | 音楽会

昨夜、仕事で那覇方面に出かけた帰り道、プラザハウスへ立ち寄りました。ちょうど、アフリカの音楽とトークショーが開かれると言うのを前日、社長の平良さんからお知らせを頂いていたのもあり、普段、沖縄でもアフリカの音楽を楽しむ機会もないことから参加することにしました。その日は、宜野座村のがらまんホールでのイベントで渡久地圭さんのフルート演奏会に参加する予定だったのが行く事が出来なかったので・・ちょっと消化不良気味だったから・・ホテルスタッフと一緒にのぞいてみましたが・・びっくりと言うか凄いイベントでした。音楽と歌でボルテージがうなぎのぼりでノリノリの雰囲気での終演でした。

聞きなれない音楽には、しり込みすることが多いけど、昨夜のアフリカの音楽は、素朴さゆえのストレートさが、強烈に迫って来ました。歌、演奏、踊り、叫び !全てが命の躍動に溢れてました。文明社会が忘れてしまったもの、失ったものが洪水の様に人々の心に迫ってきた印象でした。

ここでは、沖縄の人々の感性の豊かさがまた別の意味で楽しめました。一緒に楽しむ感性が溢れていて、フィナーレでは、一緒に叫び、踊り、歌う姿は感動でした。改めて、音楽は楽しむもの!楽しみ方に形はない!素直な気持ちで感性で身体をリズムに合わせて揺らしながら楽しむ自分がいました。言葉を越えて人と人が結ばれる瞬間でした。