沖縄県宜野座村にある小さなリゾートホテル「カンナリゾートヴィラ」
最近、お客様の数がとみに増え続けている。何故東海岸のこのホテルを選ばれたのですか?とお客様に問いかける事が多くなって来た。
リゾートに来てまで大勢の人の中で過ごしたくない。ゆっくり静かに過ごしたい。プライベートを大切にしたい。自然の中に身を置いている時間が心地よい。沖縄のありのままの姿が残っている。など東海岸に残されている風景やゆっくり流れる時間を楽しむことを目的にこの小さなリゾートホテルを選んで頂いているようだ。
最近、お客様からこんな話を伺った。「このホテルの玄関を入ると不思議な安らぎを感じる。」「小さな空間の中に満ち足りたくつろぎやホッとするような安心感を感じる。」なんだろう?そう言えば、ホテルと言うのは、本来無味乾燥のところ。訪れるお客様がホテルの空気を作ってくださると言う。従業員も、お客様に育てられる。ホテルを取り囲んでいるその土地の風土や空気も大切。自然に満ちた環境の中では、木々の息使い、花の笑顔、包み込むような大空、疲れた体の中を通り抜ける心地よい風、鼻をくすぐる海の匂い。ここでは、ほぼ1年中、蝶が舞っていることをご存知ですか?朝の目覚めに鳥達のさえずる歌が目覚ましになるのをご存知ですか?
現実のこと。ホテルと言う概念から考えると華やかさが何より印象付けられますが、ここにはない。穏やかに流れる時間と静かな海辺の小さいけれどしっかりと土地に根付いた自然があるだけ。本当に目立たない小さなホテル。