カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

ユニバーサルツーリズムへの挑戦!

2011-10-27 07:41:23 | リゾートホテル

沖縄の東海岸にあるカンナリゾートヴィラの挑戦。一つの小さなリゾートホテルが、ユニバーサルツーリズムへの挑戦を始める。本来なら、県や旅館組合と言った単位での事業だと思う。しかし、コンセンサスをまとめたりしていると時間も掛かる。現実に、障がいを持つ人々の需要は決して無視できない現状にある。もちろん、企業である以上、利益追求は経済原則であると思う。ボランティアでは、継続できない。だからこそ、1企業として、可能性に挑戦してみようと思う。

そのきっかけを作るために「車いすの花嫁」ウェディングショーを2012年1月19日に開催する。一度立上げたプロジェクトだが・・諸事情でプロジェクトを断念。資金の問題が大きく立ちはだかったからだ。その後、沖縄県の事業認定を受けることが出来て再スタートを切る事となった。前回よりプロジェクトの編成は小さくなったけれど、中身は価値あるもにしたいと考えている。何故、車いすの花嫁なのか?と聞かれる。県内でも障がい者のご夫妻がいらしゃるが、結婚式は挙げていないと言うご夫婦が多い事に気付いた。理由は、ウェディングドレスの調達が出来ないことなど様々な事がわかった。国内でも同様のようだ。ウェディングと言う一生に一度のイベントが沖縄で可能となれば、当然沖縄の魅力が高まる。沖縄は、国内でもリゾートウェディングのメッカと言われるほど多くのカップルが挙式に訪れている。ウェディングをきっかけに沖縄ツーリズムの魅力が高まればと思う。オリジナルのウェディングドレスを身にまとった美しく輝く花嫁姿が幸せの象徴のように思えるからだ。ウェディングショーは、障がいを持つ県内の美しい女性たちがモデルとなる。衣装は、全てオリジナルで製作する。流通可能な価格設定も考えた製作となる。

小さな1軒のホテルが、何かを変えるきっかけを作ることが出来たら十分だと思う。障がいを持つという事の不便さをちょっと補うことで人生を豊かに過ごしてもらえるのではと考えている。

1日1組限定での挙式だから出来ること。豊かさを分かち合うと言う心が、地域を豊かにしてくれると信じている。

 


新メニュー

2011-10-26 07:56:30 | グルメ

11月からの新メニューが出来上がりました。

11月の土日限定和洋折衷のランチコース。ちょっと贅沢なランチを召し上がって頂きたいと考えてみました。欲張りなメニューで、和食&洋食のバランスを絶妙に組合せたランチ。カロリーも出来る限り控えめに考えています。紳士淑女の皆様が多いカンナレストランでは、こんなこだわりも大切なのです。季節を楽しんで頂きたいから考えてみました。

小鉢(2種)  *蟹 菊花酢浸し、東寺揚げ みぞれ旨出し笹打ち葱

Zuppa     *本日のスープ

吹き寄せ煮  *小芋 栗 紅葉人参 占地 南瓜 銀杏 あき豆 穴子八幡巻

Pesece   *白身魚パン粉焼き ザバイオーネソース

Carne    *鶏もも肉のソテーオリガノ風味白いんげん添え

お食事    *三種からお選び頂けます

 ①炊き込みご飯 香の物 ②海老かき揚うどん ③ベーコンとキャベツのリゾットスープ仕立 

デザート・フリードリンク付き 1,800円(11月土日限定11時30分~14時)

ごめんなさい写真がまだ出来ていません・・・先ずはご案内でした。CMしてしまいました。

こだわること。沖縄でも日本人が持つ季節感を大切にして、新鮮な生素材を活かして食を楽しんで頂きたい。これもユニバーサルの一つ。食は人を元気にしてくれます。沖縄の奥座敷カンナの景色の中でゆっくりのんびり旅気分を味わってください。那覇から700円の高速代で旅気分を満喫できます。*写真はカンナの庭園です。                  

 

 


記念撮影・・パチリ!

2011-10-25 07:55:27 | リゾートホテル

昨日、素敵なゲストがランチに見えました。フリーアナウンサー吉澤直美さん、ボディーアートの美優さん、ケンさん、トミさん(ケントミさん:沖縄で民謡デュオ/障がいや癌発病の中で活躍中の素晴らしい方々)皆さんと一緒にランチしました。トミさんは、凄い食欲で見ていてとてもうれしかった!僕のパンにまで「それ美味しそう!」と1つをケンさんと分けて召しがって、皆の笑いを誘いました。デザートまでしっかり完食。素晴らしい!次回は、イタリアンランチ「オルトラーナ」を召し上がるそうです。抗がん剤と戦いながらの演奏活動には、人々に勇気と元気を与え続けています。

ホテルは、どんなお客様がお見えになっても喜んで頂けるようにならなければと思う。いつも、いつも思い続けていることだけど・・実際、一人で出来ることではない。スタッフの気持ちも一緒でなければ出来ないこと。一人ひとりのお客様を大切にたいせつにすることを毎日続ける。これがホテルの基本姿勢である。

お客様からのリクエストがあって記念撮影などご一緒させていただいた。ケントミファミリーのTシャツまで頂いて、ケントミファミリーに一員にさせて頂いた。

先日、沖縄アメリカ領事館の領事ご夫妻と懇談する機会があった。次回、カンナにご夫妻でお越し頂いた折に、ユニバーサルツーリズムについてゆっくり語り合える時間を持ちたいと思っている。ユニバーサルイベントには、ご招待をしていくつもり・・感じる人と感じない人がいる。領事ご夫妻は、とても感性が豊かで人に接する時も薫風のよう。特に、ユニバーサルツーリズムを自然に語れる人は少ない。だからこそ、形にしたいと願い続けている。障がいを持つ人だけでなく、誰もが同じようにくつろぎ、歓べるサービスや環境を目指したいと想い続けている。

 


琉球交響楽団定期演奏会

2011-10-24 07:57:57 | クラシック音楽

琉球交響楽団第20回定期演奏会に招かれて行って来ました。演目は、沖縄の作曲家の與義先生の「祝典序曲」で幕開け、ハイドン交響曲第94番ト長調(驚愕)、ブラームス交響曲第4番ホ短調作品98、指揮はN響の大友直人氏。

琉響は、創立して10年。現在の楽員たちがまだ20代に結成された。今、彼らは30代となり演奏にも技術が高まって来ている。僕は、素人なので、技術のことは良くわからない。しかし、素晴らしかった!ブラームスがこんなに素晴らしいと感じたのは久しぶり。演奏会は、與義先生作曲の祝典序曲が美しい調べで聴衆を心地よい世界に導いてくれて、ハイドンでも、ピアニシモからド~ンと来るびっくり(驚愕)の愉快さを楽しみ・・思わずまわりに眠っている人がいないか見回してしまったほど・・(失礼!)心地よく流れるハーモニーに沖縄にいることを忘れてしまっていました(これも失礼かな)

休憩を挟んでいよいよブラームス。最初は、ちょっと構え気味でしたが・・第2楽章辺りで安心してブラームスを楽しみ、第3楽章では思わず引き込まれてしまいました。

沖縄の音楽家を応援しようと始めたホテルでの「満月からの贈り物」シリーズもVOL6になりました。今月は、コンサートミストレスの阿波根由紀さん(Violin)大嵩有紀さん(Viola)城間恵さん(Cello)原國智江さん(Contrabass)亀山孝文(Piano)の方々での演奏会となります。

ホテルでのハウスコンサートは、プライベートコンサートならではの緊張感や聴衆との距離感。お客様は、ディナーにワインを楽しんで、お腹を満腹にして頂いたあとに、心の隅々まで幸せをいっぱいに満たしていただくコンサート。

演奏会終了後、懇親会で與義先生達とパチリ記念撮影でした。

 


晴れ空

2011-10-23 08:27:02 | 沖縄

10月に入って沖縄の空が湿りがちだったけれどここ2、3日は、快晴。今朝は、青空がいぱいに広がっている。空気もすがすがしく過ごしやすい。この季節の沖縄はとても快適で気持ちがいい。夏休みが終わって2ヶ月も過ぎると沖縄の普段の空気に落ち着いて来る。

この季節の沖縄がお勧めです。静かでくつろげる時間がゆったりと横たわっている。ご夫婦やカップルで静かに過ごすには最適の季節。カンナリゾートでも、この季節は、夏の疲れを癒すと共に心に栄養を与えるには最高の季節。朝露に濡れた庭園を散歩する、この季節の太陽は優しいから海を眺めたり木々の緑を楽しんだり、二人で手をつないで歩くなんて普段なかなか出来ないことが自然に出来る。夕暮れから、庭園に闇が訪れると、空は満天の星で埋め尽くされる、満月の夜には大きな大きな月が地上を照らしてくれる。自然に包まれて過ごす時間は、人の心を優しく包み込んでくれるので、大切な人にも優しく接することが自然に出来る。

自然に抱かれて過ごす時の流れは、心を豊かにしてくれる。大切なものを発見できるかもしれない。見失いかけた大切なものを思い出せるかもしれない。そんな、時を大切にしているホテルがあってもいいかな?と思う。

カンナリゾートで「車いすの花嫁」と言うユニバーサルウェディングを行う。人に寄り添ったホテルでありたいと願ってこのプロジェクトを進めている。東京から「かきょう」さんと言う女性がブログを通じて支援をしてくださっている。倉敷から「白蓮さん」が応援をしてくださっている。その応援を下さった方々に感謝とお礼の言葉を伝えたい。この小さなホテルには、そんな人々の愛がたくさん集まって来ている。訪れる人々が幸せになれるホテルでありたい。

沖縄の空の下から、感謝と愛を贈らせていただきます。